憧れの聖地で初めてノックを打つ女子野球部員になるかもしれない。3月に開幕する第95回記念選抜高校野球大会に21世紀枠で出場が決まった城東高校野球部のマネジャー永野悠菜さん(17)。「甲子園に連れて行くから」と幼なじみに誘われて入部し、部員数の少ないチームのため手にまめを作りながら守備練習でノックバットを振ってきた。試合前のノックを打った経験はないが、「甲子園なら1球くらいは打ちたいな」と笑顔で本番の日を待っている。 「あと1本」。出場決定から翌々日の29日、同校グラウンドにノッカーを務める永野さんの大きな声が響いた。内外野でグラブを構える選手に向かって次々と鋭い打球を打ち分ける。森本凱斗(かいと)主将(17)は「マネジャーは単なるサポート役ではなく、同じチームメイト。みんな頼りにしている」と信頼を寄せる。
第95回記念選抜高校野球大会へ21世紀枠で出場が決まった氷見(富山)は30年ぶりの選抜となる。昨夏、あと1死で甲子園を逃した悔しさから一転、選手たちは喜びに浸った。 名前が呼ばれた瞬間、校内でオンラ…
第95回記念選抜高校野球大会で、21世紀枠の関東・東京地区の候補校に選ばれるのは3度目になる。石橋(栃木)に、ようやく吉報が届いた。 石橋の福田博之監督(57)は「(発表中継の動画で)校名の字幕が出…
第95回記念選抜高校野球大会の選考委員会が27日に開かれ、21世紀枠3校を含む出場36校が決まった。 今大会は高校野球ファンに名の通った伝統校、実力校が数多く選出された印象だ。センバツ優勝経験校は計12校に上り、32校選出だった前回大会よりも4校増えた。歴代最多の優勝5回の東邦(愛知)をはじめ、