東奥日報社は15、16の両日、青森市の県観光物産館アスパムで「うまい森 青いもりフェアin青森」を開く。参加21市町村などの計29ブースが出展し、旬の味覚や自慢の名産品が集結する。青森県の豊かな食の魅力を発信し地域活性化を目指すイベントで、今年で10年目。今回初登場となるのは、つがる市の「にんにく塩こうじ」を使った「にんにく塩こうじからあげ」(同市、あるびょん亭)、こうじ南蛮「甘辛じゃん醤(じゃん)ノーマル」(十和田市、ありがとう笑店)、青森市浪岡産のリンゴを使った「まるっとベーグルラスク(り…
吉田栄作・土屋アンナ・吉田要士が、クリスマスイブの夜に再び奇跡を起こす! 待望の再演、ミュージカル『クリスマス・キャロル』〜Nation Tour 2025〜 稽古場取材会を開催!
2025年11月16日、東京・福生市民会館のプレビュー公演から、青森、北海道、熊本、長崎、鹿児島、鳥取、東京、愛知、岐阜、愛媛、大分にて上演するミュージカル『クリスマス・キャロル』〜Nation Tour 2025〜の稽古場取材会が11月6日に開催された。
本公演は、チャールズ・ディケンズ原作の同名小説を、西田直木(演出・台本・音楽)がミュージカル化。守銭奴で嫌われ者のスクルージは、クリスマスイブの夜に幽霊となって現れたかつての共同経営者マーレイから「欲に取り憑かれた人間は死後の世界で悲惨な運命を辿る」と宣告される。恐れおののくスクルージ。マーレイは彼を改心させるべく、過去・現在・未来を辿る時間旅行を提案する。クリスマスイブの夜に起きた奇跡を描く、心温まるミュージカルだ。
最初に公開されたシーンは、過去のクリスマスの精霊に導かれたスクルージが、青年時代の自分が愛する女性イザベラにプロポーズをする瞬間を見て、若き日の愛情をよみがえらせるシーン。欲ではなく、愛に満ちていたかつての自分を見つめるスクルージの心震える様子を繊細に演じる
...more吉田栄作。土屋アンナの優しく温かな歌声もとても新鮮だ。続いては、時間旅行を終えたスクルージと、吉田要士が扮する親友マーレイが歌うクライマックスのシーンへ。ふたりの絆を感じさせる豊かな歌声が稽古場に響いた。そして全キャストがクリスマスナンバーにのせて歌い踊る楽しいカーテンコールが披露された。
公開稽古後、スクルージ役の吉田栄作(以下、栄作)、“三人の女”を演じる土屋アンナ、マーレイ役の吉田要士(以下、要士)が取材会に登壇した。
3年ぶり、2度目のスクルージ役を演じる栄作は、「前回は2022年、コロナ禍での全国ツアーでした。千秋楽に“近い将来、もう一度この作品をやらせていただけたら嬉しい”と思っていたので、こうして実現できたことが嬉しいです。再演で難しいのは新鮮さを保つこと。新鮮さ=進化することだと思うので、稽古を積み上げております」と熱く意気込みを語った。
2度目のミュージカル出演となる土屋は、スクルージに関わる三人の女性を演じ分ける。「ご存じのように普段は自分の人柄に合わせたかのような激しい役が多く(笑)、イザベラのようなおっとりした品のある役をどう演じたらいいのか!」と頭を悩ませたことを告白。だが「イザベラの気持ちに寄り添うことで自然とその役になれたら」と新たな役へのチャレンジに意欲を見せた。「墓掘り婆さん役はイメージ通りで、全てを捨てています!」とカメラに向かって噛み付くように言うと、栄作&要士は爆笑。栄作は「ショーガール役はイメージ通りでカッコいいですよ」とフォローも忘れなかった。
要士は「毎日幸せな気持ちで稽古場に通っています。栄作さんから出てくるエネルギーこそ新鮮で、自ずと新しい気持ちになっています」と、自身のSNSでも楽しい稽古場であることを日々発信しているという。本作ではキャストの歌唱指導も務めており、「栄作さんは稽古初日から完璧でした。言うことがない!」と手放しで絶賛。すると栄作から「結構言われたよ?“もう少し、こう…!”って」とツッコミが。「スタートの位置が高すぎたので、欲が出た」とのこと。実際、前回を経て、より意欲的に歌唱稽古に取り組む栄作の姿勢に、演出の西田共々、日々感動しているという。土屋に関しても「今まで歌っていなかったであろう歌唱方法も多いのですが、クラシック寄りの楽曲も見事に歌いこなしています」と二人の歌唱を称えた。
全国各地の楽しみにしていることは、「おいしいもの!」と声を揃えた3人。「前回行けなかった新しい土地にも伺うので、名物が楽しみですね。函館から鹿児島まで、日本列島おいしいものばかりですから」と栄作が言えば、土屋は「道の駅に行きたい!鰹節とかつまみとか、色々買いたいな」と買い物欲を覗かせた。
本作を誰に観に来てもらいたいかという質問には、栄作は「家族には観てほしいですね」とファミリー愛を感じさせた。土屋は「子供たちに見せてあげたい。スクルージさんの心の変化に、子どもたちも学ぶことがいっぱいあるはず」と母の顔を、要士は「母校の生徒が観劇に来ることになっています」とやさしい先輩の顔を、それぞれのぞかせた。
クリスマスの思い出を尋ねられると、栄作は「たしか4歳ぐらいの時に、家族でささやかなクリスマスをしていたら、サンタクロースが来たんです。プレゼントをたくさん出して、ひとつ選ばせてくれました」と家族団らんの思い出を披露。土屋は「クリスマスは家族で過ごすので、料理をたくさん作ります。小さい頃はサンタさん用のクッキーと牛乳を置いて、サンタクロースが食べてくれるのを確認していました。牛乳が半分残っていて“全部飲んでよ!”と思った」と笑わせた。要士は「3歳の12月に引っ越しをして、新居のドアを開けたらお菓子の詰まったサンタの靴が置いてあったんです。すごく嬉しかったのを思い出しました」と声を弾ませた。今年のクリスマスをどう過ごすかという質問には、土屋が「精霊役の真樹めぐみさんの誕生日が12月24日なので、みんなでご飯食べられたらいいな」と提案。それを受けた栄作が「いいね。そうしたら25日は二日酔いだ(笑)。でも少しは飲もうかな、家でね」と千秋楽翌日のクリスマスに思いを馳せると、土屋も「私も25日にはご飯作ります。二日酔いで(笑)」と、両者、家で待つ家族に思いを寄せた。「僕は一人さみしく過ごそうかな…」と要士がいじけると、「土屋家に行ったら?(栄作)」「いいよ、おいでよ!(土屋)」と盛り上げた。
役との共通点を尋ねられると、栄作は「あの時の自分には戻りたくない、あの時のあの人に謝りたい、きっと誰の心の中にもスクルージの思いはあると思います」と、本作が誰もが共感できる作品であることをアピール。土屋は「イライザは品があるけど考え方は強い。そこは共感する部分なので、気持ちを重ねてセリフが言えます」。要士は「母校の校訓“人になれ 奉仕せよ”がこの作品のメッセージとピッタリ。そのまま伝えることが使命だと演じています」と三者三様、真摯に役への想いを語った。
最後は、お客様へメッセージを。
栄作「クリスマスムード満載の、華やかで、楽しくて、ちょっと悲しくて。子供から大人まで楽しめる作品です。11月16日の福生から全国を回り、クリスマスイブの大分まで、あなたの街に伺います。大切な人と見ていただいて、2025年のクリスマスの思い出にしてください。劇場でお待ちしております」
土屋「稽古場でも涙したり笑ったり、感情を揺さぶられる作品です。多くの方に “観に行ってよかったね”と言ってもらえるよう一生懸命やりますので、ぜひぜひ遊びにきてください!」
要士「最高に幸せな気持ちになれる作品です。それを皆様と分かち合うことができればと思っております。ぜひ劇場にお越しください」
<STORY>
1843年のクリスマスイブ。ロンドンの下町で悪どい商売をしている守銭奴のスクルージは、街中の人から嫌われていた。
その日の夕方、使用人のボブが給料の前借りを頼みに来た。
実はボブの息子のティムは難病に侵されていて、今年が家族全員で迎えられる最後のクリスマスと覚悟し、少しでも幸せな思い出をつくるためであった。
その夜、スクルージは例年通り孤独なクリスマスを過ごしていた。
すると突然、7年前に亡くなった共同経営者であったマーレイの亡霊が現れた。マーレイは「欲に取り憑かれた人間は死後の世界で悲惨な運命を辿るぞ」と言う。恐れおののくスクルージに、マーレイは最後のチャンスとして、自分の行いを客観的に見る為に、時間旅行へ行こうと提案する。
渋々、クリスマスの精霊達と共に旅立つスクルージ。
美しくも切ない時間旅行の中で、スクルージは最愛の人・イザベラとの別れ(過去)を再び体験し、楽しさと悲しさのクリスマスの世界(現在)を目の当りにし、想像を遥かに超えた死後(未来)に苦悩する事になるが…
さあ、あなたと旅する奇跡の12時間…結末はあなた自身の心で見つけてください。
原作 チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」より...
青森県内各地で6日、クマの目撃情報が相次いだ。(発表は各市町)▽南部町=午前8時15分ごろ、鳥舌内地区の鳥舌内すこやかセンター付近で親子とみられる成獣1頭と子グマ2頭。▽深浦町=午後0時10分ごろ、北金ケ沢地区のJR五能線榊原踏切付近で子グマ2頭。体長不明。▽弘前市=午後3時50分ごろ、小沢井沢の墓地公園付近で体長不明の1頭。▽青森市=午後4時半ごろ、油川小学校から南へ約650メートルの天田内川河川敷で体長1メートルと50センチの2頭。▽八戸市=午後10時半ごろ、尻内町上張田、八戸西スマートイ…
昨年度、青森県を含む東北地方で発生した大型車の車輪脱落事故は36件に上り、全国10地区で最多だったことが6日、東北運輸局青森運輸支局への取材で分かった。過去5年の事故件数を見ると、冬タイヤに交換する時期と直後の11月~翌年1月に集中している。関係者は、一定の距離を走った後に再びナットを締め直す「増し締め」の必要性を訴える。本格的な降雪期を前に、青森運輸支局は6日、青森市鶴ケ坂の国道7号で、大型車の車輪の状態などを確認する街頭点検を行った。県トラック協会など関係団体からも約30人が参加。大型車を…
7日は冬の始まりとされる立冬。6日の青森県内は高気圧に緩やかに覆われ、おおむね小春日和の穏やかな一日となった。青森地方気象台によると、各地の最高気温は、三戸19.6度、弘前18.0度、青森17.8度、十和田17.6度、野辺地17.5度、八戸15.5度など、平年より1~5度ほど高かった。青森市勝田の平和公園では同日、ケヤキやサクラ、モミジなどが鮮やかに色づき、雪囲いなどの冬支度が始まっていた一方で、陽気に誘われるように市民らが散策に訪れた。近くの青森認定こども園の0~2歳児の園児らはワゴンに乗せ…