石油輸出国機構(OPEC)は3日、加盟・非加盟国でつくる「OPECプラス」の有志8カ国による自主減産の縮小を1カ月延期すると発表した。12月末まで現在の減産幅を維持する。中国などで需要が伸び悩み、世界経済も先行き不透明感が増す中、引き続き供給を絞って相場を下支えする狙いとみられる。
石破茂首相は1日、就任から1カ月を迎えた。同日夜、首相官邸で記者団の取材に「本当にめまぐるしい1カ月だった」と振り返り、衆院選での与党過半数割れを踏まえ、「民意を厳粛に謙虚に受け止めて、丁寧に謙虚に…
日銀は31日、金融政策の現状維持を決めた。植田和男総裁は記者会見で12月の次回会合での利上げを排除しない姿勢を示したが、日米の政治情勢は極めて不透明で物価や経済の動向は読みにくい。今後、利上げを急ぐべきか様子を見るか、植田日銀は難しい対応を迫られそうだ。
日銀は31日の金融政策決定会合で、政策金利(無担保コール翌日物)を0・25%程度とする現行の金融政策の枠組みを維持すると決めた。11月5日に米大統領選を控えており、国内も政治が不安定で金融市場は不透明感が強まっている。利上げを急がずに、経済・物価動向などを見極めることにした。【浅川大樹】
30日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午前8時40分現在、前日比02銭円高ドル安の1ドル=153円30~40銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1・0810~20ドル、165円82~92銭。