フランスのQubit Pharmaceuticalsとソルボンヌ大学が開発した量子エミュレーターHyperion-1国家投資計画「フランス2030」により800万ユーロ(約13億円)の助成金を獲得日本の製薬企業との提携を目指し、ビジネスフランスの来日ミッションに参加● Qubit Pharmaceuticals(キュビット・ファーマシューティカルズ) とソルボンヌ大学は2023年12月、40以上の論理量子ビットをシミュレートできる量子エミュレータ1を開発したと発表、重要な中間目標を達成。● ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)と量子コンピューティングを融合させた新しいハイブリッド・アプローチを活用し、量子アルゴリズムのブレークスルーによって最適化されたスタートアップ企業、Qubit Pharmaceuticalsは、本来250以上の論理量子ビットを必要とする、分子の挙動をシミュレートするために必要な量子ビットを大幅に削減。● 最高値で約10分の1になるとみられる削減は、ハイブリッドHPC-量子コンピューティングが近い将来に応用されるだろうという明るい展望を示し、計算主導型創薬における同社のリーダーシップを強化● Qubit Pharmaceuticals社は完全自社所有の創薬ポートフォリオを推進し続け、世界的な製薬会社との協議を推進● フランス貿易投資庁-ビジネスフランス
...moreが開催するフランスの医療・製薬企業の来日ミッション「フレンチ・ヘルスケアツアー」に参加、2024年9月25-26日CEOのRobert MARINOが来日し、日本の製薬企業との提携の可能性を探るフランスのQubit Pharmaceuticals (キュビット・ファーマシューティカルズ)は、最先端の分子シミュレーション技術、ハイブリッド高性能コンピューティング(HPC)、人工知能(AI)を活用した分子シミュレーションとモデリングにより、複雑な標的に対する新薬候補の発見と設計を専門とするディープテックのパイオニア企業です。このたび、Qubit Pharmaceuticals社は、ソルボンヌ大学とのコンソーシアムによる創薬に応用される量子コンピューティングの研究に対し、800万ユーロにのぼる研究助成金の獲得を発表しました。同社は、量子化学に量子コンピューティングを応用した画期的な研究により、創薬イノベーションの最前線に立ち、標的の特性解析と分子生成の精度と速度を向上させ、創薬に革命をもたらすことが期待されています。世界経済フォーラムの「テクノロジー・パイオニア」に認定され、国際的に影響力が拡大されることが期待されています。また、2024年8月13日に発表された2024年Prix Galien USA Award(プリ・ガリアン米国賞)のBest Startupにノミネートされました。Qubit Pharmaceuticals社は、その高度な技術と専門知識を活かし、がん耐性と免疫逃避、慢性炎症性疾患とパンデミック対応に焦点を当てた7つの独自の創薬プログラムを進めています。世界をリードするがん研究で知られる仏キュリー研究所やカナダのシェルブルック大学 薬理学研究所 など一流機関との共同研究は、最先端の研究に対する同社の積極的な姿勢を浮き彫りにしています。量子・HPCハイブリッド計算技術と応用アルゴリズムに関する最近の研究により、Qubit Pharmaceuticals社とソルボンヌ大学は、Hyperion-1プラットフォームのさらなる開発を目指し、フランスの国家投資計画「France 2030」の枠組みにおいて、800万ユーロ(約13億円、1ユーロ167円換算)の資金調達を実現しました。この中間目標の達成は、創薬における量子とHPCのハイブリッド計算の実用化に向けた重要な一歩であり、創薬プログラム全体の進展を加速する態勢を整備しました。量子力学を利用した創薬のパイオニア米国とフランスの著名な科学者5名によって設立されたQubit Pharmaceuticals社は、フランスのソルボンヌ大学、国立科学研究センター(CNRS)、国立工芸院(CNAM)、米国のテキサス大学オースティン校、ワシントン大学セントルイス校からのスピンオフ企業として誕生。共同設立者でありCSO(最高科学責任者)であるジャン・フィリップ・ピクマル(Jean-Philip Piquemal)は、ソルボンヌ大学理論化学研究室の室長であり、ヨーロッパ最大級である90人以上の研究者チームを率いています。Qubit Pharmaceuticals社は、60人以上の専門家を擁し、特にがん耐性や免疫逃避、慢性炎症性疾患など、アンメットニーズが高い疾患に対する創薬の推進と、より安全な治療法の開発に力を注いでいます。同社独自のAtlasプラットフォームは、量子物理学モデルと量子コンピューティング・アルゴリズムを統合したもので、複雑なターゲットに特化した研究を可能にし、Qubit Pharmaceuticals社を量子支援創薬の最前線に位置づけています。研究期間を短縮する世界初の試みソルボンヌ大学とQubit Pharmaceuticals社はHPCと量子アルゴリズムを組み合わせたハイブリッドな計算技術のパイオニアとして、窒素(N2)、フッ化水素(HF)、水素化リチウム、水、の物理化学的特性の予測に成功しました。Hyperion-1は、フランスのGENCI(欧州の主要な公的研究機関)のスーパーコンピュータ、エヌビディア(NVIDIA)のSuperPod EOS、フランス発のクラウドプロバイダScalewayのGPUクラスターを利用しており、化学と創薬のための高性能コンピューティングにAIと量子技術を統合する取り組みを明確に示しています。この飛躍的な成果は、HPCプラットフォームと組み合わせた量子コンピュータの日常的な利用が、これまで予想されていたよりも身近に迫っていることを示しています。HPC、AI、量子コンピューティング技術を組み合わせたハイブリッド・スーパーコンピュータに量子コンピュータが導入される道が開かれ、ノイズの有無にかかわらず、その進歩は最大5年早まると予測されています。これら新技術を活用することで、計算創薬における計算の精度、スピード、持続可能性の向上が期待されています。Qubit Pharmaceuticals社Robert Marino (ロベール・マリノ) CEOはこう宣言しています: 「2023年後半には、40量子ビットを使った量子化学計算を達成しました。それから数ヶ月で、250論理量子ビットを必要とする方程式に取り組みました。この極めて急速な発展は、創薬サービスにおけるハイブリッドHPCと量子アルゴリズムの近い将来の可能性を裏付けています」ソルボンヌ大学教授で理論化学研究室(ソルボンヌ大学/CNRS)室長でありQubit Pharmaceuticals社共同設立者兼最高科学責任者であるJean-Philip Piquemal氏(ジャン=フィリップ・ピクマル)は、次のように述べています: 「我々の研究は、創薬に用いられる量子力学の時代を短期間で切り開くためには、ハードウェアとソフトウェアの同時進歩が重要であることを強調しています」ソルボンヌ大学の研究・イノベーション担当ヴァイスプレジデント、Élisabeth Angel-Perez氏(エリザベス・アンジェル=ペレ)はこう語ります:「Qubit Pharmaceuticals社が開発した革新的なアプローチは、社会に貢献するというソルボンヌ大学のコミットメントを示すものです。量子コンピューターの精度とパワーは、大きな性能向上をもたらします。Qubit Pharmaceuticals社とともに、量子化学の理論計算がもつ大きな可能性を測ります」Qubit Pharmaceuticalsについて製薬会社やバイオテクノロジー企業と、より効果的で安全な新薬を共同開発するというビジョンを掲げ、2020年に設立。Louis Lagardère(ソルボンヌ大学およびCNRS)Matthieu Montes(CNAM)Jean-Philip Piquemal(ソルボンヌ大学/CNRS)Jay Ponder(ワシントン大学セントルイス校)Pengyu Ren(テキサス大学オースティン校)5人の国際的に著名な科学者の研究成果からスピンオフしたQubit Pharmaceuticalsは、ハイブリッドHPCと量子コンピューティングを用いて加速されるシミュレーションや分子モデリングを通じて新薬を発見する...