この7月場所から新横綱となった大の里。戦後のあらゆる最速記録を更新しながら角界の頂点まで駆け上がった怪物だが、実は大学4年時、アマチュア界には“敵なし”だった時期に世界大会の決勝で同じ日体大の後輩に敗れている。では、未来の横綱を破ったその後輩とはいったい何者だったのか。そして、なぜ彼はその後、突然土俵から姿を消したのか――?
レスリングのU20アジア選手権は10日、キルギスで男子グレコローマン5階級が行われ、佐賀県関係では、67キロ級の前田太晟(鳥栖工-日体大)が銅メダルに輝いた。前田は準決勝でウズベキスタンの選手に敗れたが、3位決定戦で韓国の選手を下し、初の国際大会でメダルを獲得した。(蒲原隆寛)。
剣道の大学日本一を個人戦で争う第73回全日本学生剣道選手権大会(毎日新聞社、全日本学生剣道連盟主催)は6日、東京・日本武道館で決勝が行われ、日本体育大の藤島心三段(4年、福岡常葉)が初優勝した。日体大勢の優勝は第61回大会以来12年ぶり。
今季、急成長中の21歳は、レースを終えると「やっと終わった!」と大きく息をついた。7月5日に行われた陸上・日本選手権の女子400m決勝。自身初出場となった大舞台を終えた日体大3年のフロレス・アリエは、いつもと変わらない天真爛漫さでミックスゾーンに現れた。自己ベストから遅れること、約1.5秒。「優勝候補の大本命」と言われながらの3位という結果は、傍から見れば不完全燃焼にも見える。だが、意外にも本人はあっけらかんとしていた。
6月に日本国籍を取得したフロレス・アリエ(21=日体大)は3着となった。4日の予選は序盤で出遅れたが、後半に追い上げて全体2着で突破。「決勝につながる走りができた。初めての日本選手権なので楽しく終われたらと思う」と手応えをつかんでいた。…