中国の王毅(ワンイー)共産党政治局員兼外相は14日、イランのアラグチ外相、イスラエルのサール外相と相次いで電話で協議した。王氏はイスラエルによるイランの攻撃を非難し、緊張緩和に向けて「建設的な役割を…
共産党秋田県委員会は13日、参院選秋田県選挙区に立候補を表明している現職で無所属の寺田静氏(50)を支援することを明らかにした。 藤本友里委員長は県庁での記者会見で「寺田氏が示している医療介護従事者…
徹底した情報統制が敷かれている中国。そんな隣国で今、当局による「焚書」同様の行為が大々的に執行されている事実をご存知でしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、相次いで実施されている「掃黄打非」なるキャンペーンの全貌を伝えるニュースを紹介。さらに焚書からホロコーストへと突き進んだナチスドイツを例に上げ、習近平政権の暴走を危惧しています。※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:【中国】いまなお続く中国の焚書、人を焼く日も近いか
人を焼く日も近いか。いまなお続く中国の焚書
● 中國銷毀逾6萬件「非法出版物」 知情人士曝:包含台灣書籍(中国、6万点を超える「違法出版物」を廃棄 関係者が明かす:台湾の書籍も含まれる)
中国の福建省と四川省で、相次いで「掃黄打非」キャンペーンが実施され、現地当局は各地で押収した違法書籍、違法新聞・雑誌、海賊版CDなど違法出版物を一括処分しました。福建省では2万点以上、四川省では4万点以上が処分されたそうです。
「掃黄」は、「エロを一掃する」ということで、「打非」というのは国家の安全を損ねる非合法出版物の取り締まりのことです。要するに、ポルノなどの有害図書、海賊版などの不法な出版物をとりしまろうという運動です。
中国メディアの報道によると、福建省「掃黄打非」事務局、福州税関、海峡出版発行グ
...moreループは6月3日、共同で「著作権侵害・海賊版および違法出版物の集中廃棄活動」を開催しました。福建省宣伝部、公安庁、文化観光庁、市場監督管理局、郵便管理局など関係機関の代表が現場に参加し、2万点を超える各種違法出版物をその場で廃棄したとのことです。
また、四川省でも「2025年全省違法出版物集中廃棄活動」が開催され、現場で4万点を超える違法出版物が廃棄されました。
ここまでの話からすると、ポルノなどの有害図書や海賊版といった著作権侵害の書籍を廃棄しただけだと思えます。
しかし、廃棄現場には台湾から郵便物として輸入された繁体字の書籍が山積みになっていたものの、書籍の内容については明かされていないということが、関係者からの話で判明しています。
要するに、台湾の政治的な書籍など、中国にとって都合の悪い本を「ポルノ同様の有害図書」として、焚書していたということなのです。
報道によると、中国福建省は近年、出入国違法出版物の取り締まりを強化しており、2024年以降、福建省では合計280万点を超える各種違法出版物、印刷物、音像製品を没収し、520件を超える行政処分・刑事事件を処理したそうです。
また、福建省福州市では2024年に「国境の政治安全を強化する」をテーマにした違法出版物の集中廃棄処分を実施し、輸入郵便物から押収された政治安全を脅かす書籍、音像製品、違法な新聞・雑誌、宗教関連書籍などを廃棄処分してきました。
現地政府は「郵便物ルート」が税関の監視・取締りの重要対象であると指摘したそうですが、要するに、中国では郵便物の中身まで政府が確認し、取り締まっているということなのでしょう。
また、四川省も2024年以降、全省の違法出版物・情報拡散活動を厳しく取り締まっているそうです。
人民を愚民化した上で殺戮してきた中国共産党
中国は思想統制、言論統制を行っている独裁国家ですから、言論の自由がないのは当然であり、中国共産党にとって害になる書籍は、当然ながら没収、廃棄の対象となります。
ドイツの詩人ハインリヒ・ハイネは、「本を焼くものは、やがて人間も焼くようになる」と述べましたが、そのドイツではナチスドイツ時代にナチズムの思想に合わないとされた書物を焼き払い、反ユダヤ主義が高まり、ホロコーストへと突き進みました。
中国はドイツ以上に焚書坑儒の国です。本を焼くと同時に、人間も焼いてきた歴史を繰り返してきました。秦の始皇帝による焚書坑儒が有名ですが、このとき焼かれたのは儒家の書物であり、儒学者が生き埋めにされました。儒家が過去の時代を理想化して、秦の政治に否定的だったからです。
また、政敵が書いた文章をわざと曲解し、処罰して抹殺するといった「文字獄」もよく行われてきました。たとえば明の時代には、「天有常道矣」(天に道あり)という言葉の「動」が「盗」と同音だから、「天」すなわち皇帝を盗人だと貶めているという屁理屈で、多くの文人達が処罰されてきました。
そして現在でも、有害図書との名分で、多くの図書を焚書しているわけです。中国共産党はこれまでも情報をシャットアウトして人民を愚民化し、そのうえで殺戮してきました。これからもますます人を焼くでしょう。
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国内の適正なドナー確保の仕組みの構築と違法な海外移植の防止をテーマにした国際シンポジウムが東京都内で開催。中国共産党による臓器収奪に対して、米台のような透明性のある制度改革と法的枠組みの導入が急務であるとの意見が相次いだ。
「脱出(escape)」の意味から命名された台湾の会社が作ったゲームを巡り、中国当局が神経をとがらせている。ユーザーは台湾やチベット、ウイグルなどの「所属先」を選び、共産党政権を打倒するシナリオで遊べるためだ。分離独立を絶対に許さない強硬姿勢の中国政府にとって「たかがゲーム」とはいかず、芽を摘みたいようだ。欧米メディアが報じた。