声優・俳優・タレント・歌手の宮野真守(42)が、35年間所属していた『劇団ひまわり』を退所し『研音』に移籍しました。芸能人の事務所移籍のニュースでは、古巣との関係悪化ばかりが注目されがちですが、今回はどんな理由があったのでしょうか?芸能記者歴30年超のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、「マモが『研音』を選んだ本当の理由」を深読みします。
宮野真守が『研音』に電撃移籍!35年所属の『劇団ひまわり』から
35年にわたり所属していた『劇団ひまわり』から『研音』に移籍した宮野真守。その橋渡し役は、宮野の10歳下である福士蒼汰だった――ということを『女性セブン』が記事にしていました。
2人は3年ほど前に共演した舞台で意気投合し、まるで兄弟のような関係だったといいます。
今回の移籍劇を第三者視点で眺めれば、『劇団ひまわり』のマネージメントに関して、宮野側に何らかの不満が生じていたのは間違いないように感じられます。
そして、この電撃移籍のニュースで私の記憶に蘇ったのは、今から22年ほど前になりますが、宝塚歌劇団出身の天海祐希の、同じく『研音』への移籍報道でした。
天海は元宝塚のトップスターでしたから、仕事の量的には何の不満もなかったはずですが、本人は女優としての将来に、少なからず不安を抱えていた――と、知人のベテラン芸能マネージャーが教えてくれました。
当時、女優としての将来を思い悩む天海
...moreに、移籍して再スタートするように熱心に勧めたのは、大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』で共演した唐沢寿明だとも…。
こうして天海は『研音』に移籍後、『女王の教室』や『BOSS』といった当たり役に巡り合います。『研音』への移籍が、彼女の女優人生を大きく変えることになったわけです。
私はこの天海と、宮野の電撃移籍の構図が、どうにも重なって見えるのです。
【関連】リーダーTAKAの“万引きグセ”はもう治らない!? 「DEEP」解散危機…記者が「有名芸能人の万引き」を不治の難病と恐れる理由
なぜ宮野真守は『研音』を選んだのか?
アニメや声優界にはあまり明るくない私ですが、宮野のことは、星野源の『おげんさんといっしょ』の取材がきっかけで知ることになりました。
この番組の“おげんさんちのねずみ”の声を担当し、アルバイトとアイドルをやっているという設定の青年“雅マモル”役で出演していたのが宮野でした。
番組のプロモーションも兼ねて紅白歌合戦にも出場した“おげんさん一家”でしたが、音楽関係者によれば宮野は、2歳上の源ちゃんのことをすごく慕っていて、仕事のことやプライベートのことなど、それこそ兄弟のように何でも話をする関係だったと聞いています。
私の頭の中は「宮野といえば源ちゃん」でしたから、『女性セブン』の「福士蒼汰」という名前には少々驚きました。
事務所を退所する相談をしていれば、源ちゃんの妻の新垣結衣から色々な苦労話を聞くことになっただろうと思うし、ヴォーカリストとしての活動を続けていくなら、源ちゃんの所属事務所である『アミューズ』に、とりあえずの話を聞いてもらえそうな気もしますけれど…。
それがなぜ宮野は、あえての『研音』を選ぶことになったのでしょうか?後輩の若い芸能記者からも「どうして中堅どころのタレントは、『研音』に移籍することが多いのか?」と質問されることがたびたびあります。(次ページに続く)
【関連】ドヤコンガ情勢は複雑怪奇。人気声優・佐倉綾音と水瀬いのりの今の関係は?あやねるが見せつけたコンガの高み
宮野真守は「大改造」を受けに行く?『研音』は芸能界の「再生工場」だ
天海の場合、“役者としての方向性が一致したから”というのが『研音』への移籍理由だったようですが、新しいところでは、40歳を目前に移籍した松本まりかのように、“ある程度実績を積んできた役者が、さらなるキャリアアップを目指すため”という動機も見えてきます。
芸能人が「現状以上のなにか」を求めるとき、次の一手として選択肢に必ず入ってくるのが『研音』という事務所のようです。
古い話になりますが、あの反町隆史も、『ジャニーズ事務所』時代には光GENJIのバックダンサーとして活動していました。
14~16歳頃に、キラキラしたアイドルを目指してジャニーズ事務所に所属、理由は定かではないのであえて書きませんが、退所した後はモデル事務所に所属し、長身を生かしパリコレにも出たことも。彼は21歳で『研音』に移籍しています。
アイドル、モデルとしては芽が出なかった反町でしたが、『研音』移籍後は役者として、『GTO』や『ビーチボーイズ』といった作品に巡り合い、みごとに輝くことができた――というわけです。
また、ヘアヌード写真集騒動があった菅野美穂も同様です。『イグアナの娘』『愛をください』『大奥』で、女優としての高い表現力は評価されていましたが、2004年4月期の月9『愛し君へ』以後は活動自体が低迷していました。ところが2006年、『研音』に移籍するとドラマはもちろん、バラエティ番組でも魅力を発揮しはじめたのです。
【関連】南海トラフ「巨大地震注意」にも動揺しないブルアカ民の発想とは?「発生確率は…極めて低い!」「計算通り。完璧~」の声も
『研音』が見つけた宮野真守の「伸びしろ」は何か?
芸能界・役者部門における、まるで「再生工場」のような『研音』。
もちろん、だれもかれもを受け入れるわけではないでしょうから、『研音』が宮野の何に「伸びしろ」を見つけたのかが、これから徐々にわかってくると思います。
反町のような爆発力があるのかどうかはわかりませんが、42歳になったばかりの“マモ”がこれからどうなっていくのか――この移籍が、「声優・俳優・タレント 宮野真守」にとって大きなターニングポイントとなることだけは間違いないでしょう。
【関連】「独身税はデマ」というデマがやばい!独り身も子育て夫婦も共倒れ!? こども家庭庁の“日本弱体化計画”を止める方法はあるのか
【関連】小林よしのり氏が指摘する「愛子天皇」否定カルトの危険性。背景に異常な男尊女卑思想、懸念される「フェミサイド」どう防ぐ?
【関連】本田翼の「演技下手」はわざと。主演ドラマが放映前から炎上しても気にせず「実業家」に本格転身のウワサ
【関連】自己破産は嫌だべ…中居正広氏の恐れる「訴訟ドミノ」が遂に始まった。フジが港前社長と大多元専務に損害賠償請求へ
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by : 宮野真守 OFFICIAL WEB SITE
MAG2 NEWS...
国の認可を受けて特例的に授業を英語などで行う義務教育の小中学校がこの5年で2倍近くに増えたことが文部科学省への取材でわかりました。近年、人気を集めるインターナショナルスクールは多くが義務教育の学校でなく、専門家は「『通常』の学校で英語で授業を受けさせたいニーズが高まっている」と分析しています。
二重手術や脂肪吸引など美容医療のニーズが高まる一方で、一部では、合併症や後遺症などの健康被害も起きています。そうした中、東京・新宿区の病院が6月から、美容医療のトラブルに特化した救急外来を本格的に開始しました。
Honeys(ハニーズ)の「仕切り付多ポケットバッグ」が使い勝手ばつぐん!ポケットが沢山あって、荷物をスッキリ整理することができるんです。収納したい物に合わせて仕切りを変えられて便利!毎日使いたくなる優秀バッグです。View Entire Post ›
東京ドームホテルは、「山崎25年」「白州25年」などのジャパニーズウイスキーを、6月1日から特別価格で提供を開始した。 同ホテルの開業25周年を記念するもの。スパニッシュオーク樽やアメリカンオーク樽などで超長期熟成を重ね […]
投稿 東京ドームホテル、「山崎25年」「白州25年」などを特別価格で販売 開業25周年記念 は TRAICY(トライシー) に最初に表示されました。