🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸 一瞬にして真っ青な大空を桜色に染めた花びら型の紙吹雪がランナーを包んだ。まるで満開。さが桜マラソン2023の幕開けである。 さが桜マラソンは例年、県内外から約1万人のランナーが集まる佐賀のマラソン大会で、ここのところコロナ禍で中止やオンライン形式が続いていたが、今年は待ちに待った4年ぶりの通常開催となり、約8000人のランナーが集まった。
「さが桜マラソン2023」(佐賀新聞社・佐賀陸上競技協会・佐賀県・佐賀市・神埼市主催、ミサワホーム佐賀特別協賛)は19日、佐賀市と神埼市を舞台に開かれた。新型コロナウイルスの影響で20年が中止、21、22年がオンライン大会で、4年ぶりの通常開催。久しぶりにランナーや応援の歓声が戻ってきた大会を振り返る。 1989年にハーフマラソンで始まった大会は、2013年からフルマラソン主体となり、今回で10回目となった。今大会のフルマラソンには6699人(男子5629人、女子1070人)が出走。
4年ぶりに早春の佐賀平野を駆け抜けた約8千人のランナーを、今回も約2500人のボランティアが笑顔で迎え、給水や誘導、応援準備などで支えた。高校生をはじめ幅広い年代や団体の人たちが待望の通常開催に心弾ませ、声援も送ってランナーを後押しした。 スタートの約1時間前から佐賀市の天神橋交差点近くでは、勧興校区自治会のメンバーたちが応援用の手持ちバルーンを沿道に訪れた人たちに配った。「4年前より人は少ないけど、久しぶりなので楽しみ」と同会の江越保みさおさん(78)。
2008年にノーベル物理学賞を受けた益川敏英さんは英語が嫌いだった。中学1年の時、money(マネー)を「もーねい」と読み、クラス中に笑いが起きたのがきっかけだった。飾らない言動で話題になった益川さんらしく、「金はもーねえ」で間違いにも味がある◆きのうはrun(ラン)を「ルン」と読みたくなるような一日だった。「さが桜マラソン2023」が4年ぶりに通常開催され、全国各地から参加した市民ランナーが肥前路を走った。
○…来秋に迫るSAGA2024(国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会)をPRしようと、会場の一角にブースが設けられた。県自転車競技連盟の協力で競技体験もあり、若い才能の発掘にもつなげた。 ブースには初めての「国民スポーツ大会」としての試みを紹介するパネルのほか、関連グッズを並べた。自転車競技の体験では、ペダルをどれだけ強く、早くこげたかを発電量に換算する計測器を設置し、来場者が挑戦していた。