第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)で初防衛を果たした藤井聡太王将(20)による子どもたちへの指導対局と「王将防衛記念イベント」が25日、栃木県大田原市黒羽向町のホテル花月で開かれた。藤井王将はトークイベントで名人戦への意気込みも語った。
藤井聡太王将に羽生善治九段が挑んだ王将戦は、藤井王将が4勝2敗で勝利し、同タイトルの初防衛に成功しました。ただこの対局を観た将棋ファンの方々ならご存じの通りですが――このシリーズ、とにかく名局・激闘続きでした。私も中継解説として第3局を見守りましたが、そんな両者の将棋の凄みについて、棋士として語っていければと思います。
3月8日、東京・将棋会館にて名人挑戦者を決めるA級順位戦プレーオフ、藤井聡太五冠-広瀬章人八段の一戦が行われた。 私は将棋連盟で藤井の姿をモニター越しに見つめていた。3日前に新潟で行われた…
想像しない姿に
- 03月16日(木)05:15
藤井聡太王将(五冠)に、羽生善治九段が挑戦した第72期王将戦7番勝負は藤井王将の初防衛で幕を閉じた。将棋界を代表する両雄の対局。紙面では会場となった上峰町の盛り上がりを伝えていた◆今回は中高年の親近感から羽生九段に肩入れしていた。藤井王将は20歳、羽生九段は52歳で親子ほどの年齢差。中学時代から快進撃を続ける藤井王将はさすがの強さだったが、羽生九段もベテランの底力を存分に見せてくれた◆振り返れば、羽生九段は現在の藤井王将と同じような存在だった。