徳島県の後藤田正純知事は30日、今春の知事選で公約に掲げた「知事退職金廃止」を実現する「退職手当特例条例案」を同日開会の定例県議会に提案した。退職金支給を定めた県条例は残した上で「令和5(2023)年5月18日において知事であった者には、支給しない」という特例を定める内容。同日は後藤田知事の就任日
陸奥湾産ホタテガイで夏場の高水温が原因とされる大量死被害が発生しているのを受け、青森県が支援策として総額5億円規模の一般会計補正予算案の編成を検討していることが25日分かった。関係者によると、稚貝不足の解消に向けた親貝の確保対策と、漁業者の融資への支援が柱。開会中の定例県議会に追加提案する方向。陸奥湾ホタテを巡っては、記録的猛暑による高水温で、稚貝に大量死が発生し、成貝(親貝)への影響も懸念されている。対策として、県はこれまで9月補正予算に5030万円を計上し、ホタテのラーバ(稚貝となる浮遊幼…
信号のない横断歩道で標識の不備によって佐賀県警が誤って道交法違反(横断歩行者妨害)で22人を摘発していた問題で、県は必要がない講習を受講させたとして1人に和解金1万2千円を支払う。関連議案を11月定例県議会に提出する。 県警交通指導課によると、運転者から見える所に標識が設置されていなかった横断歩道で交通取り締まりを行った。違反を告知され、講習を受けた運転免許センターへの交通費と日給を和解金として支払う。 県警は7月に不適切な取り締まりがあったことを発表していた。
青森県は20日、22日開会の定例県議会に提出する2023年度一般会計補正予算案を発表した。洋上風力発電の建設拠点となる「基地港湾」の指定に向けた青森港油川埠頭(ふとう)(青森市)の改修関連事業費として、8233万円の債務負担行為を設定した。24年度に測量や設計を実施し、25年度の工事着手を目指す。県内の洋上風力発電を巡っては、国が10月、事業を優先的に整備する「促進区域」につがる市、鯵ケ沢町沖の日本海南側を指定。指定に関する国の有識者会議では、県内に基地港湾がないことへの指摘があった。県は補正…