日中戦争と太平洋戦争の戦没者を追悼する伊万里市主催の式典が15日、松島町の市民センターで開かれた。遺族ら190人が参列し、市出身の戦没者2719人の霊を慰め、不戦の誓いを新たにした。 参列者全員で黙とうをささげ、遺族らが祭壇に献花した。深浦弘信市長は「戦争の惨禍を繰り返さないよう、恒久平和の実現に向けた努力を諦めずに続けていく」と決意を述べた。 市遺族連合会による朗読劇「出征兵士を見送る家族の物語」も披露された。
太平洋戦争中の名古屋空襲の犠牲者らを追悼する「なごや平和の日」(5月14日)の制定に尽力した、東邦高(名古屋市名東区)の生徒らのその後にスポットを当てた映画「80年後のあなたへ」が16日から全国で公開される。
大分県宇佐市の豊の国宇佐市塾(平田崇英塾頭)は、太平洋戦争中の米軍撮影映像を解析している。10日公開した映像には、1945(昭和20)年の薩摩川内市下甑町の釣掛埼灯台や、鹿屋市串良の串良海軍航空基地の襲撃が含まれる。
1945(昭和20)年8月の佐賀空襲で投下された焼夷(しょうい)弾の残骸が、佐賀市の北川副公民館に保管されていたことを佐賀新聞が2月に報じた後、同様の残骸を個人で持っているという情報が寄せられている。太平洋戦争の終戦間際、佐賀市南部の農村地帯を一夜にして焦土化し、61人の命を奪った空襲。戦後80年の節目に、地域の惨禍を伝える貴重な資料として見直されている。 北川副公民館に保管されていたのは、上側に小さな穴が空いた円柱状の部品。
NEWS RELEASE
2025年5月9日
公益財団法人新聞通信調査会
報道関係者各位
被爆80年特別企画 報道写真展「戦争と平和」 開催のお知らせ
会期:2025年6月12日(木)~23日(月)
会場:旧日本銀行広島支店
本年1月に東京国際フォーラムで開催した報道写真展「戦争と平和-80年の記憶-」は多くの観覧者にお越しいただきました。今回は広島に場所を移し、被爆80年特別企画として開催します。前回と同様に、太平洋戦争前夜から今日までの歴史的瞬間を切り取った約100枚の写真を展示します。また、被爆地広島に本社を置く中国新聞の紙面や写真で被爆80年を振り返るコーナーも設けます。このコーナーには同紙写真部員らが撮影した被爆当日の市民の惨状や、原爆のさく裂約2分後とみられるきのこ雲など極めて貴重なカットも展示します。
初日の6月12日(木)には、オープニングセレモニーの中で「明子さんのピアノ」として知られる被爆ピアノなどによるコンサートを開きます。16日(月)には核問題や平和教育に詳しいジャーナリストによる対談「ヒロシマで世界の平和を考える」を開催し、聴衆として参加する中学生らとのトークセッションも予定しています。
<報道写真展の概要>
【 名 称 】被爆80年特別企画 報道写真展「戦争と平和」
【 会 期
...more】2025年6月12日(木)~23日(月) 会期中無休
【 時 間 】午前10時~午後5時
【 会 場 】旧日本銀行広島支店(広島市中区袋町5-21)
【 主 催 】公益財団法人新聞通信調査会、中国新聞社
【 協 力 】共同通信社
【 入場料 】無料
※会期中、会場で以下のイベントを開催します。
【被爆ピアノなどによるオープニングコンサート】
6月12日(木)午後6時~7時15分、オープニングセレモニーで
【対談:ヒロシマで世界の平和を考える】
6月16日(月)午前11時~午後0時30分
登壇者:太田昌克・共同通信編集委員兼論説委員、金崎由美・中国新聞社ヒロシマ平和メディアセンター長
<公益財団法人新聞通信調査会とは>
メディアの発展に寄与することを目的にジャーナリズムやマスコミュニケーションの調査・研究をしている公益法人です。報道写真展を毎年開催しているのに加え、世論調査の実施、シンポジウムや講演会の開催、月刊誌『メディア展望』の発行、国際報道部門で優れた業績を残した記者に「ボーン・上田記念国際記者賞」を授与する表彰事業、出版補助事業などさまざまな公益事業を展開しています。
<展示写真抜粋>
1.倒壊した浦上天主堂跡で祈り=1946年8月、共同通信撮影
2.広島原爆から1年=1946年8月5日、共同通信撮影
3.国会議事堂前で安保関連法に抗議=2015年8月30日、共同通信撮影
4.広島で被爆者抱き締めるオバマ米大統領=2016年5月27日、共同通信撮影
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