米国のトランプ大統領は14日、首都ワシントンで行われた陸軍創設250年を祝うパレードで、陸軍について、「最も偉大で、最も激しく、最も勇敢な戦闘部隊」と称賛した。
トランプ氏は「何度も何度も、米国の敵は、もしあなたが米国民を脅かすなら、我々の兵士が襲い掛かって来るということを学んだ。あなたの敗北は確実であり、あなたの終焉(しゅうえん)は最終的なものであり、あなたの没落はまったく完全なものとなるだ...
米国民の10人中4人以上が、共和党と民主党のどちらも物事を成し遂げられない、あるいは強力なリーダーシップがないと考えていることがわかった。こうした広範な疑念にもかかわらず、両党の間には重要な違いがあると感じている国民が増えている。調査会社SSRSが実施したCNNの世論調査で明らかになった。
第2次トランプ政権発足から数カ月がたち、世論が落ち着きを取り戻しつつある時期に行われたこの世論調査では、...
トランプ政権の国土安全保障省クリスティ・ノーム長官が、米名門ハーバード大学の留学生受け入れを停止すると発表したことが波紋を拡げています。なぜこのような発表を出すに至ったのでしょうか? メルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』の著者・大澤裕さんは今回、日本のメディアがほとんど伝えない、米トランプ政権側からの説明を紹介。あなたは、この留学生受け入れ資格の停止についてどう思いますか?
ハーバード大学の留学生受け入れ資格停止
米国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官がハーバード大学の留学生受け入れ資格を停止すると発表しました。
マスコミも大々的にとりあげています。学問の自由の侵害、思想弾圧等の批判です。
しかし支持する米国人はいます。なぜなのでしょう? また、なぜクリスティ・ノーム長官はハーバード大学の留学生受け入れ資格をはく奪したのでしょう。
彼女自身がソーシャルメディアXでハーバード大学への警告メールを公開しています。
その中で、以下の記録を出さなければ留学生受け入れ資格を停止すると言っていたのです。
ハーバード大学が保有する、公式または非公式を問わず、過去5年間にハーバード大学に在籍した非移民学生による、キャンパス内またはキャンパス外での「違法行為」に関するすべての記録(電子記録、音声または動画を含む)。
ハーバ
...moreード大学が保有する、公式または非公式を問わず、電子記録や音声・動画記録を含む、過去5年間にハーバード大学に在籍した非移民学生による、キャンパス内またはキャンパス外での「危険なまたは暴力的な活動」に関するすべての記録。
ハーバード大学が保有する、公式または非公式を問わず、電子記録および音声または動画を含む、過去5年間にハーバード大学に在籍していた非移民学生による、キャンパス内またはキャンパス外における「他の学生または大学職員に対する脅迫」に関するすべての記録。
ハーバード大学が保有する、過去5年間にハーバード大学に在籍していた非移民学生による、キャンパス内またはキャンパス外における「他の学生または大学職員の権利の侵害」に関する、公式または非公式のすべての記録(電子記録および音声または動画を含む)。
過去5年間にハーバード大学に在籍していたすべての非移民学生の「懲戒記録」。
ハーバード大学が保有する、いかなる「抗議活動」に関する音声または動画記録。
解説
この情報提供要求、伝えられるような学問の自由の侵害・思想弾圧とは思えません。
私から見ると1.「違法行為」2.「危険なまたは暴力的な活動」3.「他の学生または大学職員に対する脅迫」4.「他の学生または大学職員の権利の侵害」5.「懲戒記録」に関与した留学生の情報提供を求めるのは理解できます。
とくに1は当然の要求でしょう。学問の自由を楯に違法行為をした外国人学生を保護するのは間違っています。
クリスティ・ノーム長官の要求で問題は6です。
「抗議活動」に参加した学生の名前を開示請求するというのは、該当者が米国市民であれば、明白に許されないでしょう。
もし私がハーバード大学の担当者なら1の情報はすぐに提供します。2~5は程度を判断して情報提供するでしょう。6は反対です。
クリスティ・ノーム長官の要求も行き過ぎですが、ハーバード大学の反応にも疑問があるのです。これは日本のマスコミでは指摘されないことです。
しかし米国の報道では論調にも一定の歯止めがかかります。警告手紙をXで公開しているので、トランプ政権側の見方も多少は報道をせざるえないのです。
クリスティ・ノーム長官のハーバード大学への警告を原文で読む日本人はまれでしょう。それで日本の新聞・TVではトランプ政権側の説明をしないのです。
(ただ、この件については日本のいくつかの報道でも「ハーバード大学側に違法行為、危険または暴力的な活動の情報を求めた」とありました。注意深く記事を読む人なら「あれ、これってそれほど変な要求か?」と思った事でしょう。進歩です)
PS2年前、慶應に大学院留学しているインドネシア人女性から聞いた話があります。
彼女がハーバード大学の友人に会いにいったときに、大学キャンパス内で「反イスラム教徒」のデモ・集会があったそうです。
それがあまりに過激で、ヒジャブ(イスラム女性の顔被り)をしていた彼女は身の危険を感じたそうです、で、友人女性と大学の事務室に「あまりにひどいデモだ」と抗議したそうです。しかし、「学問・表現の自由」と相手にされなかったそうです。
で、彼女は反米でした。その時の彼女の深刻な顔を思い出しました。世界は単純ではないです。
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