キユーピー<2809>:3476円(-48円)反落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は298億円で前年同期比2.2倍となっている。6-8月期も109億円で同68%増と高い増益率を継続、市場予想を20億円ほど上回ったとみられている。ただ、会社側では今回、通期予想の340億円、前期比72.6%増を据え置いている。9-11月期営業利益は34%減益前提の形に。費用の期ずれの影響や来期に向けた戦略
<8016> オンワードHD 526 -5反落。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は52.6億円で前年同期比4.6%増となり、第1四半期実績の同5.7%減から増益に転換しているが、従来予想の55億円は下振れる着地に。6-8月期としては、08年2月期以来17期ぶりに全段階利益で黒字転換を実現する形に。従来の会社計画に対しては、オンワード樫山を中心に在庫消化を進めたことで、粗利益率が下振れたも
<3612> ワールド 2030 +116大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は78.9億円で前年同期比34.4%増となり、従来予想の73億円を上回る着地となっている。デジタル事業が大幅増益となり、計画上振れの主因ともなっている。通期予想155億円は据え置きだが、これは12カ月換算の前期参考値と比較すると2.9%増にとどまる水準であり、上振れの確度は高まったとも捉えられているようだ。
4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■押し目狙いのスタンスに■キユーピー、 3Q営業利益 123.5%増 298億円■前場の注目材料:東京センチュリー、 航空機に1兆円、リース用120機調達、旅客需要拡大で積極投資■押し目狙いのスタンスに4日の日本株市場は、こう着感が強まる可能性はあるが、押し目買い意欲の強い相場展開が期待される。3日の米国市場はNYダウが184ドル安、ナスダックは
AIマーケティングを活用して化粧品のD2C事業を行うAⅰロボティクス(東京都港区)は9月27日、東証グロース市場に新規上場した。初日は公開価格の1760円を42・8%上回る2514円で初値を付けた。終値は2525円だった。同社の龍川誠代表取締役社長は27日の記者会見で「化粧品といった特定のジャンルにとらわれず、アパレルやヘアケア用品など、様々なジャンルで商品を展開していきたい」などと話した。
同社は自社開発のAIシステム「SELL(セル)」をマーケティングに活用し、化粧品ブランド「Yunth(ユンス)」と美容家電ブランド「Brighte(ブライト)」のD2C事業を行っている。両ブランドとも商品は自社通販サイト、各仮想モール、店頭での卸売りで販売している。
2024年3月期業績は、売上高が前期比93・7%増の70億6100万円、営業利益は同310%増の12億5600万円、経常利益は同336%増の12億3400万円。当期純利益は8億2500万円。
「ユンス」は現在中国でも販売を行う。今後は「ブライト」含め、海外展開も強化していく構えで、「展開する国のファクターとして、ある価格帯の商品を吸収しうるだけの購買力があるかといった観点は非常に重要。中国を中心に、台湾などアジア地域にも進出していきたい」(同)と話した。
時価総額は1年以内に1000億円を目指す考え。国内
...moreM&Aに関しては、「かなり積極的にやっていきたい」(同)とし、「売上高100億円くらいの上場企業が、数十億円程度(の価値)で数多く存在している。Aiロボティクスのシステムを搭載することで、利幅を2~3倍上げられる」(同)と前向きな姿勢を見せた。
意識する競合について、「ポーラ・オルビスホールディングスのオルビスは、化粧品の最大手ブランドであり、1つのベンチマークとして見ている」(同)と話した。