昨夏から続く「令和の米騒動」は、日本の主食の在り方が問われる事態となった。政府は不作や大災害などに備え保管する備蓄米の放出で、コメの流通や価格の安定化を図るものの、今も購入制限を設ける小売店は少なくない。
後半戦に差し掛かる参院選では「令和の米騒動」への対応と、これからの農政のあるべき姿が争点となっている。農家と消費者が折り合える適正な米価や、主食の生産を支える担い手の確保に向けた道筋をどう描くか。米…
江戸時代のポップカルチャーを牽引した天才プロデューサー・蔦屋重三郎の劇的な人生を、横浜流星主演で描く大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)。7月6日の第26回「三人の女」では、米の値段の高騰で揺れる江戸の姿が […]
米の価格高騰や深刻な人材不足により苦境が続く病院給食に対し、中長期的な観点から全日本病院協会を中心に抜本的改革に動き出した。現行では病院ごとに独自で運用されている栄養基準を統一するとともに、食事の提供方...
「令和の米騒動」のあおりを受け、焼酎などの加工用米や家畜の餌に使う飼料用米の不足が懸念されている。主食用米の高騰により、加工用米からの転作が進むほか、政府の備蓄米放出の影響も気がかりだ。鹿児島県内の関係者は「生産が続けられるか」「先行きが分からず対策しようがない」と情勢を注視する。20日投開票の参院選は、コメの安定供給策が問われそうだ。