延伸工事が進む有明海沿岸道路で、国土交通省は2026年度中に佐賀市川副町の川副インターチェンジ(IC、仮称)を開設し、諸富ICからの1・1キロを供用開始する見通しを明らかにした。国が福岡県側から整備を進める「大川佐賀道路」の区間で、佐賀空港へのアクセス向上などが期待される。 有明海沿岸国道事務所によると、川副ICは川副町福富のJAさが大豆共乾施設の北側。佐賀空港までは車で約14分。諸富ICから川副ICの整備区間で、軟弱地盤の改良工事がおおむね完了し、来年度の開通に見通しがついた。
佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関し、佐賀県の山口祥義知事は25日の定例会見で、7月9日に予定されている佐賀駐屯地(仮称)開設までに訓練の開始時期や移駐経路について防衛省に情報提供を求める考えを示した。現時点で、住民説明会を開く考えがないこともあらためて強調した。 防衛省九州防衛局は15日に県庁を訪れ、配備スケジュールを伝達した。県側が訓練開始時期や飛行経路を尋ねた際、防衛局は「検討中」などとして答えなかった。
着任早々、新聞一面を飾ることになった。防衛省から輸送機オスプレイの佐賀空港への配備スケジュールが伝達された。県を代表して応対し、訓練時期や飛行経路など「県民が気になること」を意識して尋ねた。「国政課題だからといって県が折れる必要はない」。落ち着いて“デビュー戦”をこなした。 オスプレイ、県立大、鹿島駅周辺整備や県有施設の磨き上げ―。進行中のプロジェクトは幅広く、枚挙にいとまがない。 施策全般を方向付ける「ディレクター」という意識で仕事に当たる。「地域資源、高いポテンシャルをどう生かすか」。
佐賀空港発着の台湾行きツアーを販売する阪急交通社は23日午後2時から、佐賀市のエスプラッツでツアーの説明会を開く。現地での両替方法や気候、観光に適した服装など台湾の基本情報を解説する。事前予約制で定員100人。入場無料。 伊万里市出身のタレント石本愛さんも来場し、台湾の魅力とお薦めスポットについて話す。来場者には台湾のガイドブックとミニポーチを贈る。 会場はエスプラッツ3階、市文化交流プラザ交流センターのホール。予約は同社予約センター、電話0570(089)052。
佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関し、防衛装備庁は関連費用の総額が8835億円となり、事前の想定よりも481億円上振れする見通しを明らかにした。米国での教育訓練や、整備に関する技術支援費の上昇などを反映したことで増加した。7月9日に開設予定の佐賀駐屯地(仮称、佐賀市川副町)への移転費用の計上は一部にとどまっており、今後、工事費を計上すれば、計画継続の必要性を検討する水準を上回る恐れもある。 公表は17日付で、オスプレイに関する費用総額見通しの公表は2023年8月末以来。