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mRNAコロナワクチンが「がん患者に延命効果」を与える可能性があると判明! - 10月22日(水)20:00  ナゾロジー

事実は小説よりも奇なりを体現する研究結果です。 アメリカのテキサス大学MDアンダーソンがんセンター(MD Anderson Cancer Center)で行われた研究によって、新型コロナウイルス感染症の予防に広く用いられているmRNAワクチンが、がんの免疫療法にも大きな効果を発揮するかもしれないことが示唆されました。 この研究では、進行した肺がんや皮膚がんの患者を対象に分析を行い、免疫療法の開始から前後100日以内に新型コロナのmRNAワクチンを接種したグループは、接種しなかったグループに比べて生存期間が(肺がんでは中央値が)約2倍になるという驚くべき関連性が観察されました。 さらに研究チームは既に「第III相臨床試験」という大規模な実験的研究(最終的な効果を人間で確認する試験)を準備しているとのこと。 もともとは感染症対策として開発されたワクチンが、なぜがんの治療にも役立つ可能性があるのでしょうか? 研究内容の詳細は2025年10月19日に『European Society for Medical Oncology Congress 2025』にて発表されました。 目次 免疫療法の「目覚まし時計」は新型コロナワクチンだった?コロナワクチンが「がんに効く」という驚きの結果未来のがん治療に身近なワクチンが加わる可能性 免疫療法の「目覚まし時計」は新型コロナワクチンだった? 免疫...more
カテゴリー:科学/工業

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