トモ・スズキ・ジャパン有限会社(東京都渋谷区、社長:鈴木朋幸)は米国の美術家、マシュー・バーニーによるフィルム作品『クレマスター3』(2002年)を配給しておりますが、この度、同作に出演して楽曲を提供したアイルランドの音楽家、ポール・ブレイディをトークゲストに迎えて1回限りの特別な上映会を行う運びとなりました。2025年12月5日(金)19時より、109シネマズプレミアム新宿のシアター8にて、マシュー・バーニー『クレマスター3』ゲストトーク付き上映が開催されますが、そのチケットは2025年11月7日(金)24時、つまり11月8日(土)深夜0時より、109シネマズプレミアム新宿ホームページにて販売開始となります。インターネットでの販売で完売した場合は劇場での販売はございませんが、残券がある場合は、11月8日(土)午前8時より劇場でも販売開始いたします。チケットの料金は、CLASS A(61席)が4,500円で、CLASS S(7席)が6,500円となります。上映当日は開映の1時間前からメインラウンジにご入場いただけます。メインラウンジご入場時から開映まで、ウェルカムコンセッションとして、ソフトドリンクとポップコーンをご自由にお召し上がりいただけます。また、CLASS Sの方は開映の1時間前から開映までプレミアムラウンジ「OVERTURE」をご利用可能で、同ラウンジではウェルカムドリン
...more クが提供されます。マシュー・バーニーは、1967年カリフォルニア州サンフランシスコで生まれ、アイダホ州ボイジーで育ちました。高校ではフッドボール選手として活躍し、ポジションは花形のクォーターバック。スポーツ特待生としてアイビーリーグのイェール大学に入学すると医学部進学課程を専攻して、在学中にJ.CREWのモデルもつとめました。結局、医学部には進まず、芸術家として活動するや否や、いきなりニューヨークの有力画廊、グラッドストーン・ギャラリーが個展を開いた稀有な存在です。そんなマシュー・バーニーが、1994年から2002年の間、断続的に発表したのが『クレマスター』シリーズです。「クレマスター」とは医学用語で、睾丸につながる腱をつつみ、温度によって伸縮する筋肉を指します。胎児が母胎に宿る時、その初期段階では男女とも同じ外性器の「未分化」な状態とされます。胎児が「未分化」で性別が確定する前にも関わらず、卵巣と陰嚢の間に形成されるのが「クレマスター」です。そのように中間域にあり、存在意義が曖昧な点が本作品シリーズの世界観に通じるため、作品シリーズのタイトルにされた経緯があります。ポール・ブレイディは、1947年に北アイルランドのストラベーンで生まれました。1960年代から1970年代にかけて伝統音楽を革新化したバンドのメンバーとして活躍し、1978年に初のソロアルバム「ウェルカム・ヒア・カインド・ストレンジャー」を発表しています。そこでシンガーだけでなくギタリストとしての実力を発揮し、1980年代にロック・ミュージシャンへと転向しました。自身のオリジナル曲はジョー・コッカーやティナ・ターナー、フィル・コリンズやポール・ヤングらにカバーされています。2002年にマシュー・バーニー『クレマスター3』に出演し、フリーメイソンの溜まり場「クラウドクラブ」でのメイトルディ(給仕長)の役を名演。同作に楽曲の提供もしています。2025年12月、そんなポール・ブレイディは渋谷WWWで単独公演し、すみだトリフォニーホールにおける公演「ケルティック・クリスマス」にも出演します。その来日を契機に本企画の運びとなりました。今回の上映会は、一般的に普及しているDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)ではなく、作品のオリジナルフォーマットである35mmフィルムで上映します。本企画は、台詞が一言しかなくサウンドで物語を展開するフィルム『クレマスター3』と、音楽家の坂本龍一が音響を監修して極上の音響体験を生み出す109シネマズプレミアム新宿とのマッチングにより成立したものです。つきましては、是非、貴媒体にて本上映会の告知をいただければ幸いです。---【基本情報】上映会名: ポール・ブレイディ来日記念マシュー・バーニー『クレマスター3』ゲストトーク付き上映上映作品: マシュー・バーニー『クレマスター3』2002年/アメリカ/カラー/35mm/182分(休憩付)監督・制作・出演:マシュー・バーニー出演:リチャード・セラ(彫刻家)、エミー・マランス(モデル・アスリート)、ポール・ブレイディ(音楽家)来場ゲスト:ポール・ブレイディ(音楽家)日時: 2025年12月5日(金)19:00~開映22:20~ゲストトーク22:50頃終了(予定)会場: 109シネマズプレミアム新宿 シアター8住所: 160-0021東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 東急歌舞伎町タワー 10FURL: https://109cinemas.net/premiumshinjuku/座席数: 68席料金: CLASS A:4,500円(61席)、CLASS S:6,500円(7席)*開映の1時間前からメインラウンジにご入場いただけます。*メインラウンジご入場時から開映まで、ウェルカムコンセッション(ソフトドリンク・ポップコーン)をご自由にご利用いただけます。*CLASS Sの方は開映の1時間前から開映まで、プレミアムラウンジ「OVERTURE」をご利用可能です(ウェルカムドリンクをご提供しております)。*本上映会は18歳未満のお客様のご参加はご遠慮いただいております。チケット発売:・2025年11月7日(金)24時=11月8日(土)深夜0時より、109シネマズプレミアム新宿ホームページにて発売開始・109シネマズプレミアム新宿ホームページ(https://109cinemas.net/premiumshinjuku/)より「SCHEDULE」欄の「チケット購入サイト」を選択。・日程の欄から「12/05(金)」を選択・「マシュー・バーニー クレマスター3[ゲストトーク付上映[35mmCremaster3」の枠で座席(CLASS)を選択→https://cinema.109cinemas.net/cgi-bin/pc/site/det.cgi?tsc=2201&ymd=2025-12-05・11月8日(土)8:00A.Mより劇場にて販売開始*インターネットでの販売で完売した場合は、劇場での販売はございません。---【プロフィール】マシュー・バーニー(美術家)米国・サンフランシスコ生まれのアーティスト。アイビーリーグの名門、イェール大学を卒業し、美術界にデビューすると同時にスーパースターとなる。1993 年「ベネチア・ビエンナーレ」アペルト賞、1996 年ヒューゴ・ボス賞など受賞多数。身体に負荷をかけて素描するパフォーマンス「拘束のドローイング」シリーズをつづけるうち、記録映像にフィクション的な要素を加えたビデオ作品に行き着く。1994 年から 2002 年までの 8 年間で『クレマスター』サイクル全5部作を発表。N.Yグッゲンハイム美術館での個展「マシュー・バーニー『クレマスター』サイクル」展で、フィルムとともに彫刻、写真、映像インスタレーションを発表。同作のフィルム部分の7時間ノンストップ上映をトモ・スズキらが、渋谷・シネマライズを皮切りに全国5都市で開催。日本との関係では、2005 年に世界的な歌姫、ビョークと協働したフィルム作品『拘束のドローイング9』(2005)を制作。金沢 21 世紀美術館での個展「マシュー・バーニー:拘束のドローイング展」でプレミア公開し、「ベネチア映画祭」に招待。近年は、東京都写真美術館ホールで『クレマスター』サイクル全5部作の再映(2017年)、『クレマスター』サイクル全5部作のアンコール上映(2018年)、『拘束のドローイング9』ゲストトーク付き再映(2018年)をトモ・スズキ・ジャパンが主催している。---ポール・ブレイディ(音楽家)アイルランド出身のシンガー/ソングライター/ギタリスト。1960年代から1970年代にかけ、トラッド・バンド「ジョンストンズ」や伝統音楽の革新化を推し進めたバンド「プランクシティ」のメンバーとしても活躍。その後、同バントのアンディ・アーヴァインとのコンビでも音楽制作。1978年、初のソロアルバム『ウェルカム・ヒア・カインド・ストレンジャー』を発表。シンガーだけでなく、ギタリストとしての実力が認識される。また、フィドル奏者、トミー・ピープルズやチーフタンズのマット・モロイらとアイルランドの伝統音楽をセッションし、...
イギリスを代表するギタリスト、ジョニー・マー。1980年代にザ・スミスの中心メンバーとして活躍し、オアシスのノエル・ギャラガーや元スウェードのバーナード・バトラーなど、多くのギタリストにも影響を与えたことでも知られる。
1963年、イギリスのマンチェスターでアイルランド系移民の子として生まれた彼は、19歳にしてザ・スミスのギタリストとしてデビューを果たす。
人気絶頂期の1987年にバンドを脱退し、プリテンダーズに在籍したこともあった。以降、ザ・ザのメンバーとなりながら、セッションミュージシャン、楽曲提供、プロデュースなど多岐にわたって活躍の場を広げていった。
26歳を迎えた1989年、ニュー・オーダーのバーナード・サムナーとエレクトロニックを結成。当時のことを自伝でこんな風に語っている。
「ザ・スミスを辞めたあと、僕には先のことは一切わからなかった。ただ分かっていたのは、振り出しに戻って最初からやらねばならないかもしれない、ということだけだ。まさかポール・マッカートニーやデニス・ホッパーやトーキング・ヘッズから電話がかかってこようとは思ってもみなかった。ただギターだけ弾ければそれでいいと思っていたんだから。そう、子供の頃に思っていたようにね」
当時、ジョニーに声が掛かるセッションは、本人にとって夢のような内容だった。縁が繋がって自分と関わるミュージシャンとレコード(
...more 作品)を作ることが純粋に好きだった。セッションを繰り返し、誘いを受けたバンドへのサポート参加を重ねながら、ギタリストとして“自分の存在意義”を見つめ直し、より高みを目指すようになっていった。
「しばらくはバンドへの正式所属はなくてもいいと思っていた僕の気持ちを変える出来事があったんだ。それはマット・ジョンソンとの再会だった。ザ・ザに参加しないか?という彼からの誘いだった」
二人は当時ブリクストン・アカデミーで開催されたイギー・ポップのコンサートのあとに会おうと約束を交わした。終演後のイギーの楽屋で“新生ザ・ザを作りたい”とマットが計画を打ち明けてきた。そこに目ざとくイギーが近づいてきて、二人にこんな言葉をかけた。
「お前ら何か一緒にやるのか? だとしたらやるべきだ!」
彼らにとって憧れの存在でもあるイギーから、“お墨付き”をもらった二人に迷いはなかった。
「マネージメント契約のこともスムーズにいき、その後僕はマンチェスターとロンドンを往復する生活を送ることになった。ロンドンでザ・ザの仕事をやり、北に戻った時、ニュー・オーダーの仕事がない時はバーナードと何かをやる。唯一バーナードとの新プロジェクトにはまだ名前がなかったんだ。ある日、バーナードと部屋でミーティングをしていたとき、彼が壁のエアコンを指差して“僕らはエレクトロニックだ!”と口にしたんだ。それはエアコンに書かれたメーカーの名前だった」
程なくしてイギリスの音楽プレスは、彼がマット・ジョンソンのザ・ザに正式加入したことを発表した。評論家の一部からは否定的な反応もあったという。
「ザ・スミスからの逃亡者をかくまう厚かましきマット・ジョンソン」
そんな外野の批判に耳を貸すことなく、二人は自分たちの音楽に専念した。『Mind Bomb』と名付けられた新作アルバムは見事トップ5入りを果たすこととなる。コンサートは軒並みソールドアウトとなり、彼らへの注目は高まる一方だった。
「アルバムの中で最初にレコーディングした“The Beat(en) Generation”は、マットにとっって初のトップ20入りを果たした記念すべき曲となったんだ。ザ・ザでは僕はあらゆることを試す自由を与えられ、促されるままに新たしいことに挑戦したんだ。例えばファズサウンド、そしてインダストリアルなノイズ、過激なエコーなど、どれも実験精神に満ちていて刺激的だったよ」
一方でジョニーは、バーナード・サムナーとエレクトロニックも始動させた。バーナードとの仕事はエレクトロ・ミュージックを実験し、マシンを使った仕事の仕方を学ぶには絶好のチャンスだった。ドラムのビートをプログラミングし、自らの徹底した“ポップセンス”に磨きをかけていくこととなる。当時、彼らがスタジオで交わした会話はこんな風だった。
バーナード「そこにもっとギターを乗せろよ!」
ジョニー「嫌だよ!」
バーナード「いいからギターを乗せろって!」
ジョニー「必要ない!」
バーナード「でもみんなに責められるのは俺だ。俺が悪いって言われるんだぜ!」
デビュー当初からジョニーは、「ギタリストはあくまで伴奏者である」というポリシーを持っていた。テクニックをひけらかすのではなく、曲に相応しいフレーズさえ弾けば良く、無駄な音は一音たりとも弾くべきではない、という信念を持っていた。
ジョニーの奏でるバッキングリフは、メロディーラインとは別な旋律を描き、「ギター1本でフィル・スペクターを演奏する」という意気込みを文字通り体現するかのようなギタープレイだった。一言で言えば、様々なアイデアをギターによって表現することに長けたミュージシャンである。
1990年、27歳を迎えた年に、エレクトロニックにとって初めてのコンサートを実現させる。それはデペッシュ・モードとのロサンゼルス“ドジャースタジアム”での8万人コンサートだった。二日間に渡って行われたそのステージは、彼らにとって最高のデビューの舞台となった。
「あのライブは間違いなく、僕の心に残るエキサイティングで達成感に満ちたものだったよ!」
<引用元・参考文献『ジョニー・マー自伝 ザ・スミスとギターと僕の音楽』ジョニー・マー(著)丸山京子(翻訳)/シンコーミュージック>
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2025年10月28日
野村不動産株式会社
JA三井リース株式会社
JA三井エナジーソリューションズ株式会社
農林中央金庫
株式会社流通サービス
TEA ENERGY株式会社
営農型太陽光発電にかかるバーチャルPPA契約締結について ~再生可能エネルギーの拡大と持続可能な農業の両立を目指す~
野村不動産株式会社(代表取締役社長 松尾大作、以下「野村不動産」)と茶畑ソーラー合同会社は、茶畑ソーラー合同会社が静岡県内に設置を予定する営農型太陽光発電所1.8MW(DC)1において20年間のバーチャルPPA契約2を締結しましたのでお知らせいたします。 茶畑ソーラー合同会社は、JA三井リース株式会社(代表取締役社長執行役員 新分敬人)の100%子会社であるJA三井エナジーソリューションズ株式会社(代表取締役社長 阿久津真吾)、農林中央金庫(代表理事理事長 北林太郎)、株式会社流通サービス(代表取締役社長 服部吉明)およびTEA ENERGY株式会社(代表取締役社長 間渕教太)の4社が出資し2025年8月に設立した特定目的会社です。
1.事業概要
茶畑ソーラー合同会社が静岡県内の茶畑で「営農」と「発電」を両立させた営農型太陽光発電所1.8MW(DC)を開発し、野村不動産は、この発電所から創出された追加性3のある再
...more 生可能エネルギー電力の環境価値をバーチャルPPA契約にて全量購入します。買い取り額の一部は営農委託報酬や農地賃借料として地域へ循環され、営農者の所得向上とともに、地域の農業基盤の維持・拡大に繋がります。本事業は茶畑ソーラー合同会社としてPPA契約を締結する第一号案件であり、野村不動産としては初のバーチャルPPA採用となります。
1 1.8MW(DC):一般家庭約550世帯の年間使用電力に相当。
2 PPA:Power Purchase Agreement(電力販売契約)の略称。バーチャルPPA:発電された電力の直接的な購入ではなく、再生可能エネルギーが持つ「環境価値(発電時にCO2を排出しないという付加価値)」のみを金融的な取引を通じて購入すること。
3 追加性:企業による再生可能エネルギー電力の調達が新たな再生可能エネルギー発電設備の建設や運転を促進すること。
2.背景
国内煎茶消費量の低下にともなう価格の下落、生産農家の高齢化や後継者不足の深刻化などを背景に、静岡県の茶産業は離農が加速しており、茶生産量の減少とともに耕作放棄地が拡大しています。一方、抹茶は欧米を中心とした海外市場での健康志向の高まりと、日本の食文化への関心の高まりから需要が旺盛となっており、日本の茶産業の維持・拡大にとって重要な輸出産品となっています。
本事業では抹茶の原料である碾茶の栽培において必要な「遮光用の棚」として「営農型太陽光発電設備」を活用し、地域の農業と共存する形で「営農」と「発電」を両立します。また茶畑ソーラー合同会社に出資する4社が連携することで、碾茶の生産拡大から販路確保まで、営農者を一貫して支援します。
<事業概要図>
<実際の生産現場風景> <営農型太陽光発電設備を活用した碾茶被覆栽培>
3.各社の取組み
<野村不動産グループ>
野村不動産グループは、2050年のありたい姿としてサステナビリティポリシー「Earth Pride-地球を、つなぐ-」を策定し、2030年までの特に取り組むべき重点課題(マテリアリティ)の一つに掲げる「脱炭素」への対応として、建物開発を通した「省エネ」・「低炭素化」、「再エネ」による GHG総排出量の削減を推進し、サプライチェーンにおけるパートナーと共同での CO₂削減施策等を通して、脱炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。
<JA三井リースグループ>
JA三井リースグループでは、経営理念「Real Challenge, Real Change」に掲げる「より良い社会と未来」に向けてサステナビリティ経営を推進しており、持続可能な社会の実現に向けて、企業活動を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。今後も金融から事業投資・その他関連ビジネスにグループとして一気通貫で取り組むことで、再生可能エネルギー関連領域を拡大し、地域課題の解決に向けた取組を進めてまいります。
<農林中央金庫>
農林中央金庫は、「持てるすべてを『いのち』に向けて。~ステークホルダーのみなさまとともに、農林水産業をはぐくみ、豊かな食とくらしの未来をつくり、持続可能な地球環境に貢献していきます~」をパーパス(私たちの存在意義)として定めています。このパーパスのもと「地域環境・社会・経済へのインパクト創出」や「農林水産業・地域の持続的な発展」といった2030年ありたい姿の実現に向け、取組みを進めてまいります。
<流通サービス>
流通サービスは、「茶畑から食卓までの安全を保障する持続可能な農業経営」を理念に掲げ、日本の茶文化と安心・安全なお茶を世界に届ける企業です。長年にわたって抹茶の国際展開に注力し、独自に海外市場を開拓してきました。現在では40か国以上への輸出実績を持ち、安定した供給体制と品質管理を確立しています。これからも日本の伝統と農業の価値を守りながら、持続可能な形で世界へ発信し続けてまいります。
<TEA ENERGY>
TEA ENERGYは、茶園と太陽光発電を組み合わせた事業モデルを通じて、環境負荷を抑えながら収益を創出する新たなエネルギーソリューションを提供しております。
海外向けの碾茶生産と再生可能エネルギーの普及を両立させることで、地域経済の活性化およびSDGsの達成にも貢献してまいります。今後も、農業を基盤とした環境保全と再生可能エネルギーの調和を追求し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
5社は今後も、静岡県内の茶生産における「営農」と再生可能エネルギーの「発電」を両立させ、地域課題の解決と再生可能エネルギーの供給を通じた脱炭素化に貢献してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
野村不動産株式会社 コーポレートコミュニケーション部 TEL:03-6381-7244
JA三井リース株式会社 コーポレートコミュニケーション室 TEL:03-6775-3002
JA三井エナジーソリューションズ株式会社 開発営業部 TEL:03-6775-3020
農林中央金庫 経営企画部 広報コミュニケーション班 TEL:03-6362-7172
以上
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開戦から3年8ヶ月を経た現在も、終息の兆しが見えないウクライナ戦争。誰もが願う停戦は、なぜ実現しないのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の「無敵の交渉・コミュニケーション術」』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、この戦争を「あえて長引かせ続ける」各国リーダーたちの思惑を分析。さらに、プーチン、ゼレンスキー、トランプ各氏のみならず欧州各国首脳らが抱える「保身の論理」が、いかに世界の和平を遠ざけているのかを解説しています。※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:包囲網が狭まるイスラエルと瀬戸際のウクライナ。そして戦い続けなくてはならないリーダーたちの運命
自身の「立ち位置」を見失ってしまったゼレンスキー
ユーラシア大陸ではロシアに次ぐ第2位の軍事大国となり、ウクライナ国民の対ロ嫌悪感とも相まって士気は高く、ロシア軍の侵攻を停滞させる働きをしていますが、戦争の長期化と犠牲の拡大、いつ終わるかわからないという心情が士気を下げ、武器も底をつき始めて、今、ウクライナ軍は生存に向けた正念場に立っているという状況に陥っていると分析できます。
そのような中、世界を飛び回って支援の拡大と継続を懇願するゼレンスキー大統領ですが、戦争の長期化と先の見えない状況は、支援国内の支援疲れとウクライナ離れを引き起こし、口先だけの支援はもらって
...more も、実際には何もこないという四面楚歌の状況に陥っています。
頼みのアメリカのトランプ大統領は、対ウクライナ観を頻繁に変え、予測不能ですし、何よりもアメリカ軍をロシア・ウクライナ戦争に直接的に巻き込ませないことを最優先とするため、いかなる脅しも空手形になり、まさにロシアのプーチン大統領の思うつぼという状況になっていると見ています。
そのような中、焦りでしょうか?それともプーチン大統領やトランプ大統領からの煽りへの答えでしょうか?
ゼレンスキー大統領は戦時リーダーの輝かしいイメージを失い、自分の立ち位置を見失ってしまったように見えます。
すでに大統領選を先延ばしにすることで、法的には大統領ではないはずの自らに権力を集中させるために国内法の改編を試み、反ゼレンスキー勢力を抑え込みにかかっていますが、これぞ政権の・権力者の末期症状に出てくる特徴といえ、一度動き出した反ゼレンスキーの動きと国内分断の波は強まるばかりです。
軍のトップを挿げ替えたり、地方の知事にスパイ容疑をかけて更迭したり、自らにかかる汚職疑惑を調査するはずの独立検察機構を活動停止に追い込もうとしたり、そして歴史的な中央政府とキーウ市長との権力闘争を再燃させたりして、自身の保身を、ウクライナの安定よりも優先するように見える状況に陥っています。
自身は最近「次の大統領選には出馬しない」と繰り返し公言しているものの、その“次回の大統領選”が実施される見込みはしばらくなく、「今は戦時であり、母国の存亡の危機ゆえ、政治の話をするべき時ではない」とも発言して、結果として権力の座に居座り続けています。
先週号で問いとして挙げた「もしかしたらウクライナが有利か?」という分析は、内政的には挙国一致体制が確立しており、「ロシアの企てを挫く」という目的の下、徹底抗戦を続け、それに欧米諸国が挙って支援する場合には…というBig Ifが背後に存在します。
【関連】ここへ来て「ウクライナ有利」の分析も。時代遅れな“数の力”で戦うプーチンにウクライナが勝利するための絶対条件
しかし、実情はそのシナリオ・条件からは程遠く、ロシアの圧勝と言う状況でもありませんが、ウクライナのエネルギーも気力も、戦意も戦闘能力も日に日に削がれ、そこに国内での権力闘争と不協和音が加わって、自力では恐らく立っていられない状況がそう遠くないうちに現れることになると予想します。
ウクライナの崩壊を食い止める術は、アメリカはもちろん、欧州各国からの支援の継続と拡大により、ロシアの侵攻を止め、ロシア軍を押し返したうえで、ウクライナの軍事力を高め、政治的には欧米圏に組み込むか、縛り付けるような体制にしたうえで、ウクライナをユーラシア大陸最大の対ロシア軍事要塞に作り上げることしかないのですが、その覚悟が欧州各国にあるのかは非常に不透明です。
また仮にその覚悟があったとしても、対ロ抑止力として十分な体制と軍備を築き上げるには、早くても3年から4年はかかると思われ、それまでロシアからの執拗な攻撃にウクライナが耐えきれるかは、大きな疑問です(ただし、耐えきって欧州各国による集団安全保障体制にウクライナが組み込まれ、対ロ軍事要塞としてそびえることが出来れば、ロシアの領土的な企ては挫かれることになりますが、果たしてどうでしょうか?)。
国民の日常から戦争を切り離すことに成功したプーチン
国内外におけるプーチン評を爆上げしたトランプとの会談
プロパガンダ戦略を継続することは既定路線として不変ですが、ここで切ったカードがプーチン大統領とトランプ大統領の首脳会談実施です。
すでにご存じのように、この首脳会談(@アンカレッジ)は、ロシア・ウクライナ戦争の終結に向けて何も成果を生み出しませんでしたが、国際社会から総スカンを食らい、発言力と影響力に陰りが見えたプーチン大統領を、再度、表舞台に押し上げ、さらには国際情勢のメインキャラクター・メインプレイヤーの座に復帰させました。
萎縮することなく、あのトランプ大統領と対等に渡り合っただけでなく、何もアメリカに与えなかったというイメージは、国内外におけるプーチン大統領評を爆上げし、その結果が、9月の中国・北京における対日戦争記念式典でのVIP待遇であり、習近平国家主席や北朝鮮の金正恩氏との会談をニュースで取り上げさせ、習近平国家主席と共に、国家主義経済陣営の拡大を世界にアピールすることに成功しました(実際には中国の力を借りた演出ですが、ロシア国内と親ロシア派の支持基盤を固めることには十分すぎる成果となりました)。
ロシアは、自らが戦争の当事者であるにもかかわらず、イスラエルによる蛮行を非難して、仲介の労を申し出てみたり、アフリカにおける紛争の解決のために尽力する姿勢を見せたりして、プーチン大統領にICCからの逮捕状が出ていることなど忘れさせるほど、ICCの処置をあざ笑うかのように、国際的な案件に影響力を行使し、ロシアの復活を印象付けています。
しかし、この取り戻したトレンドをキープするためには、ウクライナとの戦いが続いていることが必須で、“負けない”状況を維持しつつ長期化させることと、ロシアはウクライナと戦っている最中でも周辺国にも国際案件にも手を出すことを証明しないといけません。
後者に関する典型的な動きが、無人ドローン・囮ドローンをNATO加盟国領空に侵犯させ、「その気になればいつでも行ける」という脅しを加えると同時に、相手の防空能力を消耗させるという行為です。
実際に被害は出ていないのですが、東欧やバルト三国のNATO加盟国をon alertにするには十分すぎるほどの示威行為で、そうは言わないにしても、「ウクライナが落ち着いたら、次はお前だ」的な無言のメッセージを送り、ロシアの影響力の存在を示すことに成功しています。
そして何よりも、これらの威嚇に対してNATOは、口は出しても行動は起こさないという姿勢をとったことで、加盟国間での分裂がじわりじわりと起きており、今後、ロシアまたはベラルーシが何らかの軍事行動を取った際にも、NATOが内部分裂のため即時反応ができない状況に持って行こうとする戦略が見事にはまっていると考えられます。
そしてロシアと言えば、核兵器使用の脅威の提示です。
実際にロシアがウクライナに対して戦術核を用いて攻撃に及ぶことはあり得ませんが(自国への攻撃とみなすため)、いつでも使える状況に置き、NATOがウクライナの頭を越えてロシアを攻撃したり、ウクライナがロシアを攻撃することを容認したりした場合には、容赦なく核兵器を使用する可能性があるという「核使用に対するドクトリン」を改訂して、提示することで、“トランプ大統領並みに”ロシアは何をするかわからないというお化けのような脅威を国際社会、特に欧州諸国に植え付け、印象付けることに成功していると言えます。
これらの戦略をロシアのプレゼンスと“大義”のために用い続けるためには、プーチン大統領とロシアは、多大な犠牲を強いられることになっても、ウクライナとの戦争が続いていること、長期化していることが必須で、時折、リップサービスのように停戦やゼレンスキー大統領との首脳会談の可能性に言及していても、実...
NHKが、今年の大みそかに放送する「第76回NHK紅白歌合戦」の司会者を発表した。3年連続3回目となる有吉弘行を筆頭に綾瀬はるか、今田美桜、そして鈴木奈穂子アナウンサーという布陣だ。日本の大みそかを彩る国民的番組の司会は、一握りのスターにしか務まらない重責である。