AUTOCAR JAPANの記事によると、トヨタは、水素燃料電池車(FCEV)の技術開発の主軸を従来の乗用車から商用車に移す考えを示しているという。同社の中嶋副社長は、水素ステーションのネットワーク整備が困難な状況から、乗用車のミライは成功とは言えないと述べつつも、乗用車を諦めるつもりはないと明言。一方、特に中型トラックは特定の場所同士の輸送が基本であることから、水素ネットワークの構築が比較的容易であるとして、水素利用に適していると考えているという(AUTOCAR JAPAN)。
これと同時に、トヨタは全固体電池を活用した次世代の電気自動車(EV)を2027〜2028年に導入予定。ただ現段階では非常に高価であることから、採用は当初、「高性能車」か「高性能充電」車に限られるという。このため、2026年から、高度にモジュール化された新プラットフォームをベースとする次世代EVに、最新のリチウムイオンバッテリー技術を導入する計画を立てているという。
あるAnonymous Coward 曰く、柳の下に二匹目のプリウス(ガソリンハイブリッドセダン)はいなかったって事か。
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