11日の青森県内は冬型の気圧配置が緩み、日中は各地で青空が広がった。午後2時前に最高気温4.6度を記録した青森市の住宅地では、屋根に積もった雪を陽気の中で懸命に下ろす市民の姿が見られた。青森地方気象台によると、各地の最高気温は三戸6.8度、東通村小田野沢5.8度、八戸5.0度、今別4.8度、むつと深浦4.7度、外ケ浜町蟹田4.6度、弘前3.3度など。今別と蟹田で今年の最高気温を記録。全域で平年値から1.2~4.4度高く、2月中旬から3月下旬並みとなった。10日午後5時時点の積雪は青森96センチ…
10日の青森県内は強い冬型の気圧配置が続いたが、午前は各地で晴れ間が広がった。一方、下北は断続的な雪、午後からは津軽を中心に風雪となる所があった。津軽の外海は大しけで、青森地方気象台は同日午前、五所川原市、中泊町、つがる市、鯵ケ沢町、深浦町に波浪警報を発表。青森港の雪捨て場では、排雪作業のトラックがひっきりなしに到着し、海に大量の雪を捨てていた。同気象台によると、積雪は10日午後5時現在で青森102センチ(平年比222%)、五所川原81センチ(同231%)、平川市碇ケ関78センチ(同195%)…
日本列島は10日、強い冬型の気圧配置の影響で北日本から西日本の日本海側の山間地を中心に大雪が続いた。各地で事故が相次ぎ、交通網や物流も乱れた。上空の寒気は11日午前まで残る見通しで、気象庁は暴風雪や路面の凍結への警戒を引き続き呼びかけている。
10日の日本付近は強い冬型の気圧配置となっており、東北地方の上空約5千メートルには、氷点下39度以下の強い寒気が流れ込んでいる。また、気圧の谷が東北地方を南下。このため、津軽の外海では大しけとなり、下北では大雪となるところがある見込み。雪雲が停滞した場合には、警報級の大雪となる可能性がある。11日午後6時までに予想される24時間降雪量は多いところで、津軽の山沿いが30センチで平地が20センチ。下北の山沿いと平地、三八上北の山沿いと平地で各15センチとなっている。
冬型の気圧配置と上空の強い寒気の影響で、日本海側を中心に雪が降り続いています。急激に積雪が増えるおそれは低くなっていますが、11日の朝にかけて北日本から西日本の日本海側を中心に雪が降り続く見込みで、気象庁は積雪や猛吹雪による交通への影響などに引き続き警戒するよう呼びかけています。