米ドジャース専門メディア「ドジャースウエイ」(ウェブ版)が、佐々木朗希投手(ドジャース、23)をめぐるデーブ・ロバーツ監督(52)の「最新情報」に不信感をあらわにした。
旧態依然とした保守派が跋扈する自民党の総裁に石破茂氏が選出された際、「改革派」としての手腕発揮を熱望した多くの国民。『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』等の著作で知られる辻野晃一郎さんもその一人でしたが、まったくの期待外れに終わったと言います。辻野さんは7月から全体構成をリニューアルしたメルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~』で今回、石破氏が首班を務める自公政権を終わらせなければならない理由を記事化。5度目の挑戦で首相の座を手にした石破氏がいかに一国の宰相として不向きであるかを、具体例を上げながら解説しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:参院選特集(全4回)「石破政権と自公政権を終焉に」
プロフィール:辻野晃一郎(つじの・こういちろう) 福岡県生まれ新潟県育ち。84年に慶応義塾大学大学院工学研究科を修了しソニーに入社。88年にカリフォルニア工科大学大学院電気工学科を修了。VAIO、デジタルTV、ホームビデオ、パーソナルオーディオ等の事業責任者やカンパニープレジデントを歴任した後、2006年3月にソニーを退社。翌年、グーグルに入社し、グーグル日本法人代表取締役社長を務める。2010年4月にグーグルを退社しアレックス株式会社を創業。現在、同社代表取締役社長。また、2
...more022年6月よりSMBC日興証券社外取締役。
石破首相自身にも問題山積。即座に終焉に追い込むべき自公政権
お知らせ通り、今号からメルマガの全体構成を変更しました。「今週のメインコラム」では、引き続きさまざまなテーマについて深堀りしていきたいと思いますが、一回で書き切れないテーマは連載でお届けします。
さて、7月20日には参院選が行われます。そこで、今月は「参院選特集」を組むことにしました。本メルマガは毎週金曜日にお届けしていますが、次回11日、18日は参院選前、25日は参院選後ということになりますので、今月は4回にわたって参院選に注目したいと思います。
まず、ストレートに言いますが、今の石破茂氏を首班とする自公政権は終わりにしなければならないと思います。もちろん、今度の参院選で一気に自公政権を終わらせることは必ずしも現実的ではありませんが、後から振り返れば、少なくとも自公政権終焉のきっかけとなるような選挙になることを期待しています。
政治家というより政治評論家と言った方がふさわしい石破氏
まずは石破首相自身の問題です。もともとは、自民党の党内野党的な立場で、孤立しても正論を吐き続けてきた人でした。そして、5度目の挑戦にしてようやく首相になったわけですから、腐敗し切った自民党の立て直しや、長期にわたる悪政で荒んだ国家の再興に向けて、これまでの流れとは一線を画した政権運営を期待しましたが、まったくの期待外れに終わりました。
石破氏は、政治家というよりはむしろ政治評論家と言った方がふさわしいと思います。口先ばかりで決断力や実行力が無く、いつも出来ない理由ややらない理由をダラダラと述べるばかりです。
批判を悪口と捉え周囲にボヤき続ける「胆力」の無さ
この人を見ていてまず思うのは、その「幼児性」です。田中角栄を政治の師と仰ぐと言われますが、以前、本メルマガで、秘書官として田中角栄と一緒に「列島改造論」をまとめ上げた小長啓一さんから直接伺った田中角栄の話を紹介したかと思います。
【関連資料】政治のリーダーシップ – 田中角栄氏を偲びながら -(小長啓一)
小長さんは、角栄の「構想力」「交渉力」「決断力」「実行力」「説得力」「人間力」は群を抜いていたと絶賛していました。このどれをとっても、石破氏は持ち合わせていません。
その角栄は、どんなに批判されても、「政治家は悪口を言われるのが商売」と泰然としていましたが、石破氏は批判を悪口と捉え、ひどく気にして周囲に「なぜ悪口ばかり言われるのか」とボヤいているそうです。「胆力」がないのでしょう。
長期化する異常な物価高に対してもまったく無策で、消費税減税は頑なに拒み、露骨な選挙対策的少額給付を誇らしげに打ち出す姿は国民の反発を招く一方で、批判が高まるのは当然です。
そもそも、「政府として現金給付を検討している事実はない、そのような財政状況にはない」と6月11日の党首討論で断言しておきながら、その翌々日には給付を宣言しました。田中角栄は、「約束したら必ず守れ、出来ない約束はするな」とも言っていましたが、これは「嘘をつくな」という教えでしょう。しかしこれでは、石破氏の発言を信じる人など誰もいなくなります。
また、先ほども触れましたが、石破氏は「疲れている」とか「寝ていない」といったボヤきが多く、それだけでもリーダーには不向きです。さらに、「楽しい日本」というスローガンを掲げながら、終始楽しく無さそうな仏頂面をしているのもリーダー向きではありません。
上に立つ人物は、普段の表情にも責任を持たねばなりません。いつも不機嫌そうに人を睨みつけるような目つきで、口をへの字にしているようでは、やはりリーダーとして失格です。
「ボッチ」「コミュ障」などとも揶揄される外交能力の欠如
致命的なのは、外交がまったく出来ないことです。G7などでも、各国首脳とにこやかに談笑するような姿はほとんど見られず、そのような場でも一人で着席してスマホをいじっているような光景が目につきます。「ボッチ」「コミュ障」などとも揶揄されますが、たとえ社交が苦手であっても、一国のトップになった以上、社交的に振る舞うのは義務です。
G7のような場では、セレモニーのような「会議」よりも、休息時間などでの各国首脳との「雑談」の方がむしろ重要とすら言えます。直接フランクに対面することによって人間関係を作り、その後はいつでも電話一本で話が出来るようにしておかねばなりません。
「アメリカとの関税交渉の遅れ」という挽回不能な大失点
そして、外交において既に挽回不能な大失点になりつつあるのが、米国との関税交渉の遅れです。赤沢亮正経済再生担当大臣を交渉団長にして既に7回もの交渉を続けながら、まったく何の進展もなく、ついにトランプ大統領からは交渉打ち切りとさらなる高関税をほのめかされる始末です。
日本の輸出総額に占める米国の比率は、財務省の24年度貿易統計によると、約107兆円のうちの21.3兆円で19.9%ですが、実際にトランプ大統領が言っているように交渉打ち切りの手紙が届くようなことになれば大失態と言えます。
だいたい、赤沢大臣は、ベッセント財務長官などとの事前のアポなしで渡米していることを会見で打ち明けていますが、そんな行き当たりばったりなことをしていたとはまさに驚きです。我が国はいつからそんな杜撰な外交をやるようになったのでしょうか。これでは外務省が機能不全になっていると言われても仕方ないでしょう。
【関連動画】https://x.com/PoppinCoco/status/1940022285475209239
【ピストン赤沢】赤沢大臣さん、国民の血税を使った度重なるトランプ関税交渉名目の渡米は、相手との調整は全く関係無しの一方的な「押しかけ」だったことを大暴露してしまう。
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— Poppin Coco (@PoppinCoco) July 1, 2025
【関連記事】アポなし訪米「成功率100%」 赤沢氏、関税交渉巡り
トランプ政権も神経を尖らせる「親中」「媚中」姿勢
さらに、石破政権は「親中」「媚中」とも言われ、トランプ政権も神経を尖らせていますが、石破首相のみならず、岩屋毅外務大臣の言動にも不信感が募るばかりです。中国寄りの言動が目立つ人物ですが、先日日経新聞がスクープした合成麻薬「フェンタニル」の件に関する岩屋氏の発言もピントのズレたものでした。
長くなるので今回はフェンタニルの詳細については割愛しますが、オピオイド系の合成麻薬で、がん痛などの鎮痛剤としても使われるものです。モルヒネの数十倍から100倍程度の効力があると言われ、依存性が強く、致死量はわずか2ミリグラムとされ、この薬の乱用で米国では2023年だけで11万人が死亡したと言われています。
中国製のフェンタニルがメキシコやカナダ経由で米国に流入しているということで、フェンタニルの米国内への流入を食い止めるということが、トランプ大統領が国境警備を厳しくしている理由の一つにもなっています。
そしてなんと今回、このフェンタニルを米国に密輸する中国組織の拠点が名古屋にあったということを日...
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