楽天ドローン株式会社(以下「楽天ドローン」)と「楽天保険の総合窓口」を運営する楽天インシュアランスプランニング株式会社(以下「楽天インシュアランスプランニング」)は、東京海上日動火災保険株式会社を引受保険会社として、「楽天ドローンアカデミー」(注1)卒業生と「楽天ドローンゲートウェイ」(注2)登録者を対象とする「楽天ドローン保険」(以下「本保険」)を、本日より提供開始することをお知らせします。本保険は、ドローンの機体(付属品を含む)の損傷リスクに対応する機体補償、ドローンの使用に起因して発生した対人・対物の損害賠償リスクに対応する賠償責任補償を提供しており、お客様は両方またはいずれかに加入することができます(注3)。機体補償は加入条件に適合していれば特定メーカーの機体に限ることなく対象としており、カメラ等の付属品の損傷やデータ復旧費用も補償対象に含めることが可能です。賠償責任補償は保険対象のドローンの所有、使用または管理に起因して、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償します(注4)。2023年12月に国土交通省が新設した「レベル3.5飛行」制度において、第三者賠償責任保険への加入が要件となるなど(注5)、ドローン保険の必要性が高まる昨今の状況を受け、安心してドローンを活用できる環境を提供するため、本保険の提供を開始しました。本保険への加入を希望するお客様は、専用
...moreウェブサイトから申し込むことができます。機体補償、賠償責任補償はそれぞれ3つのプランを用意しており、利用シーンや希望する補償内容に合わせて選択可能です。お申し込みは専用ウェブサイトのみで完結し、お申し込み完了後、最短翌日から補償が開始されます。また、国土交通省航空局が管理するドローン情報基盤システム「DIPS」(注6)に対象の機体情報を登録している場合、加入に必要な情報の自動連携により手続きを簡素化できます。これまで楽天ドローンは、ドローンパイロットの育成を目的とした「楽天ドローンアカデミー」の運営や、ドローンパイロットと企業や個人のマッチングプラットフォーム「楽天ドローンゲートウェイ」、ドローンによる建物の外壁調査(注7)、火災保険の鑑定業務における屋根の損害調査、太陽光パネルの点検、機体販売(注8)、空撮など、幅広くドローン関連のサービスを提供してきました。「楽天ドローンアカデミー」では、ドローンの国家資格(一等無人航空機操縦士、二等無人航空機操縦士)を取得するためのコースに加え、外壁調査や屋根点検等の実務に特化したスキルを習得できるコースを提供するなど、多様で実践的なドローンパイロットの育成を支援しています。二等国家資格合格率91.4%(注9)と国家試験合格率も高く、2025年4月には卒業生が累計2,200名を突破しました。また、「楽天ドローンゲートウェイ」では、ドローンを活用した仕事を依頼したい企業や個人に、「楽天ドローンアカデミー」卒業生などのドローンパイロットを紹介しています(注10)。楽天ドローンと楽天インシュアランスプランニングは、ドローン保険の提供を含めた包括的なドローン関連サービスを提供することで、今後もドローンによる人々と社会のエンパワーメントを推進してまいります。(注1)楽天ドローンアカデミー: https://academy.drone.rakuten.co.jp/(注2)楽天ドローンゲートウェイ: https://gateway.drone.rakuten.co.jp/(注3)加入条件の詳細はこちらをご確認ください。https://entry.tmnf1.form.tmnf.joinsure.jp/rakuten-drone-10100010#menu_conditions(注4)補償内容の詳細はこちらをご確認ください。https://entry.tmnf1.form.tmnf.joinsure.jp/rakuten-drone-10100010#menu_compensation(注5)詳細は以下国土交通省の資料「カテゴリーII飛行(レベル3.5飛行)の許可・承認申請について」をご確認ください。https://www.mlit.go.jp/koku/content/001725836.pdf(注6)国土交通省へのドローンの飛行許可・承認申請をオンラインで行うことができる申請システム「ドローン情報基盤システム(Drone/UAS Information Platform System)」の略称。https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top/(注7)楽天ドローン外壁調査: https://drone.rakuten.co.jp/service/inspection/(注8)楽天ドローン機体販売: https://drone.rakuten.co.jp/service/drone-sales/(注9)2025年4月までの実績(注10)「楽天ドローンゲートウェイ」へのドローンパイロットの登録は無料です。■「楽天ドローン保険」概要商品名: 楽天ドローン保険専用ウェブサイト: https://entry.tmnf1.form.tmnf.joinsure.jp/rakuten-drone-10100010取り扱い開始日: 2025年5月21日(水)取扱代理店: 楽天インシュアランスプランニング株式会社引受保険会社: 東京海上日動火災保険株式会社募集文書番号: 25TC-000352作成年月: 2025年4月加入条件:楽天ドローンアカデミー卒業生(卒業生番号をお持ちの方)、もしくは楽天ドローンゲートウェイ登録者(楽天IDで登録済の方)であること。補償機体が条件に適合していること。詳細は専用ウェブサイトをご確認ください。お申込み方法:1. 上記、専用ウェブサイトよりお見積り2. 申込情報の入力3. 支払い方法登録4. 補償開始■楽天ドローン株式会社について楽天ドローン株式会社は、ドローン関連のサービスを中心とした事業を展開する企業として2016年9月に設立されました。ドローンパイロットの育成を目的とした「楽天ドローンアカデミー」の運営、ドローンパイロットに企業や個人から依頼された仕事を紹介する「楽天ドローンゲートウェイ」の提供、ドローンによる建物の外壁調査や火災保険の鑑定業務における屋根の損害調査、太陽光パネルの点検、機体販売、空撮などを行っています。URL: https://drone.rakuten.co.jp/■楽天インシュアランスプランニング株式会社について楽天インシュアランスプランニング株式会社は、「楽天保険の総合窓口」を運営する保険募集代理店です。楽天グループの強みを活かして、お客様のニーズに沿った利便性の高い様々な保険サービスを提供しています。URL: https://www.rakuten-insurance.co.jp/※記載されている会社名・製品名・サービス名などは、各社の登録商標または商標です。以 上配信元企業:楽天インシュアランスプランニング株式会社プレスリリース詳細へドリームニューストップへ...
感染管理監視ソリューション市場は、2024年に8億3,867万米ドルで評価され、2033年には30億9,018万米ドルに達すると予測され、2025年から2033年までの予測期間中に15.78%のCAGRで成長すると予測されている。この成長軌道に拍車をかけているのは、抗菌薬耐性(AMR)と医療関連感染(HAI)に対する懸念の高まりであり、両者とも世界の医療システムに高度な感染管理対策を導入するよう大きな圧力をかけている。世界保健機関(WHO)によると、AMRは年間500万人以上の死亡の原因となっており、一方HAIは発展途上国の入院患者の7~10%に影響を及ぼし、CDCの報告によると、米国の医療システムに年間280億~450億ドルの損害を与えている。このサンプルレポートの請求はこちら :- https://www.astuteanalytica.com/ja/request-sample/infection-control-surveillance-solutions-market新興病原体に対応する技術の進歩同市場では、クロストリジオイデスディフィシルやカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)などの新興病原体の急増により、監視ソリューションの需要が急増している。2023年、欧州疾病予防管理センター(ECDC)は、欧州の病院におけるCRE感染の15%増加を記録し、正確なサーベイランスの
...more重要な必要性を強調している。現在CirrusDxで運用されているダセナの予測アルゴリズムのようなAI駆動型プラットフォームは、カイザー・パーマネンテが実施した試験で敗血症死亡率を18%減少させ、具体的なROIを実証している。さらに、米国では手術の60%が外来で行われるようになったため(2023年JAMA調査)、分散化した感染リスクを軽減するためにIoT対応感染モニタリングツールを導入している外来診療所や在宅医療プロバイダーにも市場の焦点が広がりつつある。製品開発を形作る規制強化と技術統合世界中の規制機関は、自動コンプライアンス・ソフトウェアとリアルタイムEHRアナリティクスの統合をますます重視するようになっている。例えば、RLDatixのINFECTION360とVicarious SurgicalのAIを搭載したORモニタリングシステムは、現在、感染管理サーベイランスにおける急性期医療市場シェアの40%を占めている。同時に、米国病院協会(AHA)によると、米国の病院の22%で紫外線C(UV-C)ロボットが使用されており、表面のバイオバーデンを99.9%減少させる効果が証明されている。さらに、アジア太平洋地域では、PHMBコーティング創傷被覆材や生分解性PPEなどの使い捨て医療器具が、インドのアユシュマン・バラットや中国のCOVID後の病院近代化努力のような大規模な公衆衛生イニシアチブを原動力として、同地域の収益の35%に貢献している。競争環境と戦略的転換感染管理監視ソリューション市場の競争環境は、AI主導のプラットフォーム、相互運用性、垂直統合への戦略的シフトによって特徴付けられる。STERISやGetingeのような大手企業は、STERISのRealViewTM追跡ソフトウェアのような接続された滅菌エコシステムで市場をリードしている。一方、EpiGuardのような新興プレーヤーは、新興病原体用に特別に設計されたポータブル隔離ユニットでヨーロッパで人気を集めている。米国では、包括的なソリューションを提供するため、予測分析と感染サーベイランスを統合したバンドル型SaaSモデルを提供するベンダーが増えています。さらに新興国は、アフリカでのZiplineのドローンベースのPPEデリバリーシステムの展開に代表されるように、モジュール式のソリューションを優先している。全レポートを入手する:- https://www.astuteanalytica.com/ja/industry-report/infection-control-surveillance-solutions-market感染制御監視ソリューション市場のトップ企業● Becton● Dickinson and Company● Premier Inc.● Gojo Industries● RL Solutions● Baxter International Inc.● Premier Inc.● Truven Health Analytics● Wolters Kluwer N.V● Other Prominent Players市場セグメンテーションの概要コンポーネント別● ソフトウェア● オンプレミス● ウェブベース● サービスエンドユーザー別● 病院● クリニック● 特殊手術センター● 外来手術センター地域別● 北米● 米国● カナダ● メキシコ● ヨーロッパ● 西欧● 英国● ドイツ● フランス● イタリア● スペイン● 残りの西ヨーロッパ● 東欧● ポーランド● ロシア● 東ヨーロッパの残りの地域● アジア太平洋地域● 中国● インド● 日本● オーストラリアとニュージーランド● 韓国● アセアン● インドネシア● タイ● シンガポール● ベトナム● マレーシア● フィリピン● ASEANの残りの地域● 残りのアジア太平洋地域● 中東およびアフリカ (MEA)● サウジアラビア● 南アフリカ● アラブ首長国連邦● MEAの残りの部分● 南アメリカ● アルゼンチン● ブラジル● 南アメリカの残りの地域将来の展望: 予測ゲノミクスとパンデミック耐性今後、感染管理サーベイランス・ソリューション市場は、予測ゲノミクス、病原体診断プラットフォーム、AIを活用したデータ解析の進歩により、変革的な成長を遂げる構えだ。気候変動の影響が人獣共通感染症の波及リスクを悪化させ続ける中、感染症サーベイランス・ソリューションは、より広範で包括的な病原体検出機能を包含するように進化している。サプライチェーンのデジタル化と予測分析に重点が置かれるようになる中、この市場はパンデミックに強い医療システムの構築において極めて重要な役割を果たすと予想され、世界の医療情勢における重要な位置付けを明確にしている。詳細サンプルレポートにアクセスする: - https://www.astuteanalytica.com/ja/request-sample/infection-control-surveillance-solutions-marketアステュート・アナリティカについてアステュート・アナリティカは、グローバルなアナリティクス・アドバイザリー企業として、短期間で確固たる名声を築き上げました。私たちは、さまざまな業種にまたがる非常に要求の厳しいクライアントのために、比類のない、綿密で、驚くほど正確な見積もりと予測を作成することに誇りを持っています。テクノロジー、ヘルスケア、化学、半導体、FMCGなど、幅広い分野のお客様にご満足いただき、リピートしていただいております。このような顧客は、世界中から来ています。複雑なビジネス環境、セグメントごとの既存・新興の可能性、技術構成、成長予測、さらには戦略的な選択肢まで、すべて私たちが分析するからです。つまり、完全なパッケージなのだ。このようなことが可能なのは、ビジネス・アナリスト、エコノミスト、コンサルタント、テクノロジーの専門家からなる、高度な資格と能力を備えた経験豊かな専門家チームがあるからです。私たちの優先事項の中で、お客様、つまり私たちのパトロンの皆様が一番になります。私どもにお任せいただければ、費用対効果に優れた付加価値の高いパッケージをお約束いたします。お問い合わせ電話番号 +18884296757電子メール:sales@astuteanalytica.comウェブサイト:https://www.astuteanalytica.com/購入前にこのレポートの詳細を問い合わせる:- https://www.astuteanalytica.com/ja/industry-report/infection-control-surveillance-solutions-market配信元企業:Astute Analytica Pvt Ltdプレスリリース詳細へドリームニューストップへ...
南フランスの閉鎖されたマリンパークで、藻だらけのプールに取り残されたシャチの親子の映像が公開され、世界中に波紋を広げています。
映像に映っているのは、24歳の母シャチ「ウィキ(Wikie)」と、その11歳の息子「ケイヨ(Keijo)」。
本来なら広大な海を泳ぐべき彼らが、人工の狭いタンクの中で泳ぎ続ける姿に、多くの人が胸を痛めています。
なぜ彼らは狭いプールの中に置き去りにされているのでしょうか?
目次
なぜプールに置き去りに?なぜシャチ親子の移送は進まないのか
なぜプールに置き去りに?
このシャチの親子はフランス南部・リヴィエラにある「マリンランド・アンティーブ」という海洋施設で飼育され、かつてはショーを行ったりして活躍していました。
しかしフランスでは動物愛護の観点から、2021年に海洋哺乳類を使ったショーが法的に禁止され、同施設も来場者数の減少とともに2025年1月に閉鎖。
ところが、施設に取り残されたシャチの親子の移送先が決まらず、プール内での生活を余儀なくされているのです。
そして今月初め、動物保護NGO「TideBreakers」がドローンで撮影した映像をSNSに投稿したことが、事態の転機となりました。
それがこちらです。
映像には、緑色の藻が繁茂したタンクの中を、ウィキとケイヨがぐるぐると回遊している様子が収められています。
これに対しマリンランドの運営側は「
...more藻は春に自然発生するもので、ろ過された海水に含まれる藻類の胞子が原因。定期的にブラッシングして除去しており、動物に害はない」と説明しています。
さらに「施設には現在も約50人のスタッフが勤務しており、シャチとイルカの健康管理に努めている」と述べています。
しかしこの説明に納得しない声は多く、SNS上では「これは動物虐待ではないか」「一刻も早く移送すべきだ」という意見が相次ぎました。
映像公開後には、施設職員への殺害予告を含む脅迫まで寄せられたといい、波紋はさらに広がっています。
かつて26年間マリンランドを運営していたマイク・リデル氏も「これは想定内の藻の繁殖だ」と映像に理解を示しましたが、それでも「こうした施設に長期間シャチを閉じ込めておくべきではない」という意見には同意を示しています。
なぜシャチ親子の移送は進まないのか
実はマリンランドの運営側は、すでに複数回、シャチ親子と同施設にいる12頭のイルカたちの移送を試みています。
2024年2月には、スペイン国内の2つの施設に移送する申請を提出しましたが、スペイン政府は「施設がシャチやイルカの保護に適していない」としてこれを拒否しました。
続いて日本の施設への移送も検討されましたが、今度はフランス政府が「ヨーロッパ内で、より高い福祉基準を満たす施設でなければならない」として許可を出さず、話は立ち消えに。
最終的に、唯一基準を満たすとされたスペイン・テネリフェ島の施設への移送案も、スペイン側が「設備が要件を満たしていない」と判断し、2025年4月に拒否されました。
このように、法制度や国ごとの基準の違いが障壁となり、シャチたちはいまだ適切な移送先を見つけられないまま閉鎖された施設にとどまっているのです。
複数のNGO、たとえば「One Voice」や「シー・シェパード」などは、シャチの健康状態を確認するため専門家を現地に派遣する許可を求めていますが、これもまだ実現していません。
かといって、彼らを野生の海に放すことはできません。
この親子はいずれも人間の飼育下で誕生し、野生環境には慣れていないので、弱肉強食の自然界ではとても生きていけないと考えられているのです。
Here is Tidebreakers’ official statement about the situation of 2 orcas and 12 dolphins remaining in a shut down Marineland Antibes. pic.twitter.com/SVbUAaIvYP
— TideBreakers (@tide_breakers) May 18, 2025
では、ウィキとケイヨの未来に本当に必要な解決策とは何なのでしょうか?
フランスの環境省や動物保護団体が一致して挙げているのが「海洋サンクチュアリ」の設立です。
これは完全な野生環境ではなく、ある程度人間の管理下にありながらも、より自然に近い広い海域で動物たちを保護する場所のこと。
本来の生息地に近い環境で、半野生的な生活を送らせることで、ストレスや健康被害を軽減しながら長期的に保護するという考え方です。
しかしマイク・リデル氏によれば、そのようなサンクチュアリを維持するには、年間で200万〜300万ユーロ(約3.3億〜5億円)の費用がかかるとされています。
ただ、その投資には十分な意義があります。ウィキとケイヨは適切な環境であれば今後も数十年にわたって生き続けられると考えられているからです。
今回の映像がきっかけとなり、世界がふたたびこのシャチの親子に目を向けています。
この関心が一過性のものではなく、持続的な保護活動へとつながっていくことが、彼らにとっての「本当の解放」につながるかもしれません。
全ての画像を見る参考文献Video of Orcas Stranded in Algae-Infested Pools Triggers Fresh Concernshttps://www.sciencealert.com/video-of-orcas-stranded-in-algae-infested-pools-triggers-fresh-concernsライター千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。編集者ナゾロジー 編集部...
「若いから大丈夫だと思っていましたが、病院に行ってみると『クローン病』と言われました。これを一生管理する必要があると聞いて、途方にくれました」
最近、若い層で急速に増加している病気の一つが「炎症
中等症から重症の潰瘍性大腸炎治療薬「トレムフィア®点滴静注200mg」及び「トレムフィア®皮下注200mgシリンジ」、「トレムフィア®皮下注200mgペン」発売のお知らせ
潰瘍性大腸炎を適応とした初めてかつ唯一のdual-acting(二重作用)IL-23p19阻害薬のトレムフィア®は、 QUASAR試験においてトレムフィア®投与1年後の内視鏡的寛解率として34~35%が示された
第III相QUASAR試験92週時点の長期データより、持続的な臨床的および内視鏡的効果が示された¹
Johnson & Johnson(法人名:ヤンセンファーマ株式会社、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:關口修平、以下「J&J」)は21日、中等症から重症の潰瘍性大腸炎における寛解導入療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)を効能又は効果として「トレムフィア®点滴静注200mg」、中等症から重症の潰瘍性大腸炎の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)を効能又は効果として「トレムフィア®皮下注200mgシリンジ」及び「トレムフィア®皮下注200mgペン」[一般名:グセルクマブ(遺伝子組換え)、以下「トレムフィア®」]が5月21日に薬価収載され、同日、新たに発売されたことをお知らせします。
本年3月27日に「トレ
...moreムフィア®点滴静注200mg」は中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)を効能又は効果として、「トレムフィア®皮下注200mgシリンジ」及び「トレムフィア®皮下注200mgペン」は中等症から重症の潰瘍性大腸炎の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)を効能又は効果として製造販売承認を取得しました。また、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症及び掌蹠膿疱症の治療薬として既承認品目である「トレムフィア®皮下注100mgシリンジ」においては、本年3月27日に中等症から重症の潰瘍性大腸炎の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)の効能又は効果ならびに用法及び用量追加の承認を取得しています。
トレムフィア®は、インターロイキン(IL)-23を阻害するとともに、炎症性単球モデルのIL-23産生細胞の表面に発現するCD64にも結合し、産生されるIL-23 を捕捉するdual-acting(二重作用)を有します²・³。トレムフィア®は、日本において潰瘍性大腸炎を適応症とし、初めてかつ唯一の承認された dual-acting(二重作用)を有する完全ヒト型、IL-23p19阻害薬です2,3。国際共同第IIb/III相QUASAR試験の結果¹に基づき承認されたトレムフィア®は、従来の治療や生物学的製剤及び/又はJAK阻害剤で効果不十分又は忍容性が不良であった中等症から重症の活動期潰瘍性大腸炎の患者さんを対象に、有効性と安全性が評価されています。トレムフィア®投与維持期44週時点の臨床的寛解率として45%~50%で、トレムフィア®投与1年後の 内視鏡的寛解率として34~35%が示されました²。
潰瘍性大腸炎は、過剰な免疫反応により発症する慢性疾患⁴かつ指定難病⁵です。症状はさまざまで、出血、血便、持続的な下痢、切迫便意、腹痛、食欲不振、体重減少、貧血、疲労などが挙げられます⁴。現時点では、潰瘍性大腸炎は完治が難しく、再燃と寛解を繰り返すことが多いため、より長期的に寛解維持をできる新たな治療選択肢が求められていました。
第III相QUASAR試験の結果によると、維持期の92週時点において、臨床的寛解及び内視鏡的寛解の維持ができたと示されました。維持期の 92週時点で72%の患者さんが臨床的寛解aを達成し、43%の患者さんが内視鏡的寛解(b)を達成しています。それに加え、維持期の44週時点で内視鏡的改善cを達成した患者さんの中では、維持期の92週時点まで内視鏡的改善を維持できている割合は84%でした¹。本結果について、Digestive Disease Week (DDW) 2025にて発表されました。
J&J Innovative Medicine Japanの代表取締役社長である關口修平は次のように述べています。「この度、日本において潰瘍性大腸炎を適応とした初めてかつ唯一承認された dual-acting(二重作用)を有する IL-23p19阻害薬トレムフィアへの適応拡大及び新たな剤型の発売により、日本の潰瘍性大腸炎患者さんに新しい治療選択肢をお届けできることを大変嬉しく思います。この大きな一歩は、当社が30年にわたり築き上げてきた免疫疾患領域における成果を示すものであり、潰瘍性大腸炎患者さんの生活の質の向上へのコミットメントを表すものでもあります」
今回の発売は、日本国内においてトレムフィア®にとって6番目の適応症となります。また現在、皮下注製剤による中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入療法、並びに中等症から重症の活動期クローン病に係る承認申請中です。
製品概要(潰瘍性大腸炎)
製品名
トレムフィア®点滴静注200mg トレムフィア®皮下注200mgシリンジ トレムフィア®皮下注200mgペン トレムフィア®皮下注100mgシリンジ(2018年5月22日薬価収載・発売、2025年3月27日潰瘍性大腸炎適応追加)
一般名
グセルクマブ(遺伝子組換え)
効能又は効果
トレムフィア®点滴静注200mg: 中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入療法(既存治療で効果不十分な場合に限る) トレムフィア®皮下注200mgシリンジ、トレムフィア®皮下注200mgペン、トレムフィア®皮下注100mgシリンジ: 中等症から重症の潰瘍性大腸炎の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)
用法及び用量
トレムフィア®点滴静注200mg: 通常、成人にはグセルクマブ(遺伝子組換え)として、1回200mgを初回、4週後、8週後に点滴静注する。 トレムフィア®皮下注200mgシリンジ、トレムフィア®皮下注200mgペン、トレムフィア®皮下注100mgシリンジ: 通常、成人にはグセルクマブ(遺伝子組換え)として、点滴静注製剤による導入療法終了8週後から、1回100mgを8週間隔で皮下投与する。なお、患者の状態に応じて、点滴静注製剤による導入療法終了4週後以降に、1回200mgを4週間隔で皮下投与することもできる。
包装
トレムフィア®点滴静注200mg:20mL[1バイアル] トレムフィア®皮下注200mgシリンジ:2.0mL[1シリンジ] トレムフィア®皮下注200mgペン:2.0mL[1ペン] トレムフィア®皮下注100mgシリンジ:1.0mL[1シリンジ]
薬価
トレムフィア®点滴静注200mg:200mg 20mL 1瓶 253,045円 トレムフィア®皮下注200mgシリンジ:200mg 2mL 1筒 339,733円 トレムフィア®皮下注200mgペン:200mg 2mL 1キット 339,733円 トレムフィア®皮下注100mgシリンジ:100mg 1mL 1筒 325,040円(2018年5月22日収載)
製造販売承認日
2025年3月27日
薬価基準収載日
2025年5月21日
発売日
2025年5月21日
製造販売元
ヤンセンファーマ株式会社
a. 排便回数サブスコアが0又は1,直腸出血サブスコアが0,及び内視鏡サブスコアが0又は1で(排便回数サブスコアが寛解導入試験のベースラインから増加していない場合)内視鏡検査の所見で脆弱化が認められない。
b. 内視鏡サブスコアが0。
c. 内視鏡サブスコアが0又は1。
QUASAR試験(NCT04033445)について
QUASAR試験は、既存治療(チオプリン製剤またはステロイド薬)、生物学的製剤(TNF-α阻害薬、ベドリズマブ)および/またはJAK阻害剤(トファシチニブ)で効果不十分もしくは忍容性が不良であった、成人の中等症から重症の活動期...