将来プログラマーになりたいと考える若者にとって、今の時代は希望と不安が入り混じる時代なのかもしれません。大学の研究室でプラグラミングが好きになり、将来はプログラマーになりたいと考えている大学生から相談を受けたのは、世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さん。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』で、プログラマーになるのを周囲に反対されているこの相談者にどう回答したのでしょうか。
プログラミングが好きになり、将来はこの道に進んでいきたいと考えています。AIが進化しているということで親や友達は反対しているのですが。
Question
大学がロボット開発の研究室で、プログラミングにはまりました。将来はこれしかないと思ってあれこれやっています。最近はテレビでもAIの話題で、米国でのエンジニアのリストラとか、プログラマー不要論などの記事もよく見ます。うちの親までいいだしていて、プログラマーになるのに反対しています。押し切ることもできるのですが、私自身が少し不安です。
赤羽さんからの回答
ご相談どうもありがとうございます。お気持ち大変よくわかります。
私も同じ状況なら迷いますね。ただ、AIも急激に発展途上なので、それを使いこなす側になればいいことだと思いま
...moreす。
AIを作る側の仕事もありますし、使う側の仕事も十分あるので、今は心配することはありません。
それよりも、最新動向に常に注意を払いつつ、自分でも生成AIを使っていろいろ作ってみるのがいいです。例えば、大前研一さんのあらゆるブログを読み込んで、簡単なAIチャットボットを作ってみるとか、教科書を読み込ませて、学習支援ボットを作るとか、できますよね。自分の手を動かしてAmazonのAPIを叩くとかすると、興味がどんどん広がっていきます。
受動的な人はエンジニアであろうが、それ以外であろうが、どんどん仕事がなくなっていく時代ですので、好きなプログラミングにぜひ取り組んでいってください。
ただ、仕事としてやる、というのを越えて、無我夢中になって、寝るのも忘れて取り組むことがとても大切です。そういう人には仕事は常にありますし、一緒にやろうと言ってくれる人も常にあらわれます。
今、AIの進化が速すぎて、誰も十分着いて行けていません。特に日本の企業経営者は全くと言っていいほど使いこなせていません。
大事なことは仲間を作って皆でわいわいやることですね。一人であれば、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity、Gensparkとかを使い倒すことはとてもできません。仲間がいれば、皆でいろいろなチャレンジが簡単にできますので、楽しいし、速いです。
そこからベンチャー起業にいたることも世界では普通のことです。
チャンスは十二分にあります。心配せず、飛び込んでいくといってください。
この記事の著者・赤羽雄二さんのメルマガ初月無料で読む
image by: Shutterstock.com
MAG2 NEWS
日産自動車で四半世紀ぶりとなる大規模リストラ計画が動き始めた。拡大路線の果てに国内2工場の生産終了を迫られた形だ。日産は経営の立て直しへ抜本的な合理化を急ぐが、単独での生き残りはなお厳しい。生産終了後の工場の活用を含め、新たな協業を模索する動きが加速しそうだ。
セールスフォースCEOのマーク・ベニオフが「社内の業務の半分はAIが担っている」と発言したように、AIの急速な普及に伴い、数多くの企業がチームを解体し始めている。以下は、現在進行中の主なリストラの一覧
ゲーム開発者の解雇や新作の開発中止といった動きに端を発し,経営者批判やGamePassのようなサブスクリプションサービスのビジネスモデルに対する不安が広がるなど,今月に入ってからXboxGameStudiosを巡る話題が騒がしくなってきた。
暗く長いトンネルから抜け出せない状況にある日本。経済回復のためには企業が元気を取り戻すことが何より重要ですが、その兆候は見え始めてきているようです。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、中高年を企業の戦力にする傾向が高まっていると受け取れる、とある調査結果を紹介。さらに河合さんが知る「元気な中小企業」の共通点を取り上げるとともに、「超中年社会」を迎えた日本社会に自身が望むことを記しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:いよいよ「超中年社会ニッポン」に突入!
プロフィール:河合薫(かわい・かおる) 健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。
MAG2 NEWS