これは数年前の話です。私の名前はアイカ。30代後半、パート勤務。とある地方都市に住んでいます。会社員の夫ソウジと小3の娘ユナ、小1の息子シュンの4人暮らし。
両親は昔から兄を「長男だから」と大きな期待をかけながら育ててきました。そして兄も、その期待に応えるように一生懸命に頑張ってきました。私はというと……兄に期待をかけるあまり、両親に正直どうでもいいと思われながら育てられてきたように感じます。
昔のことですが、思い出すと胸がズキンと痛みます。でも、今になって恨みごとを言っても仕方ありません。現在私は最愛の彼と結婚し、2人のかわいい子どもにも恵まれ、夫の収入も安定していてとても幸せ。結果オーライです。兄の結婚も決まりましたし、彼を溺愛していた両親もこれでひと安心でしょう。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・編集部 作画・ちょもす 編集・横内みか
これは数年前の話です。私の名前はシホ。とある地方都市で会社員の夫コウジと、中3の娘と3人で暮らしています。以前は夫に転勤の可能性があったため賃貸暮らしをしていました。だけどもう10年以上この街で暮らしていますし、そろそろ腰を据えて落ち着きたいと考えて家を購入することにしました。
しかし、いざ住みはじめると予想外の出来事に直面します。
もちろん、今までも小学校には何度か苦情の電話を入れています。学校側としては、保護者の車送迎は基本不可としながらも、体調不良やケガをした児童の送迎など特別な事情がある場合は許可しているそうです。しかし車に乗り込む児童たちは、どう見ても元気いっぱいなんです。
小学校の前に建つ家を買ってしまった私たちが悪いのでしょうか。でも間取りや外観、日当たりなどは本当に気に入っている家なのです。購入して1年とちょっと。こんなことで売り払いたくはありません。今後どうしていけばいいのでしょうか。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・春野さくら 編集・今淵凛
数年前の話です。私はアヤ、8才のユイと5才のハルトを育てるパート主婦です。わが家は夫タロウの仕事の関係で、地方都市に住んでいます。車を走らせればそれなりに子どもが楽しめる場所はありますが、大型の遊園地などは遠くて行ったことがありませんでした。そんなある日……。
娘が行きたがっている遊園地は、私の5才年下の弟シュンの家の近く。シュンとは幼い頃から仲が良く、何かと面倒を見てきました。
よく私のひとり暮らしの家にシュンを呼んでは、料理を振る舞っていました。シュンはたくさん食べたあと、そのまま寝てしまうことも(笑)。少し頼りないところもありますが、優しい自慢の弟です。シュンも私と同時期に結婚をし、現在はお嫁さんのマユちゃんと、7才のケントくんの3人家族です。結婚してからは、実家への帰省でたまに顔を合わせる程度で、ほとんど会うことはありませんでした。遊園地の件について、子どもたちが寝た後、晩酌をしている夫に相談してみました。
遊園地はわが家から距離があるため、日帰りは厳しいスケジュールです。そこで、シュンの家に泊まらせてもらえないか聞いてみました。土曜日の朝にシュンの家で合流し、夜まで遊園地で遊ぶ。その日はシュンの家に家族で泊まらせてもらい、次の日ゆっくり帰れたら……と考えたのです。
夫は「迷惑ではないか」と心配していましたが、シュンは快諾してくれました。お互いに結婚してからはシュンと
...moreは実家への帰省で顔を合わせる程度でしたが、連絡は取っていました。シュンの奥さんであるマユちゃんはしっかり者で、少し頼りないシュンのことも任せられる存在です。今まであまりゆっくり話す機会もなかったので、これを機に交友を深められればいいなと思っています。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子