さまざまな思惑が交錯しているようだ。
フジテレビの親会社『フジ・メディア・ホールディングス(フジMHD)』の株主総会が6月25日、都内で開かれた。
元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルに端を
元フジテレビアナウンサーの笠井信輔氏(62)が、13日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜午後1時30分)に出演。フジテレビが6日に放送した、元タレント中居正広氏(52)と元女性社員を巡る一連のトラブルを検証する特番「検証…
フジテレビの経営問題にまで発展することになった中居正広氏(52)の女性トラブルが発覚してから半年が経過した。フジテレビは6月25日に株主総会が終了し、スポンサーも戻りつつある。7月6日には検証番組も放
半年に1回、集計される「タレントCM起用社数ランキング」の最新版が発表されました。このランキングをみるたび「やはり広告業界は今の時代を読むことに長けていると実感する」と言うのは芸能記者歴30年超のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さん。さて今回はどんな「時代の変化」があったのでしょうか?
「2025上半期タレントCM起用社数ランキング」芦田愛菜が1位に返り咲き
“2025上半期タレントCM起用社数ランキング”をニホンモニター社が発表。まず男性陣の中では、一体いくら稼いだら気が済むのか…という大谷翔平が頂点に立ちました。
順位だけを見れば、この数年“絶対王者”に君臨していた賀来賢人と同じ「3位」なのですが、大谷は直近1年の間にクライアントの数を7社から15社にまで増やしており、「賀来を抜いた」と言っていいと思います。
出典:ニホンモニター株式会社
タレントや役者ではない大谷ですから、素振りを見せたり、ビーチでサッカーボールをリフティングしたり、カメラに視線を投げるだけで収録は終了。まぁ本人にとっては慣れない照れ臭さで大変なのかもしれませんが、ドラマを1本撮るようなCM制作に較べれば労力も少なくて済みそうです。もちろん、その裏には壮絶なトレーニングとストイックな選手生活があることを思えば頭が下がりますけれど…。
いっぽう、女性陣に目を落とせば、常に上位にランキングされていた芦田愛菜が、実
...moreに3年ぶりに冠を奪還し1位になりました。
“芸能界の首領”と言われたバーニングプロダクションの周防郁雄相談役会長は、芦田が女王になるのを楽しみにしていると言われ続けていますから、3年ぶりに歓喜したのは間違いないでしょう…本当に良かったですね。
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ランキングから読み取れる芸能人の泣き笑い。今田美桜の場合は
半年に1度発表されるこのランキング、順位とともに私が注目しているのは、タレントごとの起用社数の増減です。
例えば昨年末からクライアントを3社増やして、見事TOP3に返り咲いた今田美桜。
好評を得ている朝の連続テレビ小説『あんぱん』で、どんな変化があったのかに注目してみました。
『ミスタードーナツ』『阪急阪神不動産』、ハミガキ“シュミテクト”でお馴染みの『Haleonジャパン』が新しいクライアントになっています。
『ミスド』はやはり、『あんぱん』の効果でしょうか。
『阪急~』は、『あんぱん』が、舞台となった高知県長岡郡界隈に注目を集めたことによる、四国・近畿圏の不動産需要の拡大を見越しての新規契約のような気がします。ちなみに『あんぱん』の地元、高知県での視聴率は第62話で31.6%の世帯視聴率を記録(ビデオリサーチ社調べ)したといいます。
でも逆に、こんな状態の中、契約を終了したクライアントもいます。『ライオン』と、人材派遣・アウトソーシングの『グロップ』がそれで、『あんぱん』の放送開始とタイミングを合わせるかのように契約を終了しているんですね。
契約金の高騰からなのか、企業イメージに合致しなくなったのかはわかりませんけれど…。(次ページに続く)
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「ちょっと意外に思える」小芝風花の結果は?
もうひとり、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で“五代目瀬川”という妖艶な美しさの花魁姿が話題になった小芝風花の動向も注目してみました。
小芝観たさに『べらぼう~』を観始めたという視聴者もいたようですが、残念ながら小芝は、今年上半期でクライアントの数を増やすことはできなかったようですね…ちょっと意外に思えました。
ただ『日本コカ・コーラ』が契約を終了、『キリンビール』の“一番搾り ホワイトビール”が入れ替わる形で新クライアントになっています。
ちなみに『日本コカ・コーラ』の“やかんの麦茶”は、新たなイメージキャラクターに『クレヨンしんちゃん』の実写版として、『あんぱん』で主人公の親友役を演じる高橋文哉に“しんちゃん”役を抜擢しています。
遊女…花魁という役柄に、子どもには刺激が強すぎると判断したのでしょうか。もしくは『あんぱん』で好評の高橋文哉に白羽の矢を立てたのか…。
ランキングだけでなく、こうして起用企業とタレントの動向を合わせ見てみると、やはり広告業界は今の時代を読むことに長けていることをあらためて実感します。
次の発表は年末になるわけですが、今から半年間で、どんな変化が見えるのか…今から楽しみに待ちたいと思います。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by:芦田愛菜 プロフィール(jobbykids)
MAG2 NEWS...
フジテレビの番組でレギュラーを務める文筆家の能町みね子さんは、中居正広氏の性加害問題に関するフジの対応に、バラエティー的な「反知性」の影響を見て取ります。フジの再生を願ってこその、重い苦言です。