7人組ダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」(通称“げんじぶ”)。今年5周年を迎え、ますます輝きを増す彼らのチームとしての姿に迫ります。ここでは、大倉空人さん、長野凌大さん、桜木雅哉さんにお話を伺いました。左から大倉空人さん、桜木雅哉さん、長野凌大さん。大倉空人さん(以下、大倉):この二人とは研究生時代も一緒だったから、もう10年来の付き合いで。桜木雅哉さん(以下、桜木):空人さんの第一印象は、ちょっと近寄り難い人だった(笑)。長野凌大さん(以下、長野):こういう人がスターになっていくんだろうなーって思ったよ。だから、僕はこういう人たちと戦っていくのかと思うと、ちょっと怖かったりもして。桜木:でも、年齢とともに円くなって。大倉:そうでしょー!桜木:ライブで盛り上げる系の曲の時は今でもオラオラしてるけど。大倉:ワイルドって言って。凌大の第一印象はちっちゃくて、かわいい子。家族思いの小学生、みたいな。桜木:僕は年下だけど、凌大は同級生ぐらいの感覚(笑)。空人には先輩の圧を感じたけど、凌大には感じなかった、いい意味で。それは今も変わらない。大倉:今は、ちっちゃくて、家族思いの好青年。少年から青年になった感じ。あと、昔は優柔不断というか、あまり自分の意見を表に出さない感じだったけど、今はもう十分ってくらい自分を出してくる(笑)。長野:それはいいことなの?桜木:いいことだよ! やっと出
...moreた。長野:雅哉は最初から洗練されていて、都会っぽい雰囲気だった。大倉:生意気そうだなーって(笑)。でも、雅哉は自分のスタイルを最初から持ってて、そのまま成長してる感じ。桜木:たしかに、自分のスタイルは貫いてきてると思う。でも、(“げんじぶ”も)5年を経て、メンバーそれぞれがより強く成長してるなって。ずっと凌大が言ってたけど、一人一人がスター説(笑)。個性が強くて、それぞれが輝ける世界線が見えるっていうか。大倉:まさにアベンジャーズ!長野:あと、僕らの強みは、ダンスボーカルグループが乱立する中、激しい流行の入れ替わりに流されず、自分たちをしっかり持ってるところだと思う。大倉:“2次元と3次元の狭間を表現する”といったコンセプトもそうだし、そこから生まれる“げんじぶ”の楽曲って、僕たち7人が歌わないと伝わらないと思っていて。そこは唯一無二の強みです。長野:あと、最近よく思うんだけど、“げんじぶ”の楽屋に行くと安心するんだよね。突然集められた7人だけど、本当に相性のいいメンバーが集まったと思う。僕は、“げんじぶ”じゃなかったら、こんなに溶け込めてない。素を出しても、全て受け入れてくれるし。桜木:たしかに、さらけ出しすぎなくらい全てを知ってる。個性はバラバラなのにまとまっていて、仲いいよね。それも年々深まっていったと思う。大倉:その転機は4~5回あったよ。長野:第1転機は渋谷の橋でしょ。大倉:“げんじブリッジ”ね(笑)。渋谷の南口方面にある橋で、みんなで話して、雅哉が泣いて…。桜木:僕は基本、7人で集まって話したら泣いちゃうから(笑)。大倉:第2転機は小籠包じゃない?長野:2ndアルバムのあたり。大倉:横浜で撮影したあと、中華街で小籠包を買って、山下公園の芝生に座って、7人で小籠包を食べながら、今後のことについていろいろ話して…。桜木:もちろん僕は泣いてたし、そこで初めて空人さんの涙を見て。大倉:普段、泣かないから。長野:そんな空人が号泣!大倉:その後も何度か転機があり、その都度パワーアップして、ミルフィーユのように絆が積み重なっていって…。桜木:いい例えや!長野:じゃ、今はけっこう高級なミルフィーユになってる?大倉:だいぶ、だいぶ。2000円ぐらいするんじゃない?(笑)【大倉空人】要人とラップ曲、潤と応援ソングも歌ってみたい。ベビーフェイスのわんこキャラで、グループの“かわいい”を担う大倉空人さん。でも、ラップを歌っているとクールで超セクシー。そのギャップにハマるファンも多い。「もともと自分のビジュアルに自信はなかったんです。でも、観測者(“げんじぶ”のファンネーム)の方々が『すごく好きだよ』って、僕のいいところをたくさん伝えてくれて、コンプレックスが武器になった。だから今は“かわいい”部分も全面的に発信しています」ライブやバラエティではMCもこなす高いトークスキルの持ち主。「理想のMCは中居正広さん」と目標も明かす。「バラエティ番組が好きでよく見るんですけど、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』や『だれかtoなかい』などを見ていると、会話の広げ方や場のまとめ方が素敵だなと思って。強めのツッコミもあるけど、ゲストに寄り添い、温かい感じがする。僕が目指す理想像です」7月でデビュー5周年を迎えた“げんじぶ”。「結成当初と今では団結力が全然違う」とグループの歩みも振り返る。「結成当初はグループの中での自分の立ち位置などに悩んだ時もありましたが、今はきちんと話し合いながら、グループのことを共有できているし、各々の立ち位置を理解して率先して動くことも多くなった。グループの結束力の強さを日々感じています」“げんじぶ”といえば、ボカロ系やJ‐POP、HIPHOPなどを織り交ぜた唯一無二の楽曲も魅力。独自の世界観を追求してきた彼らが今後、挑戦してみたい曲も気になるところ。「ユニット曲があったら、ライブ構成の幅も広がっていいなと思いますね。(吉澤)要人と二人でラップ曲をやるとか、よく一緒にカラオケに行く僕、(武藤)潤、(小泉)光咲の3人で歌うのも面白そう。ファンの方から『応援ソングを歌ってほしい』と言われることもあるので、僕と潤で応援ソングもいいですね」おおくら・たかと 2002年4月12日生まれ、神奈川県出身。俳優としても活躍し、出演作にドラマ『君となら恋をしてみても』など。放送中のドラマ『素晴らしき哉、先生!』(テレ朝系)にも出演。スカーフ付きシャツ¥44,000(GALAABEND/3RD[i]VISIONPR TEL:03・6427・9087) パンツ¥35,200(JOYEUX TEL:03・4361・4464) イヤカフ¥27,500(MARIHA TEL:03・6459・2572) リング¥111,100(e.m. 青山店1階 TEL:03・6712・6797) その他はスタイリスト私物【長野凌大】僕がイジられてみんなが笑ってくれるのが嬉しいんです。「常に“げんじぶ”らしさを探している」と話すのは、ダンスリーダーとしてパフォーマンスを牽引する長野凌大さん。「他のアーティストのライブもよく観に行くのですが、“げんじぶ”だったらこうするかなとか、常に“げんじぶ”のことを考えてしまいます(笑)」そうはにかむ長野さんはグループ内のイジられ役でもあるようで「イジられるのは人生初」と、またニッコリ。「特にイジってくるのは最年少の雅哉や(杢代)和人。学生時代はそんなキャラじゃなかったので不思議に思うこともあるんですけど、僕がイジられることで笑いが起きたり、みんなが笑顔になってくれると、よかったーって思います」言葉の端々から“げんじぶ愛”が伝わってくる。デビューして5年、グループにかける“熱”も一層増している。「デビューして自分たちの楽曲を持ち、グループの名前を背負っていろいろな場所に立つことで、“げんじぶ”の未来は自分たちの頑張り次第だという覚悟が生まれたし、ファンの皆さんや関わってくれる人たちが増えることで責任も大きくなっていきました。それが僕らの喜びでもあって。だから、個人の仕事でも、『“げんじぶ”のためにもっと頑張ろう』という思いが強くなりました」さらに、所属事務所のアーティストが集まる“EBiDAN”の活動でもチームの絆やモチベーションを感じている様子。「毎年恒例の『EBiDAN THE LIVE』では結束力を感じます。リハーサルでは“みんなでいいものを作ろう”という熱い思いを感じるし、本番ではステージのうしろにモニターがあって、出ていないメンバーも楽屋に戻らずにそこで見てたりします。『あそこでみんなが見てるんだ』と思うと緊張もするんですけど(笑)、だからこそカッコよく決めたい、負けたくないという刺激にもなりますし、みんなで高め合っていける素敵なチームだと思います」ながの・りょうた 2003年7月16日生まれ、静岡県出身。グループの不動のセンター。俳優としても活躍の幅を広げ、ドラマ『シークレット同盟』、舞台『いいね!光源氏くん』などに出演。スカーフ付きシャツ¥46,200(GALAABEND/3RD[i]VISIONPR TEL:03・6427・9087) ベルト¥13,200(LAD MUSICIAN...