作家のいとうせいこうさんがプロデュースする「あさ虫温泉フェス」が17日、青森市浅虫地区一帯で開幕した。いとうさん、タレントのマツコ・デラックスさん、コラムニストの能町みね子さん、放送作家の町山広美さんがトークイベントに出演し、同市出身の消しゴム版画家、故ナンシー関さんをしのんだ。18日まで。フェスは、浅虫がナンシーさんが眠る地という縁で「ナンシー」の名付け親でもあるいとうさんが企画した。「音楽とトークと湯」をテーマに、イラストレーターのみうらじゅんさん、青森市出身のギタリストの伊藤ゴローさん、…
青森市の県立美術館は、コレクション展「2025-1」を開いている。今展は同市出身の世界的板画家棟方志功の自伝「板極道」の原稿と挿絵を初公開。原稿用紙のます目をはみ出し奔放に加筆を指示する棟方の筆跡や肉筆画などを通じ、自伝の制作過程にも表れる熱意や人柄に迫る。7月13日まで。1964(昭和39)年刊行の「板極道」は、画家を目指し上京した棟方が、民藝運動の指導者や支援者、妻チヤの支えで板画家として活躍する過程を口述筆記でつづった自伝。同市棟方志功記念館の閉館後、作品の展示・研究活動を引き継ぐ一般財…
佐賀県内では珍しい山陰地方特産のベニズワイガニ専門店が、武雄市の武雄温泉駅南口そばで営業している。同市出身の石倉優一郎さん(35)が「九州と山陰の食文化の架け橋になりたい」と昨年10月に開業。営業時間などを見直し、4月に新たなスタートを切った。 石倉さんは福岡や大阪で住宅関連の仕事をしていた24歳の時に、妻の出身地の島根県松江市に移住。自動車ディーラーで営業の仕事に就いた。得意先だった鳥取県境港市の水産卸会社に出入りするうちにベニズワイガニに興味を抱き、武雄に専門店を開くことを決意。