台風シーズンが続いている。8月に台風6号が九州に接近した際、佐賀県内では風雨が強まる前の早い段階から新幹線や在来線を運休したり、避難所を開設したりする動きが見られた。気象庁が台風の予想進路を表す「予報円」の精度を改善するなど、事前の備えを重視した対応が広がりつつある。(山本礼史) 台風6号は8月上旬、九州の西の海上を北上し、10日未明にかけて県内に接近した。JR九州は8日から進路予想に応じて九州内で段階的に九州新幹線や西九州新幹線、在来線などを計画運休した。
鉄道・運輸機構は23日、北陸新幹線金沢~敦賀間で新幹線車両による走行試験(総合監査・検査)を開始し、芦原温泉駅で報道公開を実施した。試験初日はJR東日本の新幹線電気・軌道検測車「East i」(E926形)を使用。福井県内の敦賀車両基地まで走行する。
武雄市の武雄温泉駅南口そばに23日、展示スペース「花頭窓(かとうまど)の家 武(たけ)ふく」がプレオープンする。年内を予定する全面オープンを前に、西九州新幹線開業1周年に合わせて24日までの2日間、武雄焼の康雲窯と綿島康浩陶工房の二人展を開催する。武雄鍋島家に伝わる蘭学資料などのパネル展も実施する。 長く空き家になっていた民家を、駅近くのレストラン&カフェ「オリー」を経営する長崎県の会社が購入し、1、2階を展示スペースとして全面改装した。
2006年に旧藤津郡の嬉野町と塩田町が合併して誕生した嬉野市。日本三大美肌の湯に数えられる嬉野温泉や、全国品評会で日本一に輝く「うれしの茶」など豊かな観光資源を擁し、昨年9月には西九州新幹線嬉野温泉駅も開業した。18年に当時県内最年少の首長として初当選し、2期目を迎えた村上大祐氏(41)にこれからの展望や課題を聞いた。(聞き手・桑原昇佐賀新聞社編集局長、構成・山口源貴) -西九州新幹線の開業から1年、まちの変化をどう感じるか。 開業を機に一気に嬉野に目を向けてもらっていることを実感している。
9月中旬、佐賀県鹿島市内の80代男性は、肥前鹿島駅で時刻表に目を通すと、こう漏らした。「不便ですよね。本数がだいぶ少なくなって」 男性が指摘するのは、この駅を出発する在来線の特急の本数。用事で鳥栖市…