デーティングアプリが浸透し、出会いの選択肢が格段に増えたいま、人々はどんな恋愛模様を描いているのでしょう。デーティングアプリ「Tinder」が公開した年次レポート「Year in Swipe 2024」は、世界中のシングルたちの恋愛観の変化を鮮やかに映し出しています。とくに注目したいのは、グローバルで共通して見られた5つのデーティングトレンド。それは、もはや「誰かと出会うこと」そのものよりも、「どう出会い、どう関係性を育むか」に重きが置かれ始めたことの証でもあります。01.「ラウド・ルッキング」理想を“声に出して言う”勇気「ラウド・ルッキング(Loud Looking)」とは、理想のパートナー像をはっきりと明言し、相手にもオープンに伝えるスタイルのこと。かつては「理想が高い」「重たい」と見なされがちだった自己開示が、むしろ誠実さや意思の強さとして評価されるようになっているようです。この背景には、恋愛やジェンダーに関する価値観の多様化があります。「あいまいさ」や「駆け引き」が出会いの妨げになるなか、自分のニーズを明確にすることは、フィルターではなく“ナビゲーション”として機能しているとも考えられます。たとえば「結婚願望あり」「LGBTQ+フレンドリー」「子どもを持ちたい」など、核心を早い段階で共有することで、無駄なすれ違いを減らし、より
...more本質的なつながりへと近づくアプローチ。理想の相手像や求める関係性を濁さずハッキリと伝える。駆け引きよりも、クリアなコミュニケーションが有効なようです。02.「キス・メット」偶然性を愛するセレンディピティ型恋愛「キス・メット(Kiss-met)」は「キス(kiss)」と「運命(kismet)」をかけ合わせた造語。直訳すれば「運命的なキス」、つまり偶然が導く出会いの美しさを象徴しています。GPSやアルゴリズムに支えられたマッチングが主流の今だからこそ、「計算されていない瞬間」に価値を見出す傾向が強まっているようです。背景には、オンライン化が進み“スワイプ疲れ”を感じるユーザーが増えたことがあるかもしれません。効率性よりも偶然の出会いや予期せぬ展開に惹かれる、セレンディピティ重視の姿勢。計画通りにいかない面白さは、AIの進化とともに生まれる非AI的な感情への回帰とも言えるでしょう。03.「ナノ・シップ」小さなきっかけを逃さない感度の高さ「ナノ・シップ(Nano-ship)」は、極小な接点に価値を見出す姿勢を示すトレンド。たとえば、「通勤中に目が合った」「同じ趣味のスタンプを使った」「朝の挨拶から始まった会話」など、ごく些細な出来事が恋の芽になるという考え方です。これはSNS世代に特有の“マイクロモーメント”感覚がデートにも持ち込まれた結果と言えます。ふとした瞬間の心の動きにも意味を見出し、関係を育むきっかけとする意識の高まり。Z世代やα世代にとって、「きっかけ」は大げさな演出である必要はなく、むしろ等身大の接点こそが信頼につながるのです。04.「チームスポーツ」恋愛を“個人戦”から“団体戦”へ「Team Sport(チームスポーツ)」型の出会いとは、友人や家族、コミュニティの力を借りて恋愛を楽しむスタイル。Tinderが提供する「Matchmaker」機能は、ユーザーの友人がマッチ候補を選ぶことができるユニークな仕組みで、このトレンドを体現したもの。出会いを“他人に任せる”のではなく、“一緒に探す”というスタンスは、恋愛のプロセスをよりオープンで健全なものにします。実際、若年層の間では「家族に紹介できる人と出会いたい」「親友の推薦が安心材料になる」といった声も多く聞かれます。周囲の人たちと出会いのプロセスを共有して楽しむ、「協力型デーティング」とも捉えられるこのトレンドに注目です。05.「コミュニケーション」関係性の土台は“正直さ”最後に紹介するのは、もっとも基本にしてもっとも重要な「コミュニケーション」のトレンド。Tinderの調査では、信頼・価値観の共有・安定性といった要素が重視されてお表面的な会話ではなく、信頼関係をベースに価値観の分かち合いや、精神的な安定性を基盤とした、オープンで正直な対話を求める傾向が明らかになりました。恋愛が“スペックマッチ”ではなく、人間性の相互理解にシフトしている証とも言えるでしょう。加えて、メンタルヘルスへの配慮や、個人の境界線(バウンダリー)を尊重する姿勢もこのトレンドを後押ししていると考えられます。恋愛「セルフブランディング」時代の到来これら5つのトレンドを俯瞰すると、2024年の恋愛観は「受け身ではなく、意志ある行動」「あいまいではなく、明快なコミュニケーション」「表層ではなく、本質的なつながり」へと進化していることが読み取れます。言い換えれば、自分の価値観やスタンスを明確にし、それを表現することで出会いの質が高まる──いわば、恋愛におけるセルフブランディングの重要性が増しているとも捉えられます。「いい人に出会う」よりも、「自分にとっていい出会いを見極める」。この意識の変化こそが、2024年のデーティングトレンドを形作った最大の要因かもしれませんね。Reference: TINDER’S YEAR IN SWIPE™ 2024Top image: © iStock.com / AleksandarNakic...
第33回全国選抜大学・社会人対抗相撲九州大会(九州相撲協議会主催、毎日新聞社共催)が5日、福岡県久山町の福岡久山相撲場であり、団体戦(3人制)は決勝で日大が東洋大を2―1の逆転で破り、2大会ぶり12回目の優勝を果たした。日大は、3日に大分県宇佐市で開催された全国大学選抜相撲宇佐大会に続くタイトルと
第10回佐賀県高校春季小倉百人一首かるた大会は4月26、27の両日に佐賀市のSAGAプラザで開かれた。6校から29人が出場して全国への切符を争い、団体戦で鳥栖高、個人戦で佐賀北高3年の原田都妃(みやび)さんが優勝した。 団体戦に3校、個人戦に29人が出場して“畳の上の格闘技”と呼ばれる激しい戦いを繰り広げた。優勝した原田さんは「これまで学校をまたいで一緒に練習してきた仲間と、普段通りに楽しみながらできた」と大会を振り返り、「これまでやってきたことを全部出せばきっといける。
パリオリンピック(五輪)バドミントン女子ダブルス銅メダリストの志田千陽(28=再春館製薬所)が2日までに、自身のインスタグラムのストーリーズを更新。男女混合団体戦の国・地域別対抗戦スディルマン杯(中国・福建省アモイ)の1次リーグ1位突破…
パリオリンピック(五輪)バドミントン女子ダブルス銅メダリストの志田千陽(28=再春館製薬所)が30日までに、自身のインスタグラムを更新。28歳の誕生日を迎えた男女混合団体戦の国・地域別対抗戦スディルマン杯(中国・福建省アモイ)の1次リー…