鹿児島県・屋久島沖での米軍輸送機オスプレイの墜落事故を受け、千葉県木更津市は30日、陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備されているオスプレイと同駐屯地に定期機体整備のため飛来する米海兵隊のオスプレイについて、原因究明と安全が確保されるまで飛行を中止するよう、防衛省北関東防衛局に口頭で要請したことを明ら
恐れていた事態が、現実になった。 国内外で事故やトラブルが相次ぐ米軍輸送機オスプレイが鹿児島県・屋久島沖に墜落し、一部搭乗員の死亡が確認された。国内では初の死亡事故だ。陸上なら大惨事の恐れもあった。 事故機は横田基地(東京)所属だが、オスプレイは米軍普天間飛行場(沖縄)にも配備されており、陸上自衛隊も導入している。各配備地や飛来地などの自治体、住民に与えた不安は極めて大きい。 米軍は直ちに飛行を停止し、原因の徹底究明と再発防止に全力を挙げなければならない。
鹿児島県の屋久島沖で29日に起きた米軍輸送機CV22オスプレイ(横田基地所属)の墜落事故を受け、青森県東北町の長久保耕治町長は30日、三沢市の三沢防衛事務所を訪れ、原因が解明されるまでの間は訓練や飛行を中止するよう米軍に要請した。町内にある小川原湖では2021年以降、米軍がオスプレイの機体を使って計13日間訓練を行ってきた。水面に浮かんでいる人をつり上げたり、水面ぎりぎりを飛行したりする内容の訓練が確認されている。衞藤剛所長に要請文を手渡した長久保町長は「あってはならない事故。住民の理解があっ…
陸上自衛隊トップの森下泰臣・陸上幕僚長は30日の記者会見で、米空軍の輸送機CV22オスプレイが鹿児島県・屋久島沖で墜落した事故を受けて、陸自が保有するオスプレイ14機の入念な点検と搭乗員への必要な安全教育を速やかに実施するよう求める通達を部隊に出したことを明らかにした。
鹿児島県・屋久島沖での米軍輸送機オスプレイの墜落事故を受け、福岡県柳川市の金子健次市長は30日の記者会見で「米軍は不時着と言っているが、墜落。安全担保が最優先だ」と懸念を示した。同市は陸上自衛隊輸送機オスプレイの配備計画がある佐賀空港に近く、悪天候による視界不良時などに同市上空も飛ぶ予定。