交通比較予約プラットフォームのOmioが、2026年の旅行トレンドを予測するレポート『NowNext ‘25』を発表した。世界8カ国1万人以上を対象に実施されたこの調査では、物価高や社会不安の中でも旅行意欲は衰えず、むしろより堅実で計画的な旅を志向する旅行者の姿が浮かび上がっている。節約しても旅に出る「賢い旅行者」調査によると、世界の旅行者の38%が「他の娯楽費を削ってでも旅行をしたい」と回答しており、旅を生活の最優先事項と捉えていることがわかった。「オフシーズンを狙う」(28%)や「早めに計画する」(27%)といった工夫で旅費を捻出し、35%が「AIでお得な旅を探す」ことに意欲を示すなど、テクノロジーを駆使する「賢い旅行者」が増加しているようだ。首都より第二の都市、ビーチでのんびりが復活旅行先の選び方にも変化が見られる。21%の旅行者が、有名な首都ではなく「あまり知られていない都市」への旅を希望しており、その理由として「価格の安さ」(51%)や「混雑の少なさ」(44%)を挙げた。Omioの予約データでも「第二の都市」への予約が前年比34%増と、実際の行動にも表れている。また、旅行の目的としては、46%が「ビーチでゆったり過ごす休暇」を希望し、「リフレッシュ」(51%)が最多となった。アクティブな冒険旅行よりも、心身を整える穏やかな旅への需要が再燃していることが示唆され
...moreた。Z世代は環境意識、女性は「つながり」を重視Z世代の旅行スタイルには、環境への配慮が色濃く反映されている。23%が「環境に優しい交通手段」を重視すると回答し、サステナビリティへの意識が旅の選択に影響を与えている。また、旅のスタイルには男女差も見られ、男性の19%が日常から離れる「一人旅」を計画する一方、女性は「家族との時間」(34%)や「友人との旅行」(22%)といった「つながり」を重視する傾向があった。■ 調査概要調査レポート名:NowNext ‘25調査主体:Omio(オミオ)調査会社:YouGov調査対象:日本、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、アメリカの成人10,555名(うち、今後1年以内に旅行する可能性がある9,373名を分析)調査期間:2025年8月6日〜25日(オンライン調査)調査レポート(英語):https://www.omio.com/c/travel-trends-report-2025-2026/Top image: © Omio Corp.
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