新規に診断された高リスクの局所進行子宮頸がん患者において、ペムブロリズマブ+同時化学放射線療法(CCRT)は、CCRT単独と比較して全生存期間(OS)を有意に延長したことが、「ENGOT-cx11/GOG-3047/KEYNOTE-A18…
膀胱全摘除術後の高リスク筋層浸潤性尿路上皮がんの治療において、経過観察と比較してPD-1阻害薬ペムブロリズマブによる補助療法は、無病生存期間(DFS)を有意に延長し、有害事象プロファイルは既報と一致し安全…
高リスク早期トリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者において、ペムブロリズマブ+化学療法による術前補助療法およびペムブロリズマブ単独による術後補助療法は、術前化学療法単独と比較して、全生存期間(OS)を…
街中では、紙タバコよりも電子タバコを吸っている人を多く見かける昨今、電子タバコを吸っているとタバコの本数を減らすことができるのかを調べた研究を、今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』で紹介しています。
電子タバコと減煙効果
◎要約:『本人好みのフレーバーのついた電子タバコを吸っている場合のほうが、タバコの本数が減量しやすいかもしれない』
今回は、電子タバコを吸っている方が、タバコの本数を減らせるのかを調べた研究をご紹介します。
高リスク集団におけるニコチン減量タバコと電子タバコ
Reduced Nicotine Cigarettes and E-Cigarettes in High-Risk Populations3 Randomized Clinical Trials
アメリカにおける研究で、3か所で行った調査の合計326人(精神疾患等の喫煙リスクが高いと考えられる集団、平均40.9歳、74.5%女性)が対象となりました。
対象者を1) 通常のタバコ、2) ニコチン減量タバコのみ、3) ニコチン減量タバコ+タバコ風味の電子タバコ、4) ニコチン減量タバコ+本人好みのフレーバー電子タバコの4つのグループに分けて調べています。
結果として、毎日の喫煙本数で比べたところ、本人好みのフレーバー電子タバコを吸っている場合に最も減煙効果を認めました。
電子タバ
...moreコを禁止するほうがタバコの害を軽減できるとする議論があるので、一概には言えないかもしれませんが、代替の方法がある方が節煙できる可能性が感じられる結果でした。
image by: Shutterstock.com
MAG2 NEWS