在庫管理は柔軟に相談可能、サークル・メーカーの負担を軽減。1. 事業開始の背景当社は「大人の対面コミュニケーションを自由に、楽しくする」という理念のもと、完全18禁ボードゲーム『R18』シリーズを開発・販売してまいりました。一方で、18禁ボードゲームを制作する、個人サークルや小規模メーカーには「決済審査・物流・年齢確認のハードルが高く、作品を全国に届けづらい」という課題が存在します。こうした声に応えるべく、当社が流通ハブとなる「18禁ボードゲーム総合流通プラットフォーム」(ECサイト)を立ち上げました。https://japan-np.co.jp/2. サービス概要項目 内容取扱対象 日本国内外の18禁ボードゲーム/カードゲーム/関連グッズ提供機能 決済代行・年齢確認付きEC販売、店舗卸、翻訳・ローカライズ(オプション)在庫管理 委託/買い取り/ドロップシッピングから選択可(要相談)法令順守 都道府県青少年育成条例・景品表示法・決済ブランド規定などを遵守※ 個人情報保護ポリシーと内部チェックリストに基づき、適切な管理体制を整えています。3. 参加メリット販売チャネルの拡大:自社ECサイトと提携小売(秋葉原・大阪・福岡など)に即時展開物流・決済コストの最適化:年齢認証決済や在庫保管を一本化露出機会の創出:公式SNS・プレスリリース・動画配信者への無償サンプル提供でPRを支援クリエイタ
...moreー保護:ガイドライン審査により不当な削除リスクを最小化4. 参画方法作品概要(タイトル/内容物/希望取次形態)を記載のうえ、下記窓口へご連絡ください。https://japan-np.co.jp/contact1週間以内に担当者より詳細条件をご案内いたします。会社概要商号 :日本ナイトプロダクションズ株式会社代表者:豊島 拓馬所在地:東京都渋谷区設立 :2025年事業 :18禁ボードゲームの企画・製造・販売、流通仲介本件に関するお問い合わせ先日本ナイトプロダクションズ株式会社 流通事業部E-mail:info@japan-np.co.jp公式サイト:https://japan-np.co.jp配信元企業:日本ナイトプロダクションズ株式会社プレスリリース詳細へドリームニューストップへ
7月3日に公示され、本格的な選挙戦に突入した第27回参院議員通常選挙。その試金石とも言われた6月の都議選では惨敗を喫した自民党ですが、参院選でも同じ轍を踏む事となってしまうのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、選挙結果を占う第一のポイントとして自公の選挙協力にフォーカス。前述の都議選や昨秋に行われた衆院選の結果を踏まえ、今般の参院選への見立てと野党が取るべき戦略を考察しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:参院選「与党50議席確保」を巡るギリギリの攻防(上)/自公選挙協力はいつまで続くのか?
創価学会に頼り切っている自民党「組織戦略」の破綻
結果を占う上でのポイントはいくつかあり、それを今号と次号の2回に分けて論じる。
第1は、公明党=創価学会の力の衰えが思いの外、速く、それに頼り切っている自民党の組織戦略はすでに破綻しつつあるのではないか、という問題である。
都議選は公明党にとって国政選挙と同等の意味を持つ重要選挙で、それは、その前身の公明政治連盟が1963年に都議選に初挑戦して17議席を得たのを弾みとして翌年に同党を結成、たちまち自社2大政党に対する第3党として国政レベルでも存在感を持つようになったという、その生い立ちに関わっている。
当然、都議会では
...more常に与党の立場を占めていなければならず、そのため都議選には活動家を全国動員して力を注ぐなどして、前回まで連続8回(ということは32年間)全員当選を確実にしてきた。
ところがどうだろう、6月の都議選では、創価学会本部が所在する新宿区で現職を落としたばかりか、教祖=池田大作の生まれ故郷ということもあって強力な地盤を培ってきた大田区でも2人を共倒れさせるという大失態を演じ、現職23人に対し22人を出して19人しか当選させられなかった。全体の得票数も前回の63万票から53万票に減った。
かつて2005年衆院選では898万票と、900万近い比例票を得たこともある同党が、昨秋の衆院選では596万票と、3分の2にまで勢力を減退させてしまったことが、都議選にも如実に表れたということだろう。
根底に、学会員自体の減少と残っている人たちの高齢化という(共産党と同様の)世代論に関わる組織構造の問題があり、それにさらに、公明党それ自体が自民党との癒着なしには存続し得なくなっていることへの内部からの反発という理念的アイデンティティの崩壊問題も絡むので、今の路線を続ける限りはこれに歯止めをかけることはできないだろう。
竹中平蔵と小泉純一郎がもたらした「歪み切った組織的堕落」
《資料》2024衆院選 自民当選者の次点者との票差の一覧
(メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2025年7月7号より一部抜粋・文中敬称略。ご興味をお持ちの方はご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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MAG2 NEWS
懲役と禁錮を一本化する拘禁刑が6月から導入された。刑罰の基準がこれまでの「懲らしめ」から「更生」へと軸足が移り、再犯防止が大きな課題の一つとなった。そもそも再犯に走ってしまう人たちは何を考え、罪とどう向き合っているのか――。窃盗を繰り返すある高齢男性を被告とした大阪地裁の刑事裁判を取材した。【岩崎
第27回参院選は3日公示され、7月20日の投開票に向けた選挙戦がスタートした。だが与党側につい先日までの楽観ムードはない。消費税減税の是非やコメを始めとする物価高対策が争点となる中、秘策だったはずの“備蓄米パフォーマンス”や“2万円バラマキ”が、むしろ「敗因」となる可能性が生じている。元全国紙社会部記者の新 恭氏が詳しく解説する。(メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』より)※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:進次郎劇場は思惑外れ。参院でも自公過半数割れか
小泉進次郎劇場、まさかの閑古鳥
参議院選がスタートした。投票日は7月20日。なにも3連休のど真ん中をあてることはないだろうと思うが、どうやら無党派層の投票意欲を削ぎたいらしい。石破政権はそれほど自信を失っているのだろうか。
東京都議選の前まで、石破官邸と自民党内にはさしたる根拠もなく楽観論が充満していた。“進次郎パフォーマンス”で悦に入っていたからだ。
自民党を見る世間の空気感が変わり、都議選や参院選に明るい光が差し込んできたはずだった。事実、都議選の最終盤になっても、自民党やマスメディアの情勢調査結果は自公優勢の数字を示していたのだ。
しかし、そんな空気は都議選の開票とともに、一瞬にして吹き飛んだ。自民の当選者はわずか18人。あわてて3人を追加公認し21人となったものの、状況判断の甘さは隠し
...moreようがない。
「備蓄米パフォーマンス」を有権者は評価せず
裏金問題が尾を引き、たまたま同じ知事与党の一角である「都民ファーストの会」に自民支持層の票が流れただけ。都ファの候補者が出ない参院選は大丈夫という見方は、いささか甘すぎるだろう。
問題はかなり深刻だ。あれだけマスコミが進次郎人気を煽ってくれたにもかかわらず、有権者の投票行動にほとんど影響を及ぼさなかったのである。これをどう解釈するべきか。
都議選開票の翌日、小泉大臣はその結果などどこ吹く風で、記者団に怪気炎を上げていた。
「石破総理大臣が今まで、6月中旬までに平均3000円台と話をしてきたことを多くの皆さんの協力で達成でき、大変ありがたく受け止めている。コメ高騰の沈静化に新たな段階に一歩踏み込めた」
この日、6月9日から15日までの1週間に全国のスーパー約1000店で販売されたコメの平均価格が発表された。5キロあたり税込みで3920円。前の週から256円の値下がりだ。「ブレンド米」は3495円、「銘柄米」は4338円という平均販売価格だった。誇らしげに小泉大臣が語るほど成果が上がっているといえるだろうか。なにより都議選の結果に有権者の評価が示されている。
そもそも、古古米や古古古米などが安いのはあたりまえだ。コメ高騰以前は銘柄米でも5キロ2000円前後で買えていたわけで、冷静な人の目には、“進次郎パフォーマンス”を使った参院選対策と映るのが自然だろう。
【関連】実は怖い「パンダ外交」と「自民親中派のドン」二階俊博氏の功罪。パンダ王国和歌山ほか地方に浸透する中国の狙いとは?(新 恭)
逆効果だった石破自民の2万円バラマキ策
もう一つ重要なポイントがある。野党の減税要求を拒みながら選挙直前になって2万円のバラマキ策を打ち上げる石破政権のご都合主義に、国民がほとほと呆れかえり、うんざりしている。
そのために国民の間に冷めた批判的精神が維持され、“進次郎効果”にごまかされまいとする意識が広がっているのではないだろうか。(次ページに続く)
今のムードは完全に「政権交代前夜」自民党内に衝撃
さて、その参院選。石破首相は勝敗ラインを「与党で50議席」としている。
非改選の議席は自公で75議席あり、今回の選挙で「50」を取れば、参院(定数248)の過半数(125議席)をなんとか維持できるからだろうが、本来ならボロ負けの数字である。
つまり、“実質的”な大敗北を覚悟しているからこそ、数字上の目標ラインを大きく引き下げ、政権の延命をはかろうとしているのだ。
5月10~11日に行われた自民党の情勢調査では、都議選で40議席近く、参院選では自民党だけで49議席をとれると見込まれていた。その後の5月21日、小泉進次郎農水大臣が華々しく登場したことから、党本部はさらに強気になり、あわよくば自公で60議席を越えるという見方まで出てきていた。
ところが、都議選を境にムードは一転。いまや「与党で50議席」を割ることはないのかと問われて「絶対に大丈夫」と言い切れる政治家は自民党の中にいないだろう。
なにしろ、公明党の組織力が年々低下し、都議選では全員当選どころか3人が落選した。前回参院選は14議席だったが、今回はとても同じようにはいかない。もし10議席どまりなら、自民は40議席とらなければならない。
それができなければ、石破首相の退陣は不可避だろうし、政権交代の可能性さえ出てくる。
思い出されるのが2007年、第一次安倍政権下における参院選だ。「消えた年金」問題や閣僚の不祥事が相次いだことが災いして、自民党は獲得議席数37(選挙区23、比例区14)という歴史的大敗を喫した。とりわけ全国で29あった1人区では群馬、福井、和歌山、山口、大分、鹿児島の6選挙区で勝利したものの、他の23選挙区が総崩れとなった。
これにより参院で与党の議席数が過半数を下回り、衆参ねじれ国会となって国会運営が難航。2009年の政権交代につながったことは周知の通りだ。(次ページに続く)
進む野党共闘と保守分裂。1人区次第で自公惨敗の可能性も
今回も、農村地帯をかかえる32の1人区での勝敗が帰趨を決めるだろう。
そのうち、自民の劣勢が伝えられるのは野党系に有力な現職の候補者が存在する岩手、宮城、秋田、山形、長野、愛媛。激しく競り合っているとされるのは青森、福島、新潟、山梨、三重、徳島高知、香川、長崎、大分、鹿児島、沖縄だ。
以上の17選挙区は勝敗がどちらに転んでも不思議ではない状況。なかでも福島は、共産が候補者擁立を取り下げ、立憲・共産の野党共闘が成立。現職の森まさこ氏(元法相)は苦しい状況となっている。
鹿児島も、共産が独自候補の擁立を見送り、立憲推薦の無所属候補に一本化することが決まった。長崎は、国民民主党が擁立した新人候補(元県議)を立憲が支援する構図で、自民の古賀友一郎氏(経産副大臣)を脅かしている。
このほか、自公優勢と言われる栃木、群馬、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、奈良、和歌山、鳥取島根、岡山、山口、佐賀、熊本、宮崎も安閑としてはいられない。現に、和歌山と岐阜では、立憲と維新が“予備選”(情勢調査)をもとに候補者一本化で合意した。滋賀も立憲が擁立をあきらめ、国民の候補に一本化した。
国会ではいがみ合っているように見える野党陣営も、いざとなると現実的な融通をきかせあうものらしい。
そうなると苦しいのは自公側だ。とくに、農村部では、コメを安く売ろうとする“新小泉劇場”への反発が強いといわれる。政権浮揚のために進次郎人気をあてこんだ石破首相や自民党執行部としては、思惑外れの状況だろう。
国民民主党や参政党、日本保守党などの新興勢力へ保守票が分散し、2007年参院選より自公への逆風が強いとも言われる今回の選挙。衆院に続き参院まで与党が過半数を割るようなことになるのかどうか。この国の政治が歴史的な分水嶺にさしかかっているのは間違いない。
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名古屋市の小学校教員らが女子児童の下着を盗撮し、画像をグループチャットで共有していたとされる事件。児童の所持品に体液を付着させるなど異様な行為が次々と明るみになっているが、何より日本中が衝撃を受けたのは「現役教員たちで構成された小児性愛コミュニティが存在する」というおぞましい現実だ。ネットでは「すべての男性教員に“ロリコン検査”を義務づけてほしい」といった声もあがっているが、果たしてその有効性は?米国在住作家の冷泉彰彦氏が詳しく解説する。(メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』より)※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:教員の盗撮コミュニティという衝撃、対策は入口から
ロリコン先生を教壇に立たせない「水際対策」は本当に可能なのか?
女子児童を大胆不敵にも学校内で盗撮し、画像などをSNSで共有していたとして、小学校の教師らが逮捕されました。
秘匿性の高いアプリのチャットルームで動画を公開するなど、その手口は悪質を極めています。また、実在する女子児童の卒業アルバムの写真などを加工する「性的ディープフェイク」も大きな問題となってきました。
まず、後者のディープフェイクの防止に関してですが、恐らく小学校・中学校レベルでは、「卒アル」という文化そのものを社会全体としてあきらめる必要がありそうです。
卒アルの制作は、典型的な“中小企業の仕事”であり、善良な経営
...more者や従業員がどんなに頑張ったとしても、情報のセキュリティを破られたらどうしようもない世界だからです。
問題が深刻なのは前者であり、「教師による犯罪をどう抑止するのか?」という点です。ただ、この種の問題を防止しようとすると、どうしても対策は網羅的になってしまいます。
ごく僅かに存在する悪質教師のために、全教員がスマホ規制や持ち物検査など、人権を無視したチェックを受けるようになるわけです。多くの先生方は、仕方がないとして従うかもしれませんが、「自分も疑われている」とか「誰もが疑われている」という職場はどうしても暗くなるでしょう。
とにかく、ブラック性の克服が課題となって久しい学校という職場環境が、さらに暗く、周囲からも敬意を払われず、ギスギスしたものになるわけです。これは心的負荷として、あまりに過大です。
教員集団にさらにストレスを加えれば、たとえば食物アレルギー対策やプールの塩素量調整など細かい実務において、疲弊した結果のミスなどが増えるかもしれません。
結果的として、ただでさえ敬遠されがちな教員という仕事から、さらに優秀な人材が離れていくことになります。
男性教員全体を疑えば疑うほど「ロリコン教員が利益を得る」という矛盾
一番恐ろしいのはこの点です。今回、明るみに出た悪質教師らをみると、ズバリ次の指摘ができます。それは、
「性的な動機から、未成年児童への接触を目的として教員になった」
というグループはたしかに存在している、ということです。本当に恐ろしいことですが、今回の連中はどう考えてもこのカテゴリに当てはまりそうです。
ここに悩ましいジレンマがあります。今回の事件への対策として教員集団全体が疑われ、教員という職種の魅力が下がり、優秀な人材が教職を敬遠するようになることは、悪徳教員予備軍からすると、むしろ“思うツボ”という構造になっているのです。(次ページに続く)
「ロリコン検査」は非現実的かつ逆効果。健全な母集団形成がカギに
教員全体の志願倍率が今よりもさらに下がることで利益を得るのは、女子児童に性的な目的で接近しようとする連中です。教員を志望する“悪魔”が採用されてしまう可能性が、どんどん上がってしまうわけです。
これは悪循環ですし、絶対に避けねばなりません。
そこで、手っ取り早い1つのアイディアとして、教員にやや長めの試用期間を設定し、その間に言動を厳しくチェックして悪質教師予備軍を見抜く、という対策が思い浮かびます。
ですが、この種の人物は「目的を達成するまでは我慢する」という悪知恵を備えているので、実際には難しいでしょう。
それに、仮に一線を越えた行動は我慢していたとしても、ともかく女子児童を「性的対象として見ている」わけですから、そんな人物がいるだけでも許せないと感じるのは当然です。
たとえばですが、私立小学校などで「男性なのに、堂々と女子校の教員を志望してくる」という人物は、かなり怪しいわけです。業界では恐らく、採用にかなり慎重になっていると思われます。そこで、もし危険人材をスクリーニングするノウハウがあるのなら、予備軍には絶対に知られないようにしながら、公立校などともノウハウを共有していくということは考えられます。
これは差別になるので非常に難しいのですが、危険人物を見抜く面接の質問を用意する、挙動をチェックする、アニメなど趣味との関連性からリスク度合いを判定するなど、予備軍を判別するノウハウが求められるようになるでしょう。
ただし、これらは冷静に考えるとかなりハードルが高く、実現性の低い対策と言えます。
そこで、現実的なロリコン対策は、とにかく「教員の志願者を思い切り増やすこと」になります。母数が増えれば、危険人物を採用してしまう危険性はどんどん薄まっていきます。
危険人物を事前に見抜くのは非常に難しいので、反対に「良い要素を持った志願者」を多く集めることで、誤って予備軍を採用してしまう確率を下げるのです。(次ページに続く)
ブラック職場に耐えるのは「女子児童好き」のロリコン教師ばかりという現実
では、教員志願者を増やすにはどうすればいいでしょうか?具体的には、
「保護者対応は教育委員会のCS(カスタマーサービス)に一本化する」 「行事やプール指導、部活などの周辺業務をどんどんカットする」
などが考えられます。つまり、教員という職業のブラック性を徹底的に見直すということです。
ブラックのままでは、どうしても志願者は減ります。その分、危険人物予備軍が入ってくる可能性がアップするのです。
恐らく、自分のターゲット年齢の女子児童・生徒と「一緒にいられる」ことに大きな価値を見出す、歪んだ性的動機をもった連中からすれば、その目的を達するためには、多少のブラック性など全く苦にならないという状況があるのだと思います。
何度でも申し上げますが、ブラックな職場環境によって教員の採用倍率が下がることは、悪質な連中の思うツボなのです。
決定的な対策としては、教員の待遇改善がやはり必要です。給与を含めた待遇や職場環境を徹底的に改善するのです。そのようにして、志願者を何倍にも増やすことで、危ない人物が採用される可能性を限りなく下げる、これを地道にやるしかありません。
【関連】変態ロリコン教師「個人の問題」では済まされぬ。名古屋「女子児童盗撮SNS共有事件」の背景にある“共犯的沈黙”
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