イスラム組織ハマスの幹部は、NHKの取材に対し、アメリカのトランプ大統領が主導する和平計画でガザ地区での展開が検討されている「国際安定化部隊」について、「ガザ地区内での部隊の活動は容認できない」として拒否する考えを示しました。和平計画をめぐる今後の協議は難航することも予想されます。
イスラエルがパレスチナのガザ地区をめぐる和平計画に基づいて、イスラム組織ハマスに対し死亡した人質全員の遺体の返還を強く求める中、イスラエル政府は、捜索を支援するため隣国エジプトのチームがガザに入ることを認めたと明らかにしました。
トランプ大統領はウクライナへの「トマホーク」ミサイル供与を見送った。NATO事務総長も支持し、米ロ石油2社への制裁を強化。欧米は現戦線の停戦と和平計画推進で一致。
イスラエル首相府は19日、ガザの和平計画「第1段階」の合意に基づきハマスから人質2人の遺体が返還されたと発表した。これで計12人が引き渡され、ガザに残るのは16人。停戦はおおむね維持されているが、イスラエルは迅速に遺体返還を進めるよう圧力を強めており、先行きはなお予断を許さない。