お正月の風物詩のひとつ「お年玉」。楽しみにしているお子さんも少なくないでしょう。そのお年玉、皆さんのお宅ではどのように管理しているでしょうか。ママスタコミュニティにこんな投稿があがりました。
『今までいただいたお年玉やお祝い金はすべて親の口座に入れ、通帳に「〇〇ちゃん用」と記入して、将来その子が必要なことに使うものとして管理してきました。小学生になったので今年からは子どもの口座を作って一緒に入金し、子どもが自由に使えるお金にしようと思いますが、みなさんはどうしてますか?』
子ども名義の口座で管理。将来は子どもに手渡す
『子ども3人。生まれたときに通帳作って、お年玉、児童手当、給付金、学資保険の給付などすべて貯金してる』
『すべて子ども用の口座に貯金。独り立ちするときか結婚するときに渡す予定』
『結婚するとき、親が管理してくれていたお年玉の通帳には300万入ってた。まだ使ってないけど、嬉しかった。私も子どもが産まれたときにその子名義の通帳を作って、その子がもらったお金は出産祝いから全部貯金してる』
わが子の誕生を機にその子名義の口座を作り、「すべてを貯金している」というママたちは少なくないようです。そのお金をいつ手渡すかは「結婚するとき」「独立するとき」「就職するとき」とさまざまですが、その日を楽しみにコツコツと積み立てている様子が想像できます。
なかには「お祝い、お年玉、児童手当
...moreに加えて、毎月決まった金額を貯金して就職したときに渡したら、1,700万になってた」という報告もありました。1,700万円とはなかなかの金額です! ちなみに受け取ったお子さんはそのお金で車を購入したのだとか。大きな買い物ですね。
ところで気になるのが「すべてを貯蓄している」と答えたママたちの「すべて」の内容です。お年玉はお子さん本人がもらったものですから、子ども名義の口座に入れるのは当然。けれど、児童手当や各種給付金はどうでしょう? 投稿者さんもこう言います。
『給付金は親の口座に入れてきました。歯科矯正する予定なのでその費用や学費などに充てるつもりでした。すべてを本人に渡す人がいると知ってびっくりしています』
給付金や児童手当は親の口座に
投稿者さんと同意見のママたちも多いようです。
『児童手当やお祝いは別に貯蓄。それは”親のお金”という認識で学費とかに使う』
『給付金や児童手当は親口座で。子どもには一切渡さないよ』
「給付金は子どもにではなく保護者に出たものだから、親が子どもにかかる費用に使う」というコメントも。
お金に使い方の指定はありません。それぞれの家庭によって、どう使うかはもちろん自由です。けれど、このトピックでは大半のお宅が「国からの手当ては直接子どもに渡すのではなく、親が子どものために使うのが妥当」と考えているようです。
こんなアドバイスもありました。
『学費や矯正に使うお金と、子どものお年玉は分けた方がいいと思う。全部まとめておくと、子どもが中学生くらいになったときに、数百万円の口座を見て勘違いする。親もお年玉を教育費に使っていいと勘違いする』
子どもが使えるお金と親が使えるお金を明確に分けておいた方がいいということですね。
一部は子どもへ。残りは本人口座で貯金
投稿者さんはお子さんの小学校入学をきっかけに、お金の使い方を教えたいと考えているようです。ママたちからも経験談が寄せられました。
『小学校低学年までは3,000円くらい渡して、残りは子どもの口座に入れてた』
『小3と小1。自分で決めた5,000円を渡して、残りは子ども用の通帳へ。「ゲームソフトなど大きい買い物をしたいときは、そこから出すから相談してね」と話してる』
お年玉のなかから一部を子どもに手渡し、それで好きなものを買わせたら、残りは貯金するというやり方です。小学校低学年であれば、普段のお小遣いも数百円のことが多そうです。そう考えると、お年玉の一部とはいえ「3,000円」や「5,000円」が手元にあるのは大きな臨時収入。「残りは貯金しておくね」と話しても満足するのではないでしょうか。
とはいえ、こうして親が管理できるのも小学生のうちかもしれません。中学生にもなると親子で攻防戦が繰り広げられているお宅もあるようで……。
『中1。半分は貯金させたかったけど、残りの半分を全部ゲームの課金に使いそうだったから、8割を貯金に回そうと交渉難航中』
年齢にあわせて管理を任せる
子どもの年齢や成長にあわせて、任せる範囲を広げていくパターンもありました。
『小学生までは親が管理して、子ども名義の口座に。中学生からは本人の管理に任せてた』
『小学校に上がってからは、子どもが使えるお金にしている。一気に使ってホクホクするもよし、反対に後悔するもよし、慎重に考えて貯金するもよし。お金の減り方や貯め方を体験できる良い機会だと思って』
『高校生になってアルバイトを始めたタイミングで、通帳とキャッシュカードを渡した。自分でやりくりさせてる』
「お金の管理ができるかどうかは、子どもの性格や精神年齢によっても違うと思う」というコメントもありました。あればあるだけ使いたい! と考えるお子さんもいれば、貯めておいて大きな買い物をしたいと考えるお子さんもいるでしょう。いずれにしても、お金の価値が多少なりとも分かるようになり、自分で計算ができるようになれば、お子さん自身に任せてみるのもひとつの方法といえそうです。親からすれば無駄遣いだと感じることでも、子どもの「お金を使う学び」になるはずです。
まずはお年玉をいただく新年にわが子へ「お小遣い帳」を贈り、記帳することから教えていくのはどうでしょう? 親子でお金の扱いについて話し合うきっかけになるのではないでしょうか。
文・すずらん 編集・千永美 イラスト・春野さくら...
離婚をして子どもがいるシングルマザーが、再婚をして幸せになるケースも少なくないでしょう。子どもも新しいパパに懐き、家族として楽しく生活をスタートさせるのは素敵なことですよね。しかしママスタコミュニティのあるママの場合は、両親から再婚を反対されているそうです。こんな相談がありました。
『小学5年と2年の息子がいるシンママです。1年前に離婚して今は彼がいます。彼とは出会って2ヶ月で再婚話が出ています。私は35歳、彼は34歳。彼は初婚です。これまで3回デートをしていて、彼は「お子さん2人を含めて4人で幸せになろうね」と言ってくれていて、1年後に結婚の約束をしています。でも私の両親に大反対されていて。初婚の彼に子育ては無理だと。まだ子どもとの対面もしてないのに考え直しなさいと。彼を信じてはだめですか?』
小学生の子どもがいるシングルマザーの投稿者さんには、結婚を約束している彼がいるそうです。ただ彼と出会ってまだ2ヶ月しか経っていません。しかも子どもとはまだ会っていない状況なので、これに対して疑問を感じるママも少なくないようです。投稿者さんにとっては厳しい意見が多数寄せられました。
子どもに会わず結婚の話は早すぎる
『付き合って2ヶ月で再婚相手どころか、その子どものことなんかわかるわけがない。会ってもいないなんて論外だもの』
『2か月付き合って、子どもにも会わせていないなら早すぎるよ。よく
...more見極めてほしい』
投稿者さんの子どもがその男性と会っていない時点で、結婚の話が出るのは早すぎるとの意見が多く見られました。子どもは、母親が結婚をしたら一緒に生活をする人のことを知らない状態です。その男性と子どもの相性が合わない可能性もありますから、結婚をするかどうかを決めるのは、子どもと男性が何度か会ってからではないでしょうか。
その男性は子どものことをしっかり考えていないのでは?
『会ったときから子どもも一緒に幸せになろうと言いながら、まだ子どもと会ってもいないし。彼と会うときに子どもを置いていくことに疑問も抱かない男なんてね……』
『慎重になったほうがいいのは間違いないよ。もうすぐ上の息子さんは反抗期だし、お金だってびっくりするくらいかかるようになる。血もつながらず、懐かない可愛げない子と暮らせる人は少ない』
子どもと会う前に結婚の話をする男性は、本当に子どものことを考えているのでしょうか。他のママたちはそんな疑問を感じてしまうようです。もし本当に子どものことを考えているならば、2人でデートばかりでなく、子どものことを気にかけたり、連れてくるように言ったりするのかもしれませんね。子どもはもうすぐ反抗期に入る年齢ですから、新しい父親に馴染めずに強く反抗をする可能性もあります。当然教育費もかかってきますから、精神的にも金銭的にも大きな負担がかかりそうです。その男性は結婚した後の生活を甘く考えているのでは? そう思ってしまうママもいるようです。
男性には違う目的があるのかもしれない
『お金と身の回りの世話目当てだね』
『自分の母親のかわりに世話してもらいたい人なんじゃない?』
結婚を考えている男性は34歳ですから、これからの人生を1人で生きていくことに不安を感じているのかもしれません。お金の心配もあるでしょうし、自分の身の回りの世話をしてくれる女性を探していたという可能性も否定できませんよね。だからこそ出会ってすぐに結婚の話をしたと、考えることもできそうです。他のママたちも、投稿者さんのことが好きだから結婚するわけではないのでは? と否定的な考えがあるようです。
『数回しか会っていないのに本気で結婚すると思っている?』
『初婚でも2ヶ月で結婚なんて考えないわ。まだ見極めの段階のはじめ。しかも会ったのが3回で何がわかるの?』
出会って2ヶ月、そして3回しか会っていないならば、相手の性格もしっかりと理解できていない段階ではないでしょうか。気持ちが舞い上がってしまったり結婚を焦る気持ちがあったりして、深く考えない段階での言葉だったのかもしれません。時間が経つと本当に結婚をする気持ちが冷めてしまうこともあるでしょうから、もっと冷静になる必要がありそうです。
再婚は子どもが納得してからでも遅くない。焦らずに考えて
『たった3回デートをしただけ、しかも子どもたちに1度も会わせていないのに結婚の話が出る。投稿者さんに子どもがいなければ好きにすればよいと思います。でも投稿者さんは2人の子どもの母親です。シングルマザーの再婚が駄目なんじゃないです。今のあなたが駄目なんです』
相手のことを好きになって早く再婚をしたいという投稿者さんの気持ちは、1人の女性としては当然のことかもしれません。しかし母親という立場になったら、子どものことも含めもう少し時間をかけてゆっくりと考えていくのが、とても大切なことになってきますね。シングルマザーが再婚することは決して悪いことではありません。むしろ祝福されることでしょうけれど、投稿者さんの場合には順番が違ってしまったのでしょう。
『籍を入れるのはしばらく一緒に住んでからにすれば?』
『再婚は投稿者さんと彼だけの問題じゃないから、ちゃんとお子さんを含めて考えた方が良いと思う。「1年後に再婚」じゃなくて「お子さんが納得してからの再婚」の方がいいんじゃないかな?』
まずは子どもと男性が会って、お互いに相手に対して理解を深めていくことが大切ではないでしょうか。そのうえで籍を入れずに一緒に生活をスタートさせてもよいでしょう。子どもがいる以上、投稿者さんと相手の男性の2人だけで進められる問題ではありません。真っ先に考えるべきは子どものことですから、子どもが納得した上で再婚をするのが理想ではないでしょうか。投稿者さん自身も男性のことをより深く知る時間は必要でしょうから、周りの人たちからも祝福され幸せな人生を送ることを考えると、再婚は急ぐことではないでしょう。
文・こもも 編集・みやび イラスト・Michika...
前回からの続き。投稿者さんは義両親から「孫の教育費を援助するから、将来の介護をお願いしたい」と言われて困惑してしまいました。できれば断りたいとも考えている様子ですね。しかし戸惑う投稿者さんをよそに、旦那さんは乗り気のようです。
トピック内のママたちからは「絶対に断りたい!」との意見が噴出。教育費と介護、それぞれの大変さを天秤にかけたら……どうしても介護が重くなりがちだと考えられたのでしょう。
旦那さん……なんでノリノリなの?
トピック内では旦那さんに対する不満も挙がったようですよ。
『乗り気な旦那がムカつくわ……』
『老後って何年あるかわからないのに乗り気な旦那さん……おかしいとしか思えない。考えるまでもなく秒で却下でしょ』
義両親に教育費を援助してもらうことにかなり乗り気な旦那さんですが、ママたちからはひんしゅくを買ってしまったようです。言わずもがなですが今回のケースでは、教育費を援助してもらうということはすなわち”喜んで介護を引き受ける”ということを意味します。「なぜ旦那さんはそんなに重要な決断を簡単にしてしまうのか……」と呆れた気持ちも、ママたちの中にはあるのかもしれませんね。
当事者意識がないのかも……
ママたちの旦那さんへの批判はまだまだ止まりません。
『旦那さんが乗り気なのは、認知症になったり介護が必要となったときに主体じゃないと思ってるからだ
...moreよ。介護となったら仕事を短縮したり退職したりして主体的にやる気があるのか、聞いてみたらいい』
『親の老後の面倒を見るのか……。親の扶養義務は実子にあって配偶者にはないから、旦那さんが1人で見ればいいけど、お金を出してもらったからにはそういう訳にはいかなくなるよね。旦那さんはやりそうにないし、投稿者さん任せになるのは目に見えている』
旦那さんが介護に乗り気なのは、”自分がやる”という意識がないからかも……と推測されてしまいました。いざ介護が必要になったときに、すべて投稿者さんに押し付けられてしまっては、目も当てられませんよね……。旦那さんの反応を見る限りでは、その可能性は低くないかもしれません。
『絶対拒否! 旦那は口で言っても実際その場になったら逃げるの目に見えてるよ。旦那さんが大黒柱なら金銭的援助はできるだろうけど、物理的に面倒見るのは投稿者さんになるよね……』
「旦那さんは金銭的にしか援助するつもりはないのでは?」という声も挙がりました。金銭的援助はもちろん必要ですが、物理的な援助も同じくらいに必要でしょう。旦那さんがまったく手を貸さないとなると、投稿者さんがやらざるを得なくなりますよね……。それは避けたいと考えるのは当然ではないでしょうか。
決断の前に夫婦で話し合いを
『旦那さんがどの程度の介護ができるのか、話し合ったらどう? 貴重な休日に病院や買い物に付き合えるのか、オムツ交換までできるのか。細かいシュミレーションをしてみたらいい』
『「認知症になった親に暴言を吐かれてもあなたが介護やってね。よろしく」って言う』
将来の介護を引き受けるかどうか……というのはとても大きな問題でしょう。ひょっとしたら人生を大きく変える決断になるかもしれません。だからこそ安易に引き受けるのではなく、夫婦間でしっかりと話し合うべきとの声も聞こえてきました。旦那さんに介護に対してどの程度の覚悟があるのかを聞いてみるのもいいでしょう。
旦那さんの回答は?
投稿者さんは実際に旦那さんに質問をしてみたようです。
『「誰が介護するの?」と聞いたら一瞬固まって「……俺?」と言いました。「介護休暇あるし大丈夫でしょ~」だそうです。「介護休暇も期間があるよね? そのあとは? あなたの収入がないと私の収入だけでは厳しいよ。計画よりも長く介護が続いた場合どうするの?」と聞いたら黙りました』
投稿者さんからの話を聞く限りでは、旦那さんは介護に対してやや楽観視していたかのような印象を受けますね。投稿者さんが具体的な話を聞いてみると黙ってしまうという点からも、あまり詳しくは考えていなかったのでは……と捉えられても仕方がないかもしれません。
『「そのときになってみないとわからない」と返されたので、「介護はやっぱり無理だった、は通用しないからね。そこまで言うならちゃんと責任持てるのね? よろしくね。約束を破ったり無責任な態度を取ったら離婚するからね、だから私をあてにしないでね」とは伝えました』
旦那さんに釘を刺すために”離婚”というワードまで使用した投稿者さん。投稿者さんの覚悟が感じられますね……。旦那さんも投稿者さんの考えを汲んで、しっかりと気持ちを固めてくれるといいですね。
義両親からの提案に困惑してしまった投稿者さん。提案に乗り気な旦那さんに対してイライラするのも当然かもしれませんね。介護は想像以上に壮絶な状況になることも珍しくはありません。もし介護を引き受けるなら、相応の覚悟がいるものなのでしょう。義両親の提案を受け入れるのであれば、旦那さんは将来の計画をしっかりと練る必要がありそうです。
文・motte 編集・みやび イラスト・Ponko...
自分では考えつかなかったような提案をされたら、戸惑ってしまうこともあるでしょう。しかも提案をしてきたのが義両親のような微妙な関係の人だと、バッサリと断るのも難しいタイミングもあるかもしれませんね。今回の投稿者さんも義両親からの提案にモヤモヤしている様子ですよ。
『義両親から「孫の教育費を援助するから老後の面倒を見てほしい」と言われました。旦那は援助してもらうことに乗り気です。みなさんならどうしますか?』
義両親からの提案は「教育費を援助する代わりに、自分たちの老後の面倒を見て」という内容でした。どうやら旦那さんはこの提案を受ける気満々のようですが、投稿者さんは気が進まない様子ですね……。すぐには決断できない内容だからこそ戸惑うのは当然でしょう。
介護の約束なんて……絶対に嫌!
困惑する投稿者さんに共感するかのように、トピック内のママたちからは「断固拒否!」の声が聞こえてきました。
『そんな見返り求められるなんて嫌だわ……。絶対何かしら言われちゃうわ。「あの時援助してやったのに!」って』
『老後の面倒を見るってどこまでの話なんだろう? 施設には行きたくないから自宅でずっと見てってことかな? それなら断るよ。24時間の何十年って可能性もあるのに……無理だわ』
教育費を出すから自分たちの介護をして……という交換条件のような持ち掛け方が嫌だと話したママたち。「もし教育費を受け取ったとした
...moreら、介護をする上でいろいろなことを要求されそう……」と心配になってしまったようですね。自宅介護の大変さを理解しているからこそ、安易には引き受けられないと考えたのでしょう。
教育費を受け取らない場合には?
投稿者さんは義両親からの条件をさらに詳しく話してくれました。
『ちなみに学費を出した場合は自宅介護、またはこちらが介護費用を出して施設。出さない場合は老後は介護施設に入居一択だそうです』
投稿者さん夫婦が教育費を受け取らないのあれば、義両親は将来的に介護施設に入るつもりのようですね。この条件を聞いて提案を逆手に取るママも現れました。
『教育費を受け取らなければ、老後の面倒は見なくていいということよね。老後のほうが年月長いし、断る口実ができたと考えよう』
介護はとても大変な仕事です。できればプロにお任せしたい……と考えるのは無理もないですよね、将来的にプロに任せられるのが約束されるのであれば、教育費を受け取らないという選択もいいのかもしれません。
介護は期間が長くなる可能性も……
必要な期間をもとに考えたママたちもいたようです。
『教育費は期間が10年程度と決まってるけど、老後は10年以上……終わりが見えないよ。終わりは亡くなるときだから』
『子ども1人分の学費で老後の面倒を見てもらうつもりなのはちょっと……。参考までに、介護施設にいる私の祖母は99歳で存命。元気なのはいいけれど費用もバカにならないよ』
『子ども1人の終わりが見える教育資金。老人2人の終わりが見えない介護。単純に人数と期間を考えても教育費が安上がりでしょ』
義両親の介護期間が長くなった場合には、予想以上の出費や労力が必要となることも……。一方で教育費は必要な金額と期間が大体予測できますよね。こちらのママたちには「教育費のほうがコスパがいい」と考えられたのかもしれません。
自分たちのために取っておいてほしい
『孫の教育費を援助できるなら、その分を施設入居費にあててほしいよね』
『援助してもらわなくても何もしない訳にはいかないけど、お金で解決できることもあるよね。だから教育費よりも老後のために置いておいてくれたほうが助かる』
教育費を援助できるお金があるなら、それを将来のために取っておいてほしいと考えたママたちもいました。いざ介護が必要となったときにある程度のお金があれば、施設に入居するのにも安心ですよね。
『「自分の子どもは自分の責任で育てますから」って言う。そもそも子育てってそういうものだもん。義両親も自分で生きてってほしい』
『「自分の子どもの教育費は自分たちでやります。老後の面倒はできる範囲でお手伝いします。ただ金銭的な援助はかなり難しいと思います」と言っておく』
「私たちはわが子の面倒を見るので、そちらはご自分の老後をお願いします」と役割をハッキリとさせたママたちも。子育ての本質を見据えたかのような発言ですね。この説明ならば義両親も納得してくれるかもしれません。
義両親から「教育費を援助するから、将来の介護をお願い」と言われて困惑してしまった投稿者さん。「教育費をもらって介護を引き受けるのは、コスパが悪い気がする」というママたちのコメントにも頷けます。介護はどのくらいの期間が必要かわからないからこそ、不安も大きくなるものでしょう。いずれにしても安易には決められない問題ですよね。すぐには決めずに、旦那さんと一緒にゆっくりと考えるのがいいかもしれません。
後編へ続く。
文・motte 編集・みやび イラスト・Ponko...