JR西日本は28日、遮断機や警報器のない危険性の高い踏切「第4種踏切」に対する安全対策として「踏切ゲート-Lite」を設置する方針を発表した。この踏切ゲート-Liteは歩行者および自転車、二輪車が通行する踏切に対象を限定したもので、手動式の「遮断桿」が備えられており、通行者は進入時にこれを持ち上げて通り抜け、退出時には前に押すか上げることで通行する。遮断桿は自動的に元の位置に戻る仕組みだという(JR西日本リリース[PDF]、Impress Watch)。
この新しいシステムは、通行者が踏切を渡る際に一時停止させ、左右を確認させることで、踏切障害事故を予防することを意図しているという。また、軽量な材料を使用することで、施工時間を短縮するといった狙いもあるとしている。今後、JR西日本は中国地方を中心に約220カ所の第4種踏切に「踏切ゲート」「踏切ゲート-Lite」を2025年度末までに設置する計画だとしている。
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