産業オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーであるロックウェル・オートメーションの日本法人、ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社(本社: 東京都中央区、代表取締役社長: 矢田 智巳、以下「ロックウェル・オートメーション」)は、本日、ハードおよびソフトの両面で設計・製作・販売を手掛けるシステム制御装置メーカーの株式会社新星工業社(本社: 広島県広島市、代表取締役社長: 佐々木 誠、以下「新星工業社」)との間で、欧州にて重視される電気・電子に関する国際規格「IEC 61439」に準拠した電気パネル構築用モジュール式配電盤システム「CUBIC」(キュービック)の認定システムインテグレータ契約を締結し、2月から販売開始することを発表します。新星工業社は、日本初で唯一、ロックウェル・オートメーションのゴールド認定システムインテグレータ(SI)となりました。図:「CUBIC」の3D設計図(専用ソフトGalaxy使用)国際規格である「IEC 61439」は、制御盤などの設計・製造において低電圧のスイッチギアや制御装置における組み立ての定義を規定するとともに、使用条件や構造要件、技術的特性、検証要件を定めている規格であり、感電部にパネルとしての適切な保護を施す要求が盛り込まれています。欧州では安全上の観点からこの規格に準ずることが要求されており、日本に
...moreおいても安全性や信頼性の観点から、データセンターや半導体のユーザー企業が、「IEC 61439」を順守するよう要望するケースが増えています。特に欧州の外資系ユーザーは「IEC 61439」を重視していることから、この規格に準拠することで国内および海外市場での信頼性と競争力を高めることができます。新星工業社は、北米向け制御盤の設計・製作に準拠する規格認証「UL508A」および「CSA C22.2」を取得しているほか、前述の「IEC 61439」も取得しており、プロセス、データセンター、半導体、食品、飲料など、幅広い業界向けに制御システムを導入した実績があります。また、制御盤筐体の設計・製作・品質管理から、複数の言語によるドキュメント翻訳まで一貫したサポート体制を構築しています。こうした実績を背景に、ロックウェル・オートメーションは、日本で初めて新星工業社をゴールド認定システムインテグレータに認定するとともに、「IEC 61439」に準拠したモジュール式配電盤システム「CUBIC」を2025年2月から日本国内のお客様向けに販売開始します。1973年にデンマークで設立されたCUBIC社は、あらゆる筐体の製品群を持つモジュール式の電気分配システムや制御盤ソリューションを開発し、製造業、エネルギー、鉱業、空港、病院、データセンターなど数多くの産業で利用されてきました。ロックウェル・オートメーションは、産業オートメーションのグローバルリーダーとして制御盤ハードウェアのポートフォリオを拡充するため、2022年にCUBIC社を買収し、モジュール式配電盤システム「CUBIC」を全世界に展開しています。「CUBIC」は以下の特徴を持っています。・自由な設計: モジュラーシステムにより、Low Voltage Switchgear (大電流配電システム)、モーターコントロールセンター(MCC)、制御盤や分電盤を自由に設計できるとともに、3D設計ツール Galaxyによる内部構成や安価提案が可能・省スペース:小さいフットプリントでの設計により効率的に配置・拡張が可能・豊富なバリエーション:6300Aのメインバスバー、UL規格に対応した奥行きの広い制御盤、アーク対策など、各業界向けの多様なパネルソリューションを提供・広い互換性:ロックウェル・オートメーション以外の盤内コンポーネントも実装可能・高いコストパフォーマンス:UL、IEC規格対応製品として経済的かつ実用的な選択肢を提供「CUBIC」の詳細はこちらをご覧ください。・ロックウェル・オートメーションはアジア太平洋地域でCUBICを販売開始https://www.rockwellautomation.com/ja-jp/company/news/press-releases/ap-cubic.html・CUBICが提供するモジュラー設計思想の強みhttps://www.rockwellautomation.com/ja-jp/products/hardware/CUBIC-modular-system.htmlロックウェル・オートメーションはグローバルベンダーとして各種国際規格に対応しており、CUBICソリューションに対する盤内部品や可変周波数ドライブ(VFD)など、実装可能な各種コンポーネントを提供することができます。また、トータルサプライヤーとして、製品ベースおよびサービスベースでお客様を力強くサポートいたします。本日、新星工業社からも本件に関するプレスリリースを発表しました。https://www.shinseik.co.jp/新星工業社について株式会社新星工業社は、1953年の設立から現在に至るまで制御システムの設計・製作・販売において数多くの実績があります。国内規格のみならず国際規格(UL, CE, IEC, KCなど)にも対応し、細やかな仕様に柔軟に対応できる体制を整えています。私たち新星工業社は常にチャレンンジを続けお客様のご要望に応じた製品のご提供を目指します。https://www.shinseik.co.jpロックウェル・オートメーションについてロックウェル・オートメーション (NYSE:ROK) は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、2024年度末現在約27,000名の社員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。https://www.rockwellautomation.com/ja-jp配信元企業:ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社プレスリリース詳細へドリームニューストップへ...
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恐竜はトカゲのようなイメージが強い一方で、羽毛があったという説も一般的になって来ました。
では羽毛があったがあったと考えられる恐竜は、どのようなものがいるのでしょうか?
実は日本で発見された、羽毛があったと考えられている恐竜の化石があります。
それはまるで眠るような姿で発見されていて、もともとは丸くてふわふわな「毛玉ちゃん」だった可能性があるのです。
この兵庫県、丹波篠山で見つかった毛玉ちゃんは、小型の恐竜でした。恐竜なのに毛玉ちゃん。爬虫類なのに、ふわふわ。これはどうしたことでしょう。
毛玉ちゃんはトロオドン科獣脚類という種類の恐竜だということがわかりました。トロオドン科とは、獣脚類恐竜の中で最も鳥に近いグループのひとつです。しかも、毛玉ちゃんはトロオドン科の新属新種でした。
鳥は恐竜から進化したという説は、今では大抵の人が知っています。でも、どこまでが恐竜で、どこからが鳥なのでしょう?
空を飛べるように進化したのが鳥?
でも、鳥の中にはダチョウはペンギンのように空を飛ばない(飛べない)種類もいますよね。
爬虫類は体がウロコで覆われていて、鳥は羽毛で覆われている(脚はウロコです)。現代ではそうです。しかし、鳥の進化の途中にあっては爬虫類も羽毛を持ったものがいました。そういう恐竜は「羽毛恐竜」と呼ばれています。
恐竜なのにふわふわ。怖いのか、可愛いのか、どっちだ?と言いたくなる羽毛
...more恐竜について、この毛玉ちゃんを例にとって見てみましょう。
目次
丹波篠山で発掘されたおふわふわなチビ恐竜空を飛ぶ前から羽毛を持っていた「羽毛恐竜」
丹波篠山で発掘されたおふわふわなチビ恐竜
2010年9月のこと、毛玉ちゃんは公園で見つかりました。
兵庫県の丹波篠山市にある兵庫県立丹波並木道中央公園で、地元の地層探索グループ「篠山層群をしらべる会」が調査していた公園内の岩砕から、松原薫さんと大江孝治さんが化石を含んだ岩の塊を見つけたのです。
当時、この公園には白亜紀前期の川に堆積した「篠山層群大山下層」に由来する岩砕があったのです。これは造園工事の際に集められたものでした。
丹波篠山は兵庫県に位置している / Credit: Wikimedia Commons/ナゾロジー編
白亜紀。恐竜の化石が出てきそうでワクワクしますよね。
日本からはトロオドン科の可能性がある化石がいくつか出てはいましたが、確実にそれ!といえる化石はまだ出ていませんでした。
それが見つかったのです。しかも可愛い毛玉ちゃん……凄くないですか?
トロオドン科の恐竜は鳥に近いだけあって、小型で軽い恐竜です。中国で見つかったアンキオルニスという獣脚類はあまりに鳥に似ているので「さすがにこれは鳥だろう?」「いやいや、これはまだ恐竜」と研究者の間でも意見が割れるほどです。
ふわふわな子、種類によっては判定が難しいようです。
丹波篠山で見つかったのは、眠った姿勢のまま化石になっていたため毛玉ちゃん的なルックスでした。そして、松原さんと大江さんによって発見されたので、「ヒプノヴェナトル・マツバラエトオオエオルム(Hypnovenator matsubaraetoheorum)」と命名されました。
眠る姿で見つかった「毛玉ちゃん」 / Credit: 服部雅人
ヒプノヴェナトルとは「眠る狩人」という意味です。hypno-”はギリシャ語で「眠る」、venatorはラテン語で「狩人」。venatorはトロオドン科の恐竜に多く用いられる名前です。全部合わせると「松原さんと大江さんの眠る狩人」となります。アマチュア化石愛好家が素晴らしい成果を挙げたのです。
しかもこの毛玉ちゃんは新属新種でした。凄い子が見つかってしまいましたね。
この眠るような姿勢は、中国から報告されている「巣穴に逃げ込む」「火山や風成イベントに対する防御姿勢」といった、原始的なトロオドン科の恐竜と同じです。何か恐れを感じることが起きて、怖くて巣の中で丸まり毛玉になっている間に「恐れていた何か」によって死んでしまったのかもしれません。
何か怖いことがあるとおうちに引きこもり、丸く小さくなってやり過ごそうとするのが可愛いです。
この眠れる毛玉ちゃんヒプノヴェナトルは、約1億1000万年前にアークトメタターサル構造を持ったことで速く走れるようになったことがわかりました。
はい、アークトメタターサル構造。これは何でしょう?
これは中足骨((足の甲の骨)のうち、第3中足骨の近位部(頭に近い方の側)が狭くなり、第2と第4の中足骨の近位端が前面で接しているため、第3中足骨が前から見えない状態の構造です。言葉だと少しわかりにくいので図を見てみてください。
ティラノサウルスとアロサウルスの足の骨の比較 / Credit: Wikimedia Commons/ナゾロジー編
この構造には、体重や衝撃を支えるバネのような役割があると考えられていて、速く走ることに適応しています。アークトメタターサル構造を持っている、よく知られている恐竜にはティラノサウルスがいます(あいつ走るのが速いんですよ…)。
その後、趾骨(しこつ:指を作る小さい骨)も走るのに適した形に進化していったことがわかりました。空は飛べなくても走るのが速い。現代にもそういう鳥がいますよね。
調べた結果。ヒプノヴェナトルはトロオドン科、トロオドン亜科ということがわかりました。これがモンゴル産のゴビヴェナトルと仲間になります。後足の形を変えることで速く走れるようになったのはトロオドン亜科から始まったこともわかりました。
モンゴルと日本。つまりアジアで見つかった恐竜が特殊な前足の機能とより速く走れる機能を持ち始めたことがわかったのが、この毛玉ちゃん発見の大きな成果です。
羽毛恐竜は鳥に近いほど小柄だったり、骨が華奢だったりするため、骨同士がつながった状態で発見された例が少なく、恐竜から鳥への進化過程を証明するのはなかなか困難なことなので、そうした点でもこの毛玉ちゃんは貴重な存在といえます。
ヒプノヴェナトル・マツバラエトオオエオルムの骨格 / Credit: 久保田克博ら,Scientific Reports(2024)
空を飛ぶ前から羽毛を持っていた「羽毛恐竜」
毛玉ちゃんは走るのが速いだけでなく、毛玉だけに羽毛を持っていました。ヒプノヴェナトルは全身に羽毛が生えているだけでなく、前脚や尾の先に羽もありました。
小型の恐竜は保温のための羽毛を持っていたと考えられています。これは空を飛ぶための翼や羽を獲得するよりも先でした。空を飛ぶために羽が生えてきたわけではないんですね。まずは保温のため。ダウンジャケットは恐竜にとっても暖かかったのです。
現代の鳥も、ヒナの時にまず生えてくるのは飛ぶための羽根ではなく、ふわふわの羽毛です。飛ぶより先にまず保温。
小型で幼いほど低温に弱い鳥。恐竜もまた同じだった? / Credit: Wikimedia Commons
こうした羽毛や羽を持つ恐竜を「羽毛恐竜」といいます。
恐竜といえばウロコのある爬虫類と同じルックスだと考えられてきたのですが、1996年、中国で発掘された1mほどの恐竜の化石には、まるで鳥のヒナのような羽毛がふさふさと生えていて世界に衝撃を与えました。
その後、同じ地層から羽毛を持つ恐竜が次々と見つかったのです。ほぼ全てが1m程度の小型恐竜でした。小型なティラノサウルスの仲間にも羽毛を持っているものがいたので一時はあのティラノサウルスもふさふさしていたのか?と疑われたこともありました。
その後、12mもあるティラノサウルスは体の一部にだけ羽毛があり、ほかはウロコだということがわかってきました。しかし、体の小さい子供のうちは保温のため羽毛で覆われていた可能性もあります。
体にふさふさと羽毛が生えているだけでなく、鳥にそっくりな翼のような前足を持つ恐竜も見つかりました。前脚は鳥の翼のように折りたためる構造になっていて、恐竜と鳥の間をつなぐ存在であることが伺えます。
こうした鳥に似た恐竜の中には、翼をはばたかせるための筋肉が発達し、重心のバランスを取るために長かった尾が短くなったものも現れました。尾は短く、バランスを取るのはもっと軽い尾羽になりました。こうなると限りなく鳥に近くなります。
恐竜は長い尾で重心のバランスを取っていた / Credit: Wikimedia Commons/ナゾロジー編
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