生活保護費の引き下げは生存権を保障した憲法25条などに違反するとして、北海道内の受給者95人が道や札幌市などの居住自治体に減額決定の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(斎藤清文裁判長)は18日、請求を棄却した1審・札幌地裁判決(2021年3月)を変更し、減額決定を取り消した。
死刑執行を当日に告知する現行の運用は憲法に反するとして、確定死刑囚2人が執行に従う義務がないことの確認を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(黒野功久裁判長、古田孝夫裁判長代読)は17日、訴えを却下した1審・大阪地裁判決を取り消し、審理を地裁に差し戻した。高裁は「告知当日に執行されない法的地位や利益
兵庫県稲美町で自宅に火をつけ、小学生のおい2人を殺害したとして殺人と現住建造物等放火の罪に問われた無職松尾留与(とめよ)被告(54)の控訴審判決で、大阪高裁(伊藤寿裁判長)は14日、懲役30年とした…
生活保護の基準額引き下げは違法として、佐賀県内の受給者7人が県と佐賀市による減額処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁は13日、請求を退けた一審佐賀地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。「国の判断の手続きや過程に過誤、欠落は認められず、裁量権の範囲の逸脱や乱用があるとはいえない」と結論付けた。 京都市の受給者ら32人が国や市に減額処分取り消しなどを求めた訴訟の控訴審判決で大阪高裁は同日、請求を退けた一審京都地裁判決を変更し、原告全員の減額処分を違法として取り消した。
生活保護費の引き下げは生存権を保障した憲法25条に反するとして、京都府内の受給者32人が居住自治体に減額決定の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は13日、請求を退けた1審・京都地裁判決(2021年9月)を変更し、減額決定を取り消した。