記事のポイント
TikTokは、ライブ配信による日次収益が1000万ドルに達し、全体の8割以上が小規模クリエイターによるものとわかった。
TikTokはエージェンシーと連携し、レベル別報酬制度やトレーニングでライブ配信を促進している。
ライブ配信は、eコマースにおける製品販売と収益獲得の有力な手段として、クリエイターに浸透している。
TikTokが、ライブ配信ツールの収益性をアピールすべく、クリエイターとエージェンシーに積極的に働きかけている。
TikTokによれば、同プラットフォームでクリエイターがライブ配信を通じて生み出している収益は、1日あたり合わせて1000万ドル(約14億4000万円)に上るという。この金額は、同社が4月24日にニューヨーク市の本社でクリエイター、エージェンシー、報道関係者を招いて開催した交流イベントで発表されたものだ。
このイベントは、クリエイターにライブ配信サービスのさらなる活用を促すために、TikTokがニューヨーク本社で定期的に開催している対面の交流イベントのひとつだ。TikTokはライブクリエイター向けのサービスとツールを強化し続けており、4月9日には「TikTok LIVE(ティックトック・ライブ)」を利用するクリエイターとクリエイターネットワークのために、専用のDiscord(ディスコード)サーバーを立ち上げた。また、ウェビナーや
...more Zoom(ズーム)でのオンライントレーニングも4月初旬に開始した。そして今、同社はこの取り組みをさらに加速させたい考えのようだ。
月間300万ドル規模の収益を上げるネットワークも
TikTokがクリエイター収益化プラットフォームのビーコンズAI(Beacons.ai)と共同で開催した4月24日のイベントでは、TikTokの担当者が参加者とカクテルや軽食を交えながら、クリエイターやエージェンシーが同社のライブ配信サービスで得られる収益の規模を統計データで説明していた。
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2025年5月12日
株式会社 電 通
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑)は、2024年2月より提供してきたAIコンセプト開発ソリューション「AIQQQ Studio(アイキュースタジオ)※1」を大幅に刷新し、進化版として本日より、本格提供を開始します。 新たに独自開発したAIブレストシステム「AIQQQ FLASH(アイキューフラッシュ)」とAIペルソナシステム「AIQQQ TALK(アイキュートーク)」を搭載し、これらのシステムを活用したワークショッププログラム「AIQQQ SESSION(アイキューセッション)」の提供が可能になりました。これにより、事業やサービスのアイデア創出からコンセプト開発までのプロセスが高度化します。
企業の成長と競争力の維持のためには、新規事業やサービスの継続的な開発が不可欠です。しかし、そのために必要なアイデアの創出には、組織文化やブランドの世界観にとらわれることによるマンネリ化やブレークスルーの困難さがあり、多くの企業で課題視されています。既存業務に追われ、市場環境や顧客ニーズの多様化に迅速に対応するための時間が割けないこともその原因となっており、企業にとって効率的に革新的なアイデアを創出する方法を見いだすことは極めて重要な課題と言えます。
これを解決する鍵とな
...more るのが生成AIの活用です。生成AIは、テキスト、画像、音声、動画など多様なコンテンツを自動生成する技術であり、その「バリエーション」と「スピード」はアイデア創出の質の向上と効率化に大きく貢献します。「AIQQQ Studio」の進化版には、国内電通グループの独自AIとクリエイターの知見を掛け合わせた「AIQQQ FLASH」と「AIQQQ TALK」が搭載されており、大量のアイデアの開発と検証を行うことができる点にその特徴があります。
<AIQQQ FLASHサービス内容>
「AIQQQ FLASH」は、当社が長年培ってきたクリエイティブな思考法と膨大なデータを学習したAIの活用により、斬新なアイデアを高速生成するAIブレストシステムです。この独自AIの活用により、従来のAIでは難しかった既成概念にとらわれないアイデアを生み出します。
<AIQQQ TALKサービス内容>
「AIQQQ TALK」は、当社独自の生活者データを活用して、顧客ペルソナをリアルに再現するAIペルソナシステムです。これにより、まるで実際の顧客にインタビューしているかのような、質の高い顧客反応のシミュレーションを行うことができます。 <AIQQQ SESSIONサービス内容>
「AIQQQ SESSION」は、「AIQQQ FLASH」と「AIQQQ TALK」を活用したワークショッププログラムです。アイデア生成から検証、ブラッシュアップまでを約1カ月で集中的に行い、AIペルソナとともに数百ものアイデアを検討することで、短期間で質の高いコンセプト開発を実現します。
「AIQQQ SESSION」には、次のメニューを用意しています。
1.AIQQQ SESSION for Innovation
新規事業や新商品コンセプトの開発
2.AIQQQ SESSION for R&D
研究開発部門などが持つ要素技術をもとに、ユースケースアイデアを開発
3.AIQQQ SESSION for IMC※2
コミュニケーションターゲット・コンセプト・施策アイデアを開発
このように「AIQQQ Studio」進化版は、アイデア創出の量、質、スピードを飛躍的に向上させ、企業のイノベーションを加速することに役立ちます。クリエイターによるディレクションや磨き込みにより、従来にはない新しい価値を創出します。
電通は今後も、生成AIの活用によるサービスの進化・拡充を推進することで、顧客の柔軟で持続可能なビジネス基盤の構築やより豊かな社会の実現に貢献していきます。
※1 AIQQQ Studio 公式サイトhttps://www.aiqqq.studio/
※2 統合型マーケティングコミュニケーション(Integrated Marketing Communication)。
講談社クリエイターズキャンプから出資を受けて個人開発として登場した『地罰』を、単体のゲームとしてフラットな視点でレビュー。敢えてゲーム発売までに関わる周辺状況へ目を向けず、アクションゲームとしての存在に迫ります。
著名エンジニアの中島聡氏が、「AIと医療サービス」に関する興味深いエピソードを紹介する。難病の「多発性硬化症」を患う知人の妻。最近の血液検査でいくつか異常な数字が出た。ところが主治医は「まだ何も断定的なことは言えないので、このまましばらく様子を見ましょう」と言うだけ。患者としては不安が募る。そこで知人が妻の検査結果をChatGPTに渡し調査させたところ、意外な“診断結果”が返ってきたという。(メルマガ『週刊 Life is beautiful』より)※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです
プロフィール:中島聡(なかじま・さとし) ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。
ChatGPTですらこれ。医療サービスはAIで劇的に進化する
先日、興味深い話を知り合いから聞きました。その人の奥さんは、多発性硬化症(MS:Multiple Sclerosis)という自己免疫疾患で、その進行を抑えるための薬を飲んでいるそうです。頻繁に血液検査などを行い、モニタリングをしているのですが、前回の検査でいくつか異常
...more な数字が現れたそうです。
かかりつけの医者は、「まだ何も断定的なことは言えないので、このまましばらく様子を見ましょう」と言ったそうですが、彼女は心配になり、ネットで色々と調べていると、肝臓癌や他の重大な疾患の可能性もあることが分かり、もの凄く不安になり、鬱状態になってしまったそうです。
そこで、私の知り合い(その人の旦那)は、最近の血液検査の結果すべてをChatGPTに渡し、ディープ・リサーチをさせたそうです。
その結果、ChatGPTは、「いくつかの数値は異常値であるものの、肝臓癌のような重い疾患であれば必ず現れる数字が出ていないので、それほど心配する必要はない。まずは、食事療法と運動で、その異常値を改善できるかどうか試みるのが良い」と丁寧な食事療法の解説と、綿密なエクササイズ計画を立ててくれたそうです。
さらに、「薬の副作用の可能性もあるので、服用している薬の量を半分にして様子を見るのも悪くない」とまで書いてくれたそうです。彼女は、その説明を読んで安心しただけでなく、前向きに食事療法とエクササイズに取り組むようになってくれたそうです。
これを聞いて、「人間の医者はいらない」とも「ChatGPTの言うことを聞くのは危険」とも思いませんが、少なくとも「患者に寄り添った説明をする」という面では、このケースでは、ChatGPTが医者を超えていると思います。
彼女の医者も、血液検査の数値を見てChatGPTと同様の結論に至ったのだと思います。しかし、医者が患者一人当たりに避ける時間は5~10分程度であり、「まだ何も断定的なことは言えないので、このまましばらく様子を見ましょう」という「おざなり」な答えしか返せないのです。
それに対して、ChatGPTのほうは、最新のGPUクラスターの計算能力を最大限に活かして、彼女だけのために数ページの詳細なレポートを書くことが、医者の人件費よりも桁外れに安くできてしまうのです。
ここにも、「AI-nativeなビジネス」のヒントが隠されています。「AI-nativeな医療サービス」とは単に医者をAIで置き換えるのではなく、このケースのように、人間の医者であればコスト的に不可能である、特定の患者のためだけにネット上で最新の情報や論文を検索し、数ページのレポートを書くことであり、それによって患者を納得・安心させることだったりするのです。(次ページに続く)
「AI-nativeな学習塾」の作り方(読者質問コーナーより)
小中高向けの塾を経営している先輩を、エンジニアとしてサポートしている者です。
生徒自身が動画や生成AIを活用して学習効率を上げることはできると思いますが、勉強が得意で能力が比較的高い子供は自らそれらを用いて学習できるのですが、自分で学習を進められない、理解がなかなかできない子供もいるのが現状です。
また、同じ説明を何回も繰り返さないといけない講師側の負担、そもそも塾講師の不足という課題などもあるのが実情でして、そこをAI講師で学習をサポートできればと考えております。
キーボードでの操作よりかは、できれば音声で会話しながらの双方向のコミュニケーションが理想的です。例として、1次関数などの問題を、生徒が質問を何回も繰り返しても、AI講師がモニターなどで図を示しながら 何度でもその生徒が理解ができるまで説明を繰り返してくれるようなイメージです。
中島さんのメルマガでも Claude for Education の紹介がありました。現状は主に大学がターゲットのようで 小中学生のような子供向けはまだプランがないとのことでした。他には、Google for Education などにもコンタクトをしているところです。
もし、中島さんが上記と同じ課題を解決する場合は、どのようなアプローチをとられるでしょうか?アドバイスをいただけると幸いです。(次ページに続く)
中島聡の回答「まさにAIで解決すべき課題。もしも私が作るなら…」
まさにこれこそ、忍耐強くて、24時間いつでも返事をくれて、かつ、人間の教師よりも圧倒的に安いAIにしか解決できない問題だと思います。
実験したければ、ChatGPTのAdvanced Voiceモードを是非とも試してください(月額20ドルのPlus会員になる必要があると思います)。忍耐強く、どんな質問にでも答えてくれます。適切なプロンプトを与えていないので、どんな話題にでも引っ張っていけてしまうのが難点です。
私が今、作るのであれば、OpenAIのRealtime APIを使い、まずはプロンプトだけを工夫してプロトタイプを作ってみます。それだけでも「今のLLMにはこんなことまでできるのか!」と多くの人が驚くレベルまで作れると思います。
しかし、実際に教育の現場で使うとなれば、プロンプトの工夫だけでは不十分なので、そこに色々な工夫を加えるだろうと思いますが、実際に作ってみないと何とも言えない部分がたくさんあります(これがまさに、ウォーターフォール型では良いソフトウェアを開発できない理由です)。
たぶん、生徒とAI教師の会話を横からモニタリングして、脱線しないように適宜システムプロンプトを追加するような仕組みが必要だと思います。
(本記事は『週刊 Life is beautiful』2025年5月6日号を一部抜粋・再構成したものです。「各国のEV化のスピード」「米中AI競争」「AI-native スタートアップ(2)」「生成出来なくなってしまったジブリ風画像」「Googleのジレンマ」の各記事や、読者質問コーナー(今週は14名の質問に回答)などメルマガ全文はご購読のうえお楽しみください。初月無料です ※メルマガ全体約2万字)
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image by: MAG2NEWS
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5月15日から、東京・六本木の国立新美術館で「DESIGN MUSEUM JAPAN展2025~集めてつなごう 日本のデザイン~」が 開催される。
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