JAバンク佐賀は「現役世代応援定期積金」の取り扱いを1日から始めた。60歳未満の個人が対象で、3年以上10年以下の契約で特別利回りは年1・00%。 基本は毎月積み立てし、1回の積み立ては千円から。契約金額は50万円以上。取り扱いは2026年1月30日まで。問い合わせは最寄りのJAの窓口へ。(北島郁男)。
高市総理は経済財政諮問会議にて令和8年度予算編成の方針を提示。「強い経済」構築に向け17の戦略分野への重点投資と現役世代の負担軽減を目指す抜本的な社会保障制度改革を一体で推進する姿勢を鮮明にした
社会保障審議会の医療保険部会は4日、2026年度診療報酬改定の基本方針案を了承した。「現役世代の負担の抑制努力」という骨子案の記載から「努力」を削除し、負担の抑制の明記を求める意見があったが、骨子案の...
車載バッテリーに関する弱点が次々と露呈したこともあり、世界的な「EVシフト」が急減速している自動車産業。しかしながらEV化への流れは、深く静かに進み続けているのが現状のようです。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住の作家・冷泉彰彦さんが、もはや抗うことのできないEVシフトに日本がどのように対応すべきかを考察。その上で、我が国が早急に手を打つべき「次世代を担う人材育成」をめぐる課題を提示しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:EVシフトと経済安全保障を考える
EVシフトと経済安全保障を考える
トランプ政権による温暖化理論否定により、EVシフト、つまり世界における全面的な化石燃料車からEVへの移行が停滞しています。アメリカだけでなく、欧州でも停滞傾向というのはあり、特に「EV前のめり」になったことで国の経済が傾いたドイツの場合などは、急いで修正にかかっているようです。
EVシフトがスローダウンしたのは、政治的なシフトだけではありません。現行モデルの場合は、極端な低温と高温には脆弱だということが、2024年の夏から冬にかけて全世界で一斉に認識されたという問題があります。摂氏で零下10度になるアメリカ北部の五大湖地方でも、夏は摂氏50度になるネバダ州でも、同じように極端な温度下ではEVは実用にならないことが暴露されてし
...moreまいました。
テスラ車の場合、電池を適正な温度に保つための「プリコンディショニング」機構が自動で稼働します。そうすると、低温下で充電すると、充電しつつ充電効率を上げるために電池を暖めるわけで、そうすると充電しても蓄電された容量は増えないということになります。高温下でも同じことで、電池の冷却に電気が使われる中で効率が下がるのです。EVの急速な普及により、この種の欠点が大規模な格好で浮き彫りになっています。
全世界的な規模で、トヨタのハイブリッド車が好調なのには、こうした「EVの欠陥」が明らかになったことがあります。その一方で、ではガソリン車回帰が進んでいるかというと、必ずしもそうではありません。どういうことかというと、2つの理由があります。1つは、トランプ現象といっても、貧困や雇用対策に関しては広範な支持がある一方で、世論全体の環境への意識は大きくは変わっていないからです。アメリカを含めた全世界で、特に若い世代を中心に意識面でのEVシフトというのは、トレンドが反転するには至っていません。
2つ目の理由は、技術革新が加速しているからです。EVの、特に電池の場合は、何よりも同一容積あたりの蓄電容量が勝負となりますが、様々なテクノロジーによって改善が進んでいます。その一方で、冷却や暖めの機構に関しても、例えばモーターの精度向上、ポンプの精度向上による効率アップが図られています。
というわけで、世界の自動車業界におけるEVシフト、とりわけEVにおける技術革新の流れは深く静かに進んでいるわけです。日本の経済社会はこの動きにどう対処したらいいのか、そこで問題になるのが、今回のテーマである「経済安全保障」という考え方です。経済安全保障というと、仮想敵国を含む外国に軍事機密をコピーされないように、といった狭義の話題に直結して考えられることが多いようです。
ですが、経済安全保障というのはもっと総合的なものです。まずはGDP、特に一人あたりのGDPを確実に稼ぐことが、イコール国力の回復になるし、国の安全も保障するという考え方をベースにすべきです。経済で勝っていくことは、税収による財政の改善にもなり、また自国通貨の防衛にもなります。いずれにしても、経済で勝っていかないと、安全という面でも勝っていけないのは明白です。
そう考えると、現在の日本には様々な課題があることが分かります。話題として、最初にお話しているEVシフトはまさにこの点です。現時点では内燃機関、つまり化石燃料を燃焼させて動力を得る機構にまだまだ依存している日本の自動車産業の「裾野」をどうしていくかは大きな問題になります。何よりも、中期的にはEVシフトが拡大する中で、以下の3つの問題が浮上してくると思います。
EV用電池技術の革新により、EVにおける真の利便性・実用性を実現する問題。具体的には充電時間と航続距離、温度性能の改善
EV部品のモジュール化により、場合によっては基幹部品の標準化が起きる
EVとシェアリング、そしてAV(自動運転車)技術の融合により、自家用車を保有するとか、車両の所有権を販売するというビジネスモデルが崩壊
この中で3番目の「自家用車保有の崩壊」というのは、結果的に車両の稼働率が上がる反面、車両を販売するメーカーのビジネスは縮小する可能性があるわけです。ただ、現時点ではこうした変化はスローですので、この問題については、また改めて考えることにします。
また1番目については、とりあえずパナ、トヨタなどが必死で開発しているので、その推移を見守るしかないと思います。問題なのは2番目のモジュール化です。この問題については、部分に分けて考えることにします。
まずは、車体+艤装(内装の非電子部品)です。これは、例えば低速走行用の簡素なクルマだとか、全く新しい車体が出てきたとしても、ガソリン車と同様の技術で対応可能だと思います。具体的にはボディ、内装、シート、などで日本のメーカー(裾野含む)には競争力はあります。
今のような豪華だったり、スポーツとかアウトドアというような使用する環境と絡めた「テイスト」とか「機能」が多様化している「クルマ文化」がある程度、残るのであればということです。
次に、インストロメンタル・パネルなどコントロールについては、メカからスクリーンに移行中で、トヨタは「メカ=高級」という付加価値イメージを死守する姿勢です。ですが、若い世代を中心にパネルでオッケーということですと、アップルなどが一気に攻めてきて日本は市場を喪失するでしょう。この動きはEV以前でも既に進行中です。
仮に、日本の保安基準が「オール・タッチパネル」はダメというような話になっていくと、日本はガラパゴスではなく、進化の止まったシーラカンス化することになります。この辺は、特に部品メーカー、電装メーカーなどについては死活問題ですが、業態転換などで延命するしかなさそうです。車両の操作系はアプリになって、そのアプリに自由競争がある中では、日本もUIのデザインなどを武器に戦うべきですが、アップルなどに対抗可能かというと難しそうです。
駆動系ですが、トランスミッションはEVの場合は基本的に消滅します。一方で、ブレーキについては、回生ブレーキとディスクブレーキの併用ということで、トヨタがハイブリッドで長年やってきたことの延長上に、日本の部品メーカーの残る余地はあるかもしれません。
問題は、駆動系が徹底的に簡素化されていく場合です。車輪に固定ギアを噛ませてモーターを直結。4輪にモーターを配して車軸も省略。そのブラックボックス化した「車輪+モーター」にブレーキも組み込み。という形で、この駆動系が大中小とか、強力とか高速バージョンとかある中で、標準化されて大量生産に乗るというシナリオです。こうした動きは、2モーター化から4モーター化になっていくと、加速すると思います。仮に本当に標準化が進むと、シャシの標準化も進みます。
では、どうして今、造船なのかというと、色々な理由があると思います。まず、成熟技術ですから軍事用と民生用の二兎を追えるということがあります。軍事用を手掛けているので、技術的に機密事項が発生して民生用ビジネスが阻害されることが少ないからです。また、製造技術が曲がりなりにも継承されているということがあります。豪華客船の製造などでは日本の造船業界は今でも現役で、当然ことながら現役の技術者が存在します。
ですが、とにかく造船の場合は成熟技術ですので極端なロボット化だとか、英語マニュアルを研究しながらトラブルシューティングなどということはないのです。日本の既存の人材で対応可能というわけです。そして人手不足の問題については、恐らくこの「造船業回帰シナリオ」の中では、外国人労働者を活用する、政府としてはそんなつもりなのだと思います。
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