2025年12月8日
滋賀県
2026年 午年は滋賀で馬三昧 滋賀は1300年前からずっと馬大国! 日本初も、神事も、体験も、癒しも、すべてがそろう
2026年の干支は「午(うま)」です。滋賀県で「馬」といえば、競走馬たちがレース前にトレーニングをする日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニング・センターが知られていますが、それだけではありません。実は、滋賀県は「馬といえば滋賀、滋賀といえば馬」といっても過言ではないほど、馬と縁のある県です。
歴史を紐解けば、1300年以上前に日本初の国営牧場がおかれたとされる滋賀。その場所は神社となり、今なお、珍しい古式競馬の神事が執り行われ、神社の馬場を活用した牧場では日本在来馬による流鏑馬の体験もできます。また、古くから軍馬として、人の移動や荷物運搬などの役馬として、近江の国を行き来した馬。県内各地には、馬にまつわる神社や神事が多数存在し、仏像も残されています。さらに、馬のまち栗東をはじめ、県内には、馬とふれあえる場所や、馬を眺めながらティータイムを楽しめるカフェ、馬車や乗馬でのお散歩ができるスポットもあり、のんびりとした馬時間を楽しめます。
2026年の午年は、ぜひ滋賀で馬三昧をお楽しみください。日本初も神事も体験も癒しも、馬にまつわるすべてが、滋賀県にはつまっています。
- 目次 - 1.馬にまつわる神社・
...more神事スポット 2026年・午年の初詣は、馬にまつわる神社へお出かけしませんか。 馬三昧の1年のスタートにおすすめのスポットをご紹介します。 2.歴史から見る滋賀と馬の関係 古くから滋賀は、東海道はもちろん、北陸、日本海側からの物資を京都へ運ぶ物流の拠点として、人や物をのせた馬が行き来しており、馬にまつわる文化財が残ります。 3.馬とふれあえるエリア 日本に2ヵ所しかないJRAトレーニング・センターのうちのひとつが立地する栗東市をはじめ、馬を身近に感じ、リアルにふれあえるスポットが滋賀には豊富です。
1.馬にまつわる神社・神事スポット
◼︎賀茂神社(近江八幡市)
古式競馬が残る「馬の聖地」
賀茂神社は、古来より「馬の聖地」「馬の守護神」として信仰され、1300年以上前の奈良時代、天智天皇により日本で初めて馬の国営牧場が築かれた地にあります。全国で2ヵ所しか残されていないとされる古式競馬神事「足伏走馬(あしふせそうめ)」が継承されており、現在の競馬の原型を示す貴重な文化財となっています。
●足伏走馬
毎年5月6日に行われる大祭「賀茂祭」で、境内の馬場にて実施される競馬神事。平安時代の宮中行事が伝わったとされています。この神事は「七頭の馬、七番の神事」ともいわれ、400メートルの直線コースを、7頭の馬が2頭ずつ走り、トーナメントで順位を決定します。レースの様子は迫力満点です。
●馬上武芸奉納祭
毎年11月第2日曜日に行われる神事。古来の衣装をまとい木曽馬などの日本在来馬に乗って、競べ馬(くらべうま)や流鏑馬(やぶさめ)など人馬一体の演武が神様に奉納されます。
[問い合わせ先]
賀茂神社
TEL: 0748-33-0123、MAIL:kubota@kamo-jinjya.or.jp
〒523-0058 滋賀県近江八幡市加茂町1691
https://kamo-jinjya.or.jp/
◼︎日本の馬 御猟野乃杜牧場(みかりののもりぼくじょう)(近江八幡市)
日本在来馬に乗って流鏑馬体験
「馬の神社」として知られる賀茂神社の馬場を拠点に、日本在来馬の保存と普及に取り組む牧場。希少な在来馬に乗って、流鏑馬や和式乗馬を体験できます。
●流鏑馬体験
引き馬で馬の背に乗り、弓を引いて的を射る流鏑馬を体験できます。参加は小学生以上となります。
●琵琶湖外乗(そとのり)
琵琶湖の砂浜や湖岸の神社、田んぼの真ん中に伸びる道など、滋賀の自然を満喫できるルートを馬と一緒に進みます。冬季以外は、馬と一緒に琵琶湖に入る体験も楽しめます。
体験料:
・ひき馬(5分程度): 1,000円
・神社参拝お散歩(1時間程度): 6,000円
・流鏑馬体験(1時間): 6,000円
・琵琶湖外乗2時間: 21,000円
・琵琶湖外乗3時間: 28,000円
※2時間以上の乗馬コース:ご自身の傷害保険等加入または1日単位で入れる保険の加入が必要。
[問い合わせ先]
日本の馬 御猟野乃杜牧場
TEL: 0748-43-0410、MAIL:mikarinobokujo@gmail.com
〒523-0058 滋賀県近江八幡市加茂町1780
http://kansai.me/mikarinobokujo/
◼︎馬神神社(うまがみじんじゃ)(長等神社内)(大津市)
競馬・乗馬関係者が通う「馬の守護神」の神社
古来より牛馬の守護神として、全国の三馬神社のひとつに数えられる馬神神社。豊臣秀吉が参詣したと伝わり、江戸初期には牛馬の悪疫流行時に神札が諸国に領布され、平癒を祈願した記録も残ります。現在も東北・関東・甲信など牛馬文化の盛んな地域をはじめ、競馬・乗馬関係者や馬の愛好家の参拝が多くあります。社務所では、かわいい馬みくじをはじめ、馬のお守りや馬蹄キーホルダーなどの授与品も用意されています。
[問い合わせ先]
馬神神社
TEL: 077-522-4411、MAIL:nagarajinja@gmail.com
〒520-0034 滋賀県大津市三井寺町4-1
http://nagarajinja.net/umagami/umagami.shtml
◼︎大荒比古神社「七川祭」の流鏑馬(高島市)
湖西随一の馬祭り
「七川祭」は、13世紀創建と伝わる古社・大荒比古神社にて、毎年5月4日に行われる、湖西随一の馬祭りです。祭りでは、神輿の渡御をはじめ、馬が勢いよく馬場を駆けて旗の的を射抜く流鏑馬、そして的を担いで練り歩く奴振(やっこふ)りなどが行われます。
その歴史は古く、鎌倉時代に佐々木高信(たかのぶ)が佐々木氏の祖神を勧請して大荒比古神社に合祀し、以来、出陣の際には戦勝を祈願し、凱旋の際には感謝の意を込めて12頭の流鏑馬と12基の的を奉納したことが、この祭りの起源とされています。
[問い合わせ先]
大荒比古神社
TEL: 0740-25-5000、MAIL:hisak73@yahoo.co.jp
〒520-1533 滋賀県高島市新旭町安井川844
https://ameblo.jp/oarahikojinja-official/
2.歴史から見る滋賀と馬の関係
◼︎彦根城馬屋(ひこねじょううまや)(彦根市)
井伊家が江戸時代に建てた巨大な馬屋
彦根城の馬屋は、近世城郭に残る全国唯一の馬屋で、国の重要文化財に指定されています。江戸中期(1688-1703頃)に建てられたと考えられる、こけら葺きの屋根が美しいこの馬屋は L字型で、内部には藩主の馬など21頭を収容可能。床には、馬の糞尿を床下に落とすための構造も確認できます。
[問い合わせ先]
彦根観光協会
TEL:0749-23-0001、MAIL:info@hikoneshi.com
●彦根城馬屋
〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町
https://www.hikoneshi.com/sightseeing/article/umaya
■湖北エリアに受け継がれる馬頭観音の信仰
馬頭観音は、もともとインドの神であったのが、仏教に取り入れられ、仏教とともに奈良時代に日本に伝わったとされています。この姿は、観音菩薩が衆生を救うため、さまざまな姿に変化したうちのひとつでした。滋賀県内では湖北エリアの村々に多くの馬頭観音像が伝わり、今も地元の人によって大切に守られています。
① 山門自治会(山門公民館) 馬頭観音坐像(平安時代後期の作)
[問い合わせ先]
観音コンシェルジュ(高月観音の里歴史民俗資料館内)TEL:0749-85-2273
●山門自治会(山門公民館)
〒529-0724 滋賀県長浜市西浅井町山門924
https://kitabiwako.jp/spot/spot_10378
※地域の自治会で管理しておりますので、一般の方からの拝観はお断りしております。ご取材の場合は、必ず事前連絡をお願...
令和9年(2027年)10月から12月にかけて実施する「滋賀デスティネーションキャンペーン(以下、「滋賀DC」という。)」のキャッチフレーズを全国から募集します。
滋賀デスティネーションキャンペーン キャッチフレーズ募集の概要
1 募集期間
令和7年(2025年)12月1日(月)13時~令和8年(2026年)1月8日(木)
2 募集内容
・ 滋賀の魅力や旅の楽しさを印象的に表現したキャッチフレーズを全国から募集します。
・ 採用された作品は、令和8年(2026年度)から令和10年(2028年度)の3年間、滋賀DCのキャッチフレーズとして、ポスターの作成などのPRに使用するほか、JR6社の車内、駅構内や公式ウェブサイトへの掲載等、県内外への情報発信に活用します。
3 表彰等について
採用作品の応募者には知事表彰を行い、賞金5万円+近江米1年分をプレゼントします!
さらに、応募者の中から抽選で30名様に滋賀県の特産品をプレゼントします!
4 応募方法等
・ 滋賀DC公式ウェブサイトの応募フォームからご応募ください。
・ お一人様最大3点まで応募可能です。
・ 日本国内在住者の方であれば、国籍、年齢、性別など一切問わず、どなたでも応募できます(プロアマ不問)。
※
...more 応募にあたっては、応募規約への同意が必要です。
※ 応募者が未成年の場合には、応募等について親権者の承諾が必要です。
https://shiga-dc.biwako-visitors.jp/
5 キャッチフレーズの応募のポイント
① 覚えやすく、斬新で印象に残る表現であること
② 滋賀県を訪れたくなる訴求力があること
③ 滋賀DCのコンセプトと親和性があること
【注意点】
・「滋賀(ひらがな、カタカナ、ローマ字(SHIGA))」を必ず入れた15文字程度
・ 使用可能文字は、ひらがな・カタカナ・漢字・アルファベット・記号(全角)
・ 読み仮名ではなく入力文字数でカウント
デスティネーションキャンペーンとは
(1)概要
デスティネーションキャンペーンは、JR6社(北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州)と地域が連携して開催地の魅力を発信し、全国から誘客を行う大型観光キャンペーンです。
(2)滋賀DC実施期間
令和9年(2027年)10月~12月
(令和9年本番の前年をプレキャンペーン、翌年をアフターキャンペーンとして3年間で集中的な誘客に取り組みます。)
(3)滋賀DCのコンセプト
『めぐる、つながる、ひろがる こころとからだをととのえる旅』
滋賀には、琵琶湖をはじめとする豊かな自然、奥深い歴史・文化があります。それらがめぐり、
つながり、滋賀独特のストーリーがひろがっています。
滋賀をめぐる人たちが、地域に暮らす人や時間の流れとつながり、感動や発見、癒し、ワクワク
やドキドキを共有することで、旅人、暮らす人、一人ひとりが Well-being を感じ、新しい世界が
ひろがる体験を提供します。
今後の予定
令和8年2月下旬 選考委員会でキャッチフレーズ決定→決定したキャッチフレーズをもとにロゴを制作
令和8年3月下旬 滋賀県シガリズム・デスティネーションキャンペーン推進協議会総会にて表彰式を 開催し、キャッチフレーズとロゴをお披露目予定。
<参考>
滋賀DC公式サイト https://shiga-dc.biwako-visitors.jp
随時、滋賀DCに関する情報発信をしていく予定です‼
外来種が持ち込まれることで在来種が脅かされる「外来種問題」は、日本だけでなく世界的な問題となっています。
しかしときには、「他の国や地域に生物を持ち込む行為」が、その種を救うことに繋がることもあるようです。
2024年に、京都大学に所属する西川完途氏ら研究チームは、中国で絶滅したと考えられていたスライゴオオサンショウウオの一種が、日本の動物園と水族館で1頭ずつ飼育されていることを発見したといいます。
これは過去に日本へペットなどの目的で輸入された個体を、水族館が保護していたもので、非常に珍しいが外来種の持ち込みがその種の絶滅を救った事例だという。
研究の詳細は、2024年1月31日付の科学誌『Scientific Reports』に掲載されています。
目次
遺伝子汚染を引き起こす外来種問題日本で発見された外来種のオオサンショウウオは、中国では既に絶滅していた
遺伝子汚染を引き起こす外来種問題
生態系は、長期間にわたり、「食う・食われる」を繰り返すことで、絶妙なバランスを保ちます。
ここに、本来その地域には生息していない「外来種」が持ち込まれると、生態系のバランスは崩れてしまいます。
外来種が在来種の住処やエサを奪ったり、在来種そのものを食べてしまったりすることで、在来種が激減することがあるのです。
例えば、琵琶湖でアユやビワマスなどが激減したのは、外来種であるブラックバ
...moreスに捕食されたことが原因だと言われています。
外来種の問題点 / Credit:環境省_侵略的な外来種
また、この外来種問題には、「遺伝子汚染(または遺伝的かく乱)」という問題も含まれています。
この遺伝子汚染とは、外来種と在来種が交配することで、在来種がもともと持っていた遺伝子が変化してしまう現象を指します。
つまり、貴重な在来種と持ち込まれた近縁の種との間で交配が起こり、雑種が生まれてしまう(交雑という)のです。
この現象が広がるなら、その地域に本来あった遺伝的多様性が損失してしまいます。
メダカやカエルなど、様々な種で交雑が進んでいる。 / Credit:Canva
例えば、日本在来のメダカは大きく2種に大別されますが、生息水域ごとに遺伝的な差を持つ個体群に細分されます。
だからこそ、ある水域に別の水域のメダカを放流するなら、貴重な在来個体群は、雑種個体群へと変容してしまうのです。
このことは、東京のカエルでも問題視されています。
元々東京にはアズマヒキガエルが生息していましたが、国内の別の地域からニホンヒキガエルが持ち込まれることで交雑が進み、今では8割の個体が雑種となりました。
この現象はオオサンショウウオの間でも生じており、西川氏ら研究チームは、国内のオオサンショウウオの現状を調査することにしました。
日本で発見された外来種のオオサンショウウオは、中国では既に絶滅していた
チュウゴクオオサンショウウオ / Credit:Wikipedia Commons_チュウゴクオオサンショウウオ
日本では、中国産のチュウゴクオオサンショウウオが1960年以降に食用として持ち込まれました。
これが逃走するなどして、チュウゴクオオサンショウウオと在来種である日本の特別天然記念物のオオサンショウウオが交雑。文化財保全および生物多様性保全の観点から問題となってきました。
西川氏ら研究チームは、交雑オオサンショウウオをスクリーニング(選別)する目的で、京都市のサンプルと、三重県と奈良県の日本のオオサンショウウオ、徳島県の河川で捕獲されたもの、動物園・水族館・個人宅で飼育されていたチュウゴクオオサンショウウオの遺伝子型をそれぞれ調査しました。
その結果、45個体の交雑個体と、28個体のチュウゴクオオサンショウウオが発見されました。
危険視されてきた通り、日本でもオオサンショウウオの交雑が進んでいるようです。
今回得られた系統樹。ミトコンドリアDNAの塩基配列情報で描かれたもの。赤字が今回分析されたサンプルで、日本国内で採集された個体。 / Credit:西川完途(京都大学)_絶滅したオオサンショウウオが生きていた!―外来種が救う種の絶滅?―(2024)
しかしこの調査は、生物多様性を保全する上で「厄介者」として扱われてきた外来種が、逆にその保全に役立っていたという「稀なケース」を明らかにしました。
分析された28個体のチュウゴクオオサンショウウオのうち、4個体(現在生存しているのは2個体)が中国では野外絶滅したとされていたスライゴオオサンショウウオだったと判明したのです。
このスライゴオオサンショウウオは、一時期チュウゴクオオサンショウウオと同種だと考えられていましたが、2019年には独立種と認定。
しかしその時点では、既に中国の野外の個体群は絶滅しており、生きた個体は見つかっていませんでした。
だからこそ、生きた2個体が日本で発見されたのは、驚くべきことです。
日本で生きていたスライゴオオサンショウウオ。上はサンシャイン水族館(東京・池袋)で飼育されている雄で(写真:吉川夏彦 提供)、下は広島市安佐動物公園で飼育されている雄(写真:広島市安佐動物公園 提供)。 / Credit:西川完途(京都大学)_絶滅したオオサンショウウオが生きていた!―外来種が救う種の絶滅?―(2024)
この2個体は、それぞれサンシャイン水族館(東京都)と安座動物公園(広島県)で飼育されていたもので、両方ともオスでした。
これら施設で飼育されていた2個体のうち、水族館にいた1個体は、1999年にペットショップから購入されたものです。
輸入年に関する情報はありませんでしたが、おそらく20~30年前に輸入されたものだと考えられます。
動物公園にいた1個体は、台湾から日本に違法輸入された20個体のうちの1個体で、1986年に大阪国際空港で押収されました。
その個体は、水族館などを経て最終的に動物公園に渡ったようです。
どちらのケースも、日本に持ち込んだのは施設(水族館や動物公園)側ではなく、その目的も「希少生物の保護」ではありません。
商売のために持ち込まれた外来種です。
そして、そのような目的で過去に中国から日本に持ち込まれたチュウゴクオオサンショウウオの中には、貴重なスライゴオオサンショウウオが含まれていたのです。
つまり、問題視されている「外来種の持ち込み」が、スライゴオオサンショウウオの絶滅を阻止することに繋がっていました。
このスライゴオオサンショウウオは、オオサンショウウオの仲間の中でも最も大きくなる「世界最大の両生類」と言われており、今後は「個体群を復活させる取り組み」が必要になってきます。
現状、生きたオスしか生存していませんが、希望はあります。
死んでしまったメスの細胞組織が冷凍保存されていると判明したため、その組織を用いてクローン個体を復活させ、人工繁殖できるかもしれないのです。
また、元々の調査対象だった「チュウゴクオオサンショウウオ」自体も、貴重な種であることには変わらず、日本で見つかった個体を人工繁殖させるという計画も出ているようです。
研究チームは、「外来種問題は解決が非常に難しく、科学的な正解がありません。外来種は悪にも正義にもなります」とコメントしており、この発見はまさしくそのことを示しています。
世界中で見られる外来種問題に対しても、多角的な視点で取り組む必要があるでしょう。
もしかしたらこのケースと同じように、既に絶滅したと考えられていた種が、他の国で発見されることがあるかもしれません。
全ての画像を見る参考文献絶滅したオオサンショウウオが生きていた!―外来種が救う種の絶滅?―https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-02-08元論文Discovery of ex situ individuals of Andrias sligoi, an extremely endangered species and one of the largest amphibians worldwidehttps://doi.org/10.1038/s41598-024-52907-6ライター大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。編集者ナゾロジー 編集部...
2025年11月27日
滋賀県
滋賀県は、2025年11月21日(金)、欧州のメディア関係者ら20名を滋賀県庁に迎え、長寿県としての「健康しが」の魅力を紹介しました。健康や長寿に関する取組を取材するために来県した記者団に対し、「滋賀の健康寿命」をテーマとしたスライドを用いて、健康長寿に向けた取組、発酵食など健康につながる文化、滋賀県ならではのツーリズムである「シガリズム」等を紹介しました。また、本県が誇る「ふなずし」や地酒の試食体験も行い、滋賀県の魅力を体感してもらいました。今回の取材を通じて、「滋賀県は健康長寿県」であることを発信しました。
欧州記者団の訪問概要
■会 期 :2025年(令和7年)11月21日(金)13:30~15:00
■場 所 :滋賀県庁本館3階 会見室
■記者団の構成国:5か国(イギリス、ドイツ、オランダ、ベルギー、オーストリア)
■参加人数:20名
■記者団の概要:
「健康的な高齢化」をテーマに、ヨーロッパヤクルトグループの各販売会社が招待したメディア記者やジャーナリストなど、欧州5か国からなる20名の記者団。2025年11月16日(日)から22日(土)にかけて、厚生労働省や滋賀県庁等を訪問するプレスツアーを実施。
「健康しが」に欧州記者が注目 長寿を支える滋賀県の豊かさと生活習慣を紹介
滋賀県では、県民一
...more人ひとりの健康づくりと、それを支える地域環境の整備を進める「健康なひとづくり」「健康なまちづくり」を軸に、健康寿命のさらなる延伸と健康格差の縮小を目指しています。こうした総合的な取組を、滋賀県では「健康しが」と総称しています。
当日は欧州記者団に対し、英語のスライドを用いて、滋賀県の健康長寿を支える生活習慣、文化や取組について紹介しました。厚生労働省の「令和2年都道府県別生命表」によると、滋賀県の男性の平均寿命は82.73歳で全国1位、また女性の平均寿命は88.26歳で全国2位であり、滋賀県が長寿県であることを説明しました。長寿の秘訣として「心の健康」「体の健康」の2つがあることに言及し、それを支える滋賀県の豊かな環境と、豊かな食文化、また健康的な生活習慣を紹介しました。
健康的な生活習慣の例として、喫煙率の低さや、スポーツ・ボランティア活動への高い参加率など、県民の主体的で健康的なライフスタイルを説明しました。また、「健康しが」の具体的な取組として、歩くことを楽しく促す健康増進アプリ『BIWA-TEKU』や、滋賀の自然・文化の中で心身のリズムを整える「シガリズム」という観光のコンセプトにも言及しました。
※参考:シガリズム (https://shigarhythm.biwako-visitors.jp/)
健康しが(https://www.kenkou-shiga.jp/)
当日のプレゼンテーションの様子
説明を受ける欧州記者団の様子
滋賀の発酵食文化に欧州記者が熱視線 「ふなずし」試食で“長寿の理由”を体感
滋賀県の紹介として、琵琶湖の恵みを生かした湖魚料理や近江米、近江牛、日本酒などの食文化、また信楽焼などの伝統工芸、比叡山延暦寺や彦根城といった歴史・文化遺産を通して、本県の多彩な魅力について言及しました。その中でも、特に記者団の関心を集めたのが、滋賀県の発酵文化を象徴する伝統食「ふなずし」です。琵琶湖固有のニゴロブナを塩と飯で丁寧に漬け込み、長期間発酵させる独自の製法は、千年以上受け継がれてきた滋賀県ならではの食文化。会場では、仕込みの工程や発酵のメカニズムを紹介しました。
また、「ふなずし」と日本酒を実際に味わってもらうために、試食・試飲として提供。特に「ふなずし」は、多くの欧州記者が初めて口にする味わいに驚きを見せつつも、「すっぱいが味が濃くて美味しい」「日本酒に合う味だ」「オランダにも似た味の魚料理がある」といった感想が寄せられました。単なる“珍しい料理”ではなく、自然環境・伝統文化・健康意識が結びついた滋賀県ならではの“食の知恵”として、記者たちの理解が深まる場面となりました。
「ふなずし」を試食する欧州記者
日本酒を試飲する欧州記者
欧州記者団から滋賀県担当者への質疑応答
記者団から、滋賀県について「平均寿命はどうやって延びたのか」といった、寿命の延伸に関する質問が複数出ました。それぞれの質問に対して、担当者が通訳を交えて回答。平均寿命が延びていることについて、医療の発展を前提としながらも、滋賀県ではボランティア活動が盛んであることなど、県民が主体的に「健康なまちづくり」に取り組んでいることと相関関係があるのでは、という考えを示しました。
また、県民・企業・大学・地域団体が健康づくりのアイデアを共有し連携を深める場である『「健康しが」共創会議』を紹介しました。
「シガリズムはどんな特徴があるのか」といった健康づくりにつながる観光の取組についても質問があり、担当者は「日本一の琵琶湖を自転車で一周する“ビワイチ”により、体の健康と心の健康の両方にいい影響を与える」としました。
欧州記者団にとって、今回の滋賀県への訪問が「滋賀県は健康長寿県」であることの理解を深める機会となりました。
欧州記者団代表ケイトさんのコメント 今日の滋賀県への訪問により、滋賀県が県民の健康をよく考えて、色々な取組をしていることを知った。また、健康長寿のためには、ひとつのことだけに取り組むのではなくて、多角的・継続的な取組が必要だと分かった。滋賀県が定期的に状況を把握しながら、健康への取組を継続して行っているということは、本当に意義のあることだと思った。
欧州記者団と滋賀県職員の集合写真
...
国道161号「小松拡幅」の一部区間が、2025年11月24日(月・休)15時に開通します。
国道161号は、福井県敦賀市と滋賀県大津市を結ぶ幹線道路です。JR湖西線に並行して琵琶湖の西側を通りま