2023年9月28日アイディーテックエックス株式会社IDTechEx(先進技術調査会社: 本社英国 ケンブリッジ)は、「レドックスフロー電池市場 2024-2034年」と題した調査レポートを発行し、2023年9月19日より、日本法人のアイディーテックエックス株式会社(東京都千代田区)での販売を開始しました。◆ 調査レポート日本語タイトル:「レドックスフロー電池市場 2024-2034年」◆ 正式タイトル(英語):「Redox Flow Batteries Market 2024-2034」◆ 発行元: IDTechEx(先進技術調査会社: 本社英国 ケンブリッジ)◆ ページ数: 211◆ 無料サンプルページ: あり◆ WEBサイト:https://www.idtechex.com/ja/research-report/redox-flow-batteries-market-2024-2034-forecasts-technologies-markets/963レドックスフロー電池(RFB)はリチウムイオン電池に比べ、低い均等化蓄電コストでより長時間にわたりエネルギーを貯蔵することが可能です。変動性再生可能エネルギー普及拡大を促進するために、長時間のエネルギー貯蔵技術の需要は増大することが予想されています。これは材料サプライヤー、RPB開発企業や電力会社を含むバリューチェーンの有力企
...more業にビジネスチャンスをもたらします。本調査レポートは、RFB技術、有力企業、プロジェクト、材料、用途、経済性に関する予測と分析を提供します。「レドックスフロー電池市場 2024-2034年」が対象とする主なコンテンツ(詳細は目次のページでご確認ください)● 全体概要● 用途、収益源、LDES、市場タイミング● レドックスフロー電池の化学的性質と有力企業● レドックスフロー電池の材料● LCOS算定● 2022-2023年RFB市場の主要最新情報● 10年間RFB市場予測、地域別、化学成分別(MWh)、10億米ドル単位● 20社以上の企業概要「レドックスフロー電池市場 2024-2034年」は以下の情報を提供します各章の内容:- レドックスフロー電池の現在と未来の市場展望。主要有力企業活動、2010-2023年の過去の展開、有力企業別と化学成分別の展開、有力企業と技術の市場シェア、将来計画されているプロジェクト、製造能力と発表、戦略的提携と資金調達を含む- 長時間エネルギー貯蔵技術(LDES)の需要と変動性再生可能エネルギー(VRE)の普及に関連したRFBの用途、収益源、市場タイミングの包括的分析と検証- CAPEX、電解質コスト、エネルギー密度、エネルギー効率等の指標を含むベンチマーク分析によるRFB技術と化学物質の徹底検証- RFB化学物質には、バナジウム(VRFB)、全鉄、臭化亜鉛、亜鉛鉄/フェリシアニド、有機溶媒、臭化水素、マンガン水素、臭化バナジウム、鉄クロム合金、多硫化物臭化物が含む- 4時間、6時間、8時間、10時間の貯蔵時間でのVRFBとリチウムイオンのLCOS算定と説明- 膜、バイポーラプレート、電極、ガスケット、シーラント、バナジウム電解質(採掘、供給、リサイクリング、リース)、有力企業を含むRFBに利用される材料- 2020-2034年までの10年間RFB市場予測(地域(MWh)、化学物質(MWh)金額(米ドル単位)- 20社以上の企業概要◆本調査レポートの目次https://www.idtechex.com/ja/research-report/redox-flow-batteries-market-2024-2034-forecasts-technologies-markets/963IDTechExの調査レポートは、アイディーテックエックス株式会社 (IDTechEx日本法人) が、販売しています。【本件に関するお問合せは、下記まで】アイディーテックエックス株式会社100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階URL: https://www.idtechex.com/ja担当:村越美和子 m.murakoshi@idtechex.com電話 : 03-3216-7209配信元企業:アイディーテックエックス株式会社プレスリリース詳細へドリームニューストップへ
全国労働衛生週間が10月1日から始まります。労働者が働きやすい職場環境と健康職場づくりを目指すためにある法律が労働安全衛生法です。そこでは特定化学物質を扱う事業者に対して「特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者」(以下、「作業主任者」)の選任を義務付けています。作業主任者になるために修了しなければならない本講習を千葉安全教育センターが10月21日と22日に開催します。そこにおいて労働衛生コンサルタントの櫻澤博文は、「健康障害及びその予防措置に関する知識」と「関係法令」の講師を担当します。
2023年9月27日
丸紅アークログ株式会社
「Arch-LOG」、住宅・建築関連の広範な団体と提携拡大!
~四十万未来研究所、ベネフィットラインと業務提携契約を締結~
建設・建築業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)に挑戦する丸紅アークログ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:井谷 嘉宏、以下:当社)では、当社の運営する建設業界のためのデジタルデータプラットフォーム「Arch-LOG(アークログ)」および建築建材のカタログにはない“価値”と“想い”をストーリーで伝えるWEBメディア「Arch-MATERIA(アークマテリア)」の最新トピックスを中心に「丸紅アークログ マンスリートピックス」と題して直近1カ月のトピックスをご案内しております。
<今月のハイライト>
■一般社団法人四十万未来研究所、および株式会社ベネフィットラインと業務提携契約を締結
当社は新たに、一般社団法人四十万未来研究所、並びに株式会社ベネフィットラインと業務提携契約を締結しました。
一般社団法人四十万未来研究所との業務提携
四十万(しじま)未来研究所は、2055年の未来を見据え、そのとき世界で通用する日本人の育成を目的として、住文化・食文化・家族との関わりなど、日本の伝統を継承する日々の暮らしを研究していくことにより、新しいビジネスモデルの
...more構築を目指しています。四十万代表理事の考える世界で通用する能力とは、考える力とコミュニケーション能力であり、頭のよい子のご家庭が実践している、3x(express,exchange,explore)に集約される日々の暮らしそのものであるということ。そしてその能力の50%は12歳までの家庭探求学習によって身につくということです。当研究所はそんな「頭のよい子が育つ家」をSmart Space Technology(SSTECH)空間工学により定量化し推奨・認定しています。
また、文部科学省の委託事業として「最先端技術を活用して建築業務プロセスの変革やサービス創出に貢献できる建築DX人材の育成」などにも取り組んでいます。
今後、当社のArch-LOGを活用し、SSTECH空間工学理論の住宅業界への普及・促進並びにDX人材の育成事業におけるワークフローのDXの促進を目的として業務提携を締結いたしました。
<一般社団法人四十万未来研究所 研究所概要>
代表者 四十万 靖(代表理事)
所在地 〒142-0054 東京都品川区西中延二丁目13番14号
設立 2014年8月1日
URL https://shijima-mirai.or.jp/
株式会社ベネフィットラインとの業務提携
ベネフィットラインは、オフィスやホテル、レストランといった商業施設を中心にさまざまな空間づくりのプロフェッショナルとして、デザイン・設計 / 建築施工 / 内装監理をおこなっています。お客様から「ありがとう」と言ってもらえる価値ある商空間を提供することで、社員の精神的・経済的な幸せを最大限追求することを企業理念とし、そのために“品質、コスト、工期、安全(Quality, Cost, Delivery, Safety)”すべてをバランスよく、高いレベルで提供することを約束しています。
今後、Arch-LOGを活用し、ワークフローのDXを推進することを目的として業務提携を締結いたしました。
<株式会社ベネフィットライン 会社概要>
代表者 小原 孝治(代表取締役)
所在地 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1丁目1番9号 岩徳ビル5階
設立 2007年5月1日
URL https://www.benefit-l.co.jp/
<今月のトピックス>
■グラフィソフトジャパン株式会社主催セミナー「全国ロードショー (東京・北海道) 」にOPENBIMパートナーとして登壇
建築家のための業界初となるBIMソフトウェアArchicadを提供するGRAPHISOFT SEの日本法人であるグラフィソフトジャパン株式会社(以下:Graphisoft)では、「BIM導入支援」と「Archicadのメリット(魅力)」を訴求するため、Archicad/BIM活用で変わる設計ワークフローとユーザー事例を、「Graphisoft 全国ロードショー」と題して、全国の会場で紹介しています。このセミナーでは、Archicadを使用している講師のプレゼンテーションや事例の紹介、Graphisoftのカスタマーサクセスチームによるプレゼンテーションなどが行われています。
この度、同セミナーの東京会場(8/23)と北海道会場(9/8)においてOPENBIMパートナーとして当社取締役の香月創星が登壇。BIMと連携した「Arch-LOG」の効果的な活用方法についてプレゼンテーションを行いました。
今後も当社は、「Arch-LOG」を活用した建設・建築業界のワークフローの改善に向けた取り組みを積極的に推進してまいります。
■「Arch-LOG」に、「株式会社福岡工業」「アイジー工業株式会社」「高千穂シラス株式会社」をはじめとする25社*、約1,500点*の建材が新たに登録されました。*2023年8月29日~9月25日の登録数
今回新たに、貼ったり剥がしたりが自由にできる紙用接着剤『ペーパーセメント』をはじめ、さまざま接着剤やオーダーフレームなどを製造する明治30年創業の老舗メーカー「株式会社福岡工業」や、豊かな発想力と確かな技術力を活かして真摯に取り組み、金属サイディングなどの建築用断熱外壁材・金属屋根材の研究開発・製造・販売を手がけるメーカー「アイジー工業株式会社」、化学物質に頼らず100%自然素材にこだわった「シラス壁(左官材)」の製造・販売・研究を手がけるメーカー「高千穂シラス株式会社」など、さまざまな建材メーカーの製品が加わりました。
■Arch-LOG紹介動画■
ユーザー編 https://m-arch-log.com/?ID=makermovie
メーカー編 https://m-arch-log.com/?ID=movie
戸建て住宅販売編 https://m-arch-log.com/?ID=housingsalesmovie
<丸紅アークログ株式会社 会社概要>
代表者 井谷 嘉宏(代表取締役社長)
所在地 〒105-0023 東京都港区芝浦1-3-3 浜松町ライズスクエア2階
設立 2019年6月27日
事業内容 建設業界向けデジタルデータプラットフォーム「Arch-LOG」の運営 https://www.arch-log.com/
建築建材のカタログにはない“価値”と“想い”をストーリーで伝えるWEBメディア「Arch-MATERIA」の運営 https://arch-materia.com/
URL https://m-arch-log.com/...
わたしたちの衣類に含まれている有害化学物質についてまとめた書籍『To Dye For』の著者、オールデン・ウィッカーを迎え、ファッション業界でいまだ見過ごされている健康被害とその原因に迫る。
カンブリア紀やエディアカラ紀よりも遥かに前の時代です。
スペインのゲノム制御センター(CRG)で行われた研究により、ニューロンの起源となる細胞が約8億年前に生きていた単純な多細胞動物「平板動物」に存在していたことが示されました。
平板動物は脳も筋肉も消化器官も持たない「最も単純な動物」であり、形もドロドロとした不定形となっています。
しかし研究者たちが平板動物を構成する細胞を詳しく分析したところ、神経ペプチドを放出して他の細胞の運動を制御している、ニューロンに極めてよく似た細胞が存在することがわかりました。
研究者たちは平板動物で発見されたニューロンそっくりの細胞は、脊椎動物や昆虫、ヒトデやクラゲなどさまざまな種でみられるニューロンの起源であると述べています。
8億年前と言えばカンブリア爆発が起きたカンブリア紀(5億4200万年~4億8830万年前)や、アヴァロン爆発が起きたエディアカラ紀(6億2000万年~5億4200万年前)よりもさらに古い原生代(クライオジェニアン紀)となります。
そんな時代の生物が、なぜニューロンに似た細胞を必要としたのでしょうか?
研究内容の詳細は2023年9月19日に『Cell』にて公開されました。
目次
見た目が完全にアメーバな「動物門の異端児」ニューロンの起源は神経ペプチドの分泌細胞だった
見た目が完全にアメーバな「動物門の異端児」
Cresi
...moret:Canva . ナゾロジー編集部
現在の分類では、動物は大きく5つのグループ(門)に別けられることが知られています。
上の図からもわかるように、この5つのうち4つは人間、ヒトデ、海面、クシクラゲなど比較的メジャーな種が含まれていいます。
(※クラゲはヒトデと同じグループですが、クシクラゲは独自のグループを作っています)
しかし平板動物と呼ばれるグループは、多くの人にとって聞き覚えがないものでしょう。
平板動物は砂粒ほどの大きさしかない、ドロドロとした不定形の生物であり、主食となる微生物や藻類を丸呑みして体内で消化することで生きています。
Credit:Sebastián R. Najle/Center for Genomic Regulation
平板動物がうまれたのはカンブリア紀やエディアカラ紀よりもさらに過去となる8億年前とされており、誕生以降ほとんど姿形を進化させていないと考えられています。
(※多細胞動物が誕生したのが10億年前と考えられています)
そのため現在において知られているのはわずか数種類であり、5つの動物門の中で最も種類が少なくなっています。
平板動物の体の構造は極めて単純となっており、体の厚さも細胞層が3つあるだけで、名前の通り全体的に平たい形をしています。
移動方法は主に繊毛であり、増殖方法は分裂や出芽となっています。
そのためアメーバの仲間のように思えますが、列記とした「動物」の一種であり、生命の木においても、海綿やクシクラゲのグループよりも、人間のほうに近い存在となっています。
しかし、そんな人間に近いハズの平板動物は、神経や筋肉、消化管といった動物にとって大切なあらゆる器官が存在しません。
先に述べたように、増殖方法も主に分裂や出芽であり、人間に近い部分はほとんどないように思えます。
(※平板動物も一応、卵子を作って有性生殖することも可能ですが、生殖器官はなく、体の細胞の一部が卵子化するだけです)
そこで今回、ゲノム制御センターの研究者たちは平板動物の体を徹底的に調べ、どんな細胞で構成されているかを調べることにしました。
器官レベルでは一致していなくても、細胞レベルでは人間に近い何かが潜んでいる可能性があったからです。
すると平板動物は主に9種類の細胞型が存在し、それぞれの細胞型が状況に応じて他の種類に変身できることが判明しました。
ですが最も興味深かったのは、神経伝達物質(神経ペプチド)を放出している奇妙な細胞「ペプチド作動性細胞」の存在でした。
脳も神経もないドロドロした細胞の塊にすぎない生物が、なぜ神経ペプチドを作る必要があったのでしょうか?
ニューロンの起源は神経ペプチドの分泌細胞だった
Credit:Sebastián R. Najle et al . Stepwise emergence of the neuronal gene expression program in early animal evolution . Cell (2023)
なぜ単純な平板動物に神経伝達物質(神経ペプチド)を放出する細胞があるのか?
謎を確かめるため、研究者たちは、神経ペプチドを放出している「ペプチド作動性細胞」が他の細胞とどのように相互作用をしているかを徹底的に調べました。
すると驚くべきことに、ペプチド作動性細胞から放出された神経ペプチドが特定の細胞にキャッチされると、まるでニューロンからの刺激を受けた筋肉のように、平板動物の運動パターンが変化することがわかりました。
またペプチド作動性細胞は人間のニューロンと極めて類似性が高く、ニューロン同士の連結部にあるシナプス前終末と呼ばれる部分を構築するタンパク質を持っていました。
通常のニューロンは「シナプス前終末」から神経ペプチドなどを放出して、細胞間をまたいで信号を伝達します。
Credit:脳科学辞典
平板動物のペプチド作動性細胞も同様に、神経ペプチドを分泌することで化学信号を使った細胞間の情報ネットワークを形成していたのです。
一方で、ペプチド作動性細胞は電気信号を伝達する機能がなく、ニューロンに存在するシナプス後半部分の受信端が存在しないことが判明しました。
そのためペプチド作動性細胞は真の意味でのニューロンとは言えません。
しかし研究者たちは、ペプチド作動性細胞とニューロンの類似性は極めて高く、ペプチド作動性細胞を使った神経系が、ニューロンを使った神経系の前に存在していた可能性あると述べています。
(※この電気を使わず化学物質のみで情報伝達を行う仕組みは「化学脳仮説」と呼ばれています)
人間や昆虫など幅広い動物が使う現代的なニューロンが登場したのは6億5000万年前と考えられています。
もしかしたら平板動物が誕生した8億年前から現代的なニューロンが誕生する6億5000万年前までの1億5000万年間は、動物たちの脳で行われる情報伝達は、全てペプチド作動性細胞に依存した化学信号で行われていたのかもしれません。
また今回の研究により、遠く離れていると思われていた人間と平板動物が、細胞レベルでは類似点があることが示されました。
研究者たちは、単純な平板動物にニューロンの起源があるのならば、平板動物は動物の神経系の成り立ちを知る上で最良のモデルとなると述べています。
というのも、現代的なニューロンのひな型となるペプチド作動性細胞を用いた神経系や脳がどのように形成されたかを知ることができれば、神経とは何か、あるいは脳とは何かを解明する手掛かりになるからです。
平板動物は人間よりも遥かに単純な生物ですが、情報伝達システムは見た目によらず、かなり洗練されているのかもしれません。
全ての画像を見る参考文献Tiny sea creatures reveal the ancient origins of neurons
https://www.crg.eu/en/news/tiny-sea-creatures-reveal-ancient-origins-neurons
元論文Stepwise emergence of the neuronal gene expression program in early animal evolution
https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(23)00917-0?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS0092867423009170%3Fshowall%3Dtrue#%20
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