イスラエル軍が隣国レバノンへの地上侵攻に踏み切りました。イスラム教シーア派組織ヒズボラをたたくためですが、それを支援するイランがイスラエルに大規模なミサイル攻撃を加え、エスカレーションに歯止めがかか…
イスラエル軍がレバノンへの地上侵攻に踏み切るなど、中東情勢がさらに悪化するなか、レバノンに滞在する日本人などが国外退避する場合に備えて航空自衛隊の輸送機が3日、周辺国に向けて出発しました。
イスラエル軍はイランによる大規模なミサイル攻撃で着弾した軍事施設への被害は限定的だったと明らかにし、今後のイランへの対抗措置の動向が焦点になっています。またイスラエル軍が地上侵攻したレバノン南部でイスラエル兵8人が死亡し、イスラム教シーア派組織ヒズボラとの地上戦も激化が懸念されます。
イスラエル軍は2日、レバノン南部への地上侵攻に追加の師団を投入すると発表した。
発表によると、三つの旅団を含む第36師団が「イランの支援を受ける(イスラム教シーア派組織)ヒズボラへの作戦」に参加し、さらに空軍と砲兵旅団も加わる。
イスラエル軍の部隊の規模は非公開だが、1個師団は通常、少なくとも1万人で編成される。
同国軍は1日、レバノン南部で「限定的」な地上作戦を開始したと発表。2日の時点でも...
イスラエル軍が地上侵攻したレバノンで、多くの住民が避難民となっている。だが、首都ベイルートなどでは避難所に入りきれず、屋外で夜を明かす人も相次いでいる。内戦が続く隣国シリアへ逃れる人も後を絶たず、人道危機の懸念が強まっている。