2022年8月16日H&Iグローバルリサーチ株式会社*****「世界のバーチャルプロダクション市場(~2027年):提供別(ハードウェア、ソフトウェア、サービス)、種類別(プリプロダクション、プロダクション、ポストプロダクション)、エンドユーザー別(映画、テレビシリーズ、商業広告、オンラインビデオ)、地域別」市場調査レポートを取扱開始 *****H&Iグローバルリサーチ株式会社(本社:東京都中央区)は、この度、MarketsandMarketsが調査・発行した「世界のバーチャルプロダクション市場(~2027年):提供別(ハードウェア、ソフトウェア、サービス)、種類別(プリプロダクション、プロダクション、ポストプロダクション)、エンドユーザー別(映画、テレビシリーズ、商業広告、オンラインビデオ)、地域別」市場調査レポートの販売を2022年8月16日にMarketReport.jpサイトで開始しました。バーチャルプロダクションの世界市場規模、市場動向、市場予測、関連企業情報などが含まれています。***** 調査レポートの概要 *****"世界のバーチャルプロダクション市場規模は2022年に26億米ドルと推定、2027年には予測期間中に14.5%のCAGRで51億米ドルに達する見込み"この市場は、いくつかの要因、OTTの採用の急増、LEDウォール技術の導入の増加、パンデミックによる需要の
...more 増加により、有望な成長の可能性を持っています。バーチャル・プロダクションとは、撮影現場でのリアルタイムのやり取りを中心に、映画の構想から最終的なVFXまで、デジタルの世界を作り上げるプロセスです。バーチャルプロダクションは、実写とCGを同時に混在させ、リアルタイムにフィードバックを可能にし、VFXやアニメーションについて現場で決定する機能を備えています。"ソフトウェア:バーチャルプロダクション市場で最も成長率の高い分野(提供別)"2021年のバーチャルプロダクション市場では、ソフトウェア分野が最も大きなシェアを占めています。テクノロジーの登場と、機械学習(ML)、人工知能(AI)、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、拡張現実(XR)、深層学習など、さまざまな他の次世代技術がバーチャル制作とともに融合したことが成長を後押ししている。仮想生産エコシステムのプレーヤーが採用する継続的な有機および無機成長戦略は、市場の成長を強化しています。例えば、2022年2月、Mo-Sys Engineering Ltd.は、同社の精密カメラ追跡システム「StarTracker」がAssimilateのLive FXソフトウェアに完全にサポートされていると発表しました。"ポストプロダクション:バーチャルプロダクション市場最大のエンドユーザーセグメント"2021年、世界のバーチャルプロダクション市場において、ポストプロダクション部門が最大のシェアを占めています。バーチャルプロダクションは初期段階にあり、完全にバーチャルプロダクションで制作されている映画は非常に少ないというのが現状です。ハイブリッドプロダクションモデルでは、いくつかのショットはバーチャルプロダクションで撮影され、一部は完全にVFXに依存しているため、ポストプロダクションが重要な役割を担っていると言えます。"北米:バーチャルプロダクション市場最大の地域"2021年のバーチャルプロダクション市場は、北米がリードしています。北米のバーチャルプロダクション市場の成長を促進する主な要因は、映画制作における視覚効果の需要の高まりと、パンデミックによる制限のためにスタジオベースの制作の採用が増加していることです。さらに、エコシステムのプレイヤーのほとんどは、他の地域のものと比較して、北米地域で大きな市場シェアを占めています。***** 調査レポートの目次(一部抜粋) *****MarketsandMarkets社の最新調査レポートによると、世界のバーチャルプロダクション市場規模は、2022年26億ドルから2027年51億ドルまで年平均14.5%拡大すると見込まれています。当書ではバーチャルプロダクションの世界市場を総合的に調査・分析し、イントロダクション、調査手法、エグゼクティブサマリー、プレミアムインサイト、市場概要、提供別(ハードウェア、ソフトウェア、サービス)分析、種類別(プリプロダクション、プロダクション、ポストプロダクション)分析、エンドユーザー別(映画、テレビシリーズ、商業広告、オンラインビデオ、その他)分析、地域別分析、競争状況、企業情報など、以下の項目を掲載しています。・イントロダクション・調査手法・エグゼクティブサマリー・プレミアムインサイト・市場概要・世界のバーチャルプロダクション市場規模:提供別(ハードウェア、ソフトウェア、サービス)・世界のバーチャルプロダクション市場規模:種類別(プリプロダクション、プロダクション、ポストプロダクション)・世界のバーチャルプロダクション市場規模:エンドユーザー別(映画、テレビシリーズ、商業広告、オンラインビデオ、その他)・世界のバーチャルプロダクション市場規模:地域別・北米のバーチャルプロダクション市場規模・ヨーロッパのバーチャルプロダクション市場規模・アジア太平洋のバーチャルプロダクション市場規模・その他地域のバーチャルプロダクション市場規模・競争状況・企業情報・ADOBE INC.の企業情報・NVIDIA CORPORATIONの企業情報・ソニーグループの企業情報・AUTODESK, INC.の企業情報・TECHNICOLORの企業情報...※「世界のバーチャルプロダクション市場(~2027年):提供別(ハードウェア、ソフトウェア、サービス)、種類別(プリプロダクション、プロダクション、ポストプロダクション)、エンドユーザー別(映画、テレビシリーズ、商業広告、オンラインビデオ)、地域別」調査レポートの詳細紹介ページ⇒https://www.marketreport.jp/Virtual-Production-Market-Offering-Hardware-SE8136-22※その他、MarketsandMarkets社調査・発行の市場調査資料リスト⇒https://www.marketreport.jp/marketsandmarkets⇒https://www.marketreport.jp/marketsandmarkets-reports-list(H&Iグローバルリサーチ(株)はMarketsandMarkets社の日本での販売代理店です。MarketsandMarkets社発行の全てのレポートを取り扱っています。)***** H&Iグローバルリサーチ(株)会社概要 *****・本社所在地:〒104-0033 東京都中央区新川1-6-12・TEL:03-6555-2340 FAX:03-6869-4083 E-mail:info@globalresearch.co.jp・事業内容:市場調査レポート販売、委託調査サービス、情報コンテンツ企画、経営コンサルティング・ウェブサイト:https://www.globalresearch.co.jp***** 本件に関するお問い合わせ先 *****・H&Iグローバルリサーチ(株)マーケティング担当・TEL:03-6555-2340、E-mail:info@globalresearch.co.jp配信元企業:H&Iグローバルリサーチ株式会社プレスリリース詳細へドリームニューストップへ...
2022年8月16日H&Iグローバルリサーチ株式会社*****「世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場(~2027年):種類別(LAN&WLAN、WAN、通信&コラボレーション、ネットワークセキュリティ)、組織規模別(大企業、中小企業)、用途別、エンドユーザー別(金融、製造、医療)、地域別」市場調査レポートを取扱開始 *****H&Iグローバルリサーチ株式会社(本社:東京都中央区)は、この度、MarketsandMarketsが調査・発行した「世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場(~2027年):種類別(LAN&WLAN、WAN、通信&コラボレーション、ネットワークセキュリティ)、組織規模別(大企業、中小企業)、用途別、エンドユーザー別(金融、製造、医療)、地域別」市場調査レポートの販売を2022年8月16日にMarketReport.jpサイトで開始しました。サービスとしてのネットワーク(NaaS)の世界市場規模、市場動向、市場予測、関連企業情報などが含まれています。***** 調査レポートの概要 *****"世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模は、予測期間中にCAGR19.0%で成長し、2022年132億米ドルから2027年には466億米ドルに達すると予測"NaaSは、SDN、NFV、SD-WANなどのさまざまな先進技術によって接続サ
...more ービスを補完するものです。これらの技術は、ネットワーク接続のさまざまなコンポーネントをデジタル化し、ハードウェアの代わりにソフトウェアアプリケーションを使用することで、シームレスな接続を提供します。SDNは画期的な技術であり、既存のネットワークやデータセンターのインフラを完全に変革する勢いです。"用途別では、仮想プライベートネットワーク分野が予測期間中に最も高いCAGRで成長"用途別では、仮想プライベートネットワークが予測期間中に最も高いCAGRで成長すると予想されています。仮想プライベートネットワーク分野を促進する3つの主な要因は、データベースの安全性の問題の増加、高度で包括的なサイバーセキュリティ脅威の増加、企業内でのモバイルおよび無線ガジェットの使用の発展です。また、仮想プライベートネットワークを使用することの利点は、ネットワーク接続を可能にし、ジオブロックを回避し、容量制限を排除し、ウェブストアの差別を排除するなど、セグメントの成長に接続することができます。"地域別では、アジア太平洋地域(APAC)が予測期間中に最も高いCAGRで成長"地域別では、アジア太平洋地域がサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場で最も高い年平均成長率(CAGR)30.2%を維持すると推定されます。IT部門の大幅な拡大、大企業と中小企業の両方によるクラウドサービスの急速な普及、新しいデータセンターインフラの拡大、スマートデバイス(5G/IoT/VR/AR)などの数々の技術革新が、アジア太平洋地域の高い成長率の要因であると考えられます。"エンドユーザー別では、BFSIが予測期間中に最も高い市場規模を記録"エンドユーザー別では、BFSIがサービスとしてのネットワーク市場において予測期間中に最も高い市場規模を持つと推定されます。サービスとしてのネットワーク(NaaS)のエンドユーザー分野には、BFSI、小売・eコマース、ソフトウェア・IT、政府、ヘルスケア、製造、教育、メディア・エンターテインメント、その他(交通・物流、接客、エネルギー・公共事業)などが含まれます。消費者のハイテク志向が高まり、BFSIは技術力を高め、顧客にモバイルバンキングソリューションを提供する必要に迫られています。銀行業界では、データ保護が優先事項となっています。CIOは、データ保護を強化し、消費者のニーズを満たし、消費者に新しい選択肢を提供するため、結果として安全な無線機能を利用しています。大多数のサプライヤーが極めて安定したSD-WANとWi-Fiサービスを消費者に提供しているため、BFSIのエンドユーザー・セグメントではNaaSモデルの浸透が始まっています。***** 調査レポートの目次(一部抜粋) *****MarketsandMarkets社の最新調査レポートによると、世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模は、2022年132億ドルから2027年466億ドルまで年平均19.0%拡大すると見込まれています。当書ではサービスとしてのネットワーク(NaaS)の世界市場を総合的に調査・分析し、イントロダクション、調査手法、エグゼクティブサマリー、プレミアムインサイト、市場概要・産業動向、種類別(LAN&WLAN、WAN、通信&コラボレーション、ネットワークセキュリティ)分析、用途別(UCAAS/ビデオ会議、VPN、クラウド&SAAS接続、オンデマンド帯域幅、その他)分析、組織規模別(大企業、中小企業)分析、エンドユーザー別(金融、製造、小売・Eコマース、メディア&エンターテインメント、医療)分析、地域別分析、競争状況、企業情報、隣接市場など、以下の項目を掲載しています。・イントロダクション・調査手法・エグゼクティブサマリー・プレミアムインサイト・市場概要・産業動向・世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模:種類別(LAN&WLAN、WAN、通信&コラボレーション、ネットワークセキュリティ)・世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模:用途別(UCAAS/ビデオ会議、VPN、クラウド&SAAS接続、オンデマンド帯域幅、その他)・世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模:組織規模別(大企業、中小企業)・世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模:エンドユーザー別(金融、製造、小売・Eコマース、メディア&エンターテインメント、医療)・世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模:地域別・北米のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模・ヨーロッパのサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模・アジア太平洋のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模・中東・アフリカのサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模・中南米のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場規模・競争状況・企業情報・AT&Tの企業情報・VERIZONの企業情報...・隣接市場※「世界のサービスとしてのネットワーク(NaaS)市場(~2027年):種類別(LAN&WLAN、WAN、通信&コラボレーション、ネットワークセキュリティ)、組織規模別(大企業、中小企業)、用途別、エンドユーザー別(金融、製造、医療)、地域別」調査レポートの詳細紹介ページ⇒https://www.marketreport.jp/Network-as-Service-Market-Type-TC5036-22※その他、MarketsandMarkets社調査・発行の市場調査資料リスト⇒https://www.marketreport.jp/marketsandmarkets⇒https://www.marketreport.jp/marketsandmarkets-reports-list(H&Iグローバルリサーチ(株)はMarketsandMarkets社の日本での販売代理店です。MarketsandMarkets社発行の全てのレポートを取り扱っています。)***** H&Iグローバルリサーチ(株)会社概要 *****・本社所在地:〒104-0033 東京都中央区新川1-6-12・TEL:03-6555-2340 FAX:03-6869-4083 E-mail:info@globalresearch.co.jp・事業内容:市場調査レポート販売、委託調査サービス、情報コンテンツ企画、経営コンサルティング・ウェブサイト:https://www.globalresearch.co.jp***** 本件に関するお問い合わせ先 *****・H&Iグローバルリサーチ(株)マーケティング担当・TEL:03-6555-2340、E-mail:info@globalresearch.co.jp配信元企業:H&Iグローバルリサーチ株式会社プレスリリース詳細へドリームニューストップへ...
お申し込み、詳細はこちら ⇒ https://ait-solution20220826.peatix.com/【開催概要】開催日:2022年8月26日(金)・他にも開催を予定しておりますので、ぜひご検討ください。https://peatix.com/group/72707/events時 間:9:30~17:30 (9:15~受付開始)会 場:オンライン (zoomを使用いたします)ワークショップにてオンラインホワイトボード(ブラウザから接続)を使用いたします。詳細は受付終了後にご案内いたします。費 用:50,000円(税込)/お一人様定 員:15名様主 催:株式会社AIT https://www.ait.co.jp/【コース内容】当セミナーは、デザイン思考の5つのステップをご体験いただける"初心者向けコース"となっております。これまで対面ワークショップ形式で実施し好評をいただいておりましたが、この度オンライン形式に対応し生まれ変わりました。東京への移動に時間をかけなくても、オンライン形式ならどこからでもお気軽に参加いただけます。ご参加者同士でのチーム作業を通じ、デザイン思考についてのご理解を深めていただきたいと考えております。なお、対面ワークショップ形式(オンサイト版)開催をご希望されるお客様は、別途事務局(d.sagalab@ait.co.jp)までお気軽にご相談ください。VU
...more CA時代とも言われている今日、既定路線の延長線上では企業発展が望めないのではないでしょうか?今まで以上に革新的な様々なアイデアをもとにした「製品・技術・サービス」のイノベーションが急務となっており【デザイン思考】が再注目されるポイントがここにあります。DX推進や新サービス検討プロジェクトでは、とにかく新しい事を始めよう、流行りに乗ってみようなど解決したい問題が曖昧なままで進むことも。。。当社では、そんなお悩みをお抱えの法人企業様向けに【デザイン思考】の個別コンサルをお請けしておりますがその前に【デザイン思考】をお試しいただける体験コースをご用意しました。人間(お客様のお客様)を中心にモノ・コトを考える【デザイン思考】を活用し、解決したい問題をクリアにすることで重要度や優先度が関係者間で共有でき、進むべき方向性を定めることもできます。当セミナーを通じて貴社のイノベーション/ブレイクスルーのきっかけとなれば幸いです。【アジェンダ】午前の部 (9:30~12:00)はじめにデザイン思考とは共感昼休憩 (12:00~13:00)午後の部 (13:00~17:30)問題定義創造プロトタイプ/評価展開おわりにアンケート※プログラム内容は予告なく変更する場合がございます。※受講者数が最少催行人数に満たない場合は、事務局の判断で、講座開催を中止することがあります。あらかじめご了承ください。【お客様の声】(一部抜粋)*受講の感想を聞かせてくださいワークショップが多く、ディスカッションしながらデザイン思考を実践していくのがよかった。デザイン思考の一連の流れを体験でき、アウトプットも満足感があったZOOMでのセミナーであったが、進行が非常にスムーズで、ワークショップも楽しめたデザイン思考を1日で体験できた。デザイン思考の考え方、進め方を非常にわかりやすく学ぶことができました。今まで考えたことのないアプローチだったので、難しい演習が多かったが体験できてためになったと思うお客様の問題・課題を見つけて提案するような場面では大変役に立つと思う。*受講して御自身に起きた変化があれば教えてください相手の共感から始めるという観点を持つことができた。インタビューが難しかったが、質問を繰り返していくと、新しい答えが出てきたので、大事だと気付けた。アイデアを出す方法、考え方を少し身に着けることができたと思います。特にプロトタイプについて、ハードルが高いと思っていたが、実際に経験して試せそうだと思った。まず、ものの見方が少し変わったような気がします。デザイン思考の真髄である「企業利益中心でもなく、マーケティング中心でもない、人間中心でモノを見ること」を丸1日かけて学べたことは、まさにこのコロナ禍の時代に、仕事、生活、教育、人生の価値観が大きく変わることに対応する生き方の処方箋としてとってもいいきっかけになりました。ありがとうございました。【耳よりなお知らせ】・当セミナーの裏側をコラムとして掲載しております。ワークショップ形式がはじめての方など不安をお持ちの方は、雰囲気を感じていただけると思いますので、ぜひご一読ください。https://www.ait-solution.jp/sagalab/category/design-thinking/お申し込み、詳細はこちら ⇒ https://ait-solution20220826.peatix.com/配信元企業:株式会社AITプレスリリース詳細へドリームニューストップへ...
8月24日で開戦から半年を迎えるウクライナ戦争ですが、侵略行為を続けるロシア軍の旗色がここに来て悪化の一途を辿っているようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、各地でロシア軍が追い詰められつつある最新の戦況を解説するとともに、プーチン大統領がカザフスタン侵攻を行う兆しを見せているという驚きの情報を紹介。さらにそう遠くないうちに訪れる「ロシア敗戦後の世界」において、日本が果たすべき役割と国として目指すべき方向性を考察しています。
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ウクライナ戦争の推移
ウクライナ戦争はウ軍が優勢であり、ロ軍は守勢になってきた。今後は、ロシア敗退後の世界の秩序体制をどうするのかが課題になる。これを検討しよう。
ウクライナ東部での戦闘では、ロ軍部隊は攻撃力が弱まり、ウ軍陣地への攻撃も反撃に合い、ほとんどがすぐに撤退している。ウ軍の主力部隊は、南部ヘルソン州やザポリージャ州であるが、西側からの大砲やロケット砲の大量援助で、東部でもロ軍に砲撃を加えることができるようになった。
これにより、ロ軍が攻撃してもウ軍の砲撃に合うことで、ロ軍の損耗もその分、大きくなっている。
そして、スラビアンスクの南に位置するバクムットには、ロシアは傭兵会社ワグナー部隊を使い攻撃していたが、リシチャンスク方面に傭兵会社ワグナ
...more ー部隊を移動させたようで、フリホリツカなどで激戦になっている。正規軍の兵員不足で、戦闘の多くの部分をワグナー部隊に割り当て始めている
しかし、最強のワグナー部隊がくると、ウ軍も苦戦している。ワグナーはロシアの刑務所から囚人を恩赦を餌に動員しているので、正規軍より兵員がいることによるが、それでも、この部隊の損耗も大きくなっているようだ。
ウ軍が苦戦する理由が、囚人を突撃させて、ウ軍火砲の位置を確かめ、そこを砲撃する。このために囚人を利用しているからだ。よって、囚人部隊の損耗は激しいようである。どんどん囚人を募集して、1ヶ月の訓練後、前線に送っている。
しかし、兵站を攻撃されて弾薬不足からロ軍の砲撃の頻度が少なくなり、逆にウ軍は、大量の大砲と弾薬を西側諸国から供与されて、砲撃量が大幅に増加して、砲撃戦でも同等になってきた。まだ差があるが、以前と比べて差が縮小している。
このため、Pzh2000自走砲を15両供与したが、その内8両が砲身寿命で現在使用できない状態だという。それだけ、大量に砲撃をしているということである。
しかし、ドネツク方面では、ロ軍TOS-1が猛烈に砲撃して、ウ軍苦戦中になっている。ロ軍も一点集中で戦果を上げようとしている。
ザポリージャ方面でも、ウ軍とロ軍が砲撃戦をしているが、激しい戦闘にはなっていない。増員したロ軍は陣地を構築して、立てこもっているようだ。このため、静かである。
そして、サポリージャ原発では、核を盾にして、ロ軍の武器などの保管場所をしているが、原発に対して、砲撃もあり、ロ軍、ウ軍がお互いに非難している。このため、IAEAが両国に査定の承認を求めたが、ロシアは拒否した。
南部ヘルソン州ではウ軍は、HIMARSやM270などで、ロ軍の指揮所、弾薬庫、兵員宿舎、陣地、兵站拠点など多数を攻撃している。アントノフスキー橋をロ軍が修復して、通行できるようになった途端、再度砲撃して通行不能にした。次にカホフカ橋を砲撃して、通行不能にしたが、同じ場所にあるノバカホフカのダムを壊さないで、橋だけを破壊するという曲芸をウ軍は披露している。
これにより、ヘルソン州のドニエプル川右岸では補給の問題が出ている。ドニエプル川を渡る橋がすべてなくなった。ヘルソン市周辺のドニエプル川でのフェリーによる輸送しかない。非常に限定的な補給しかできないことになった。大量の装甲車両も運べなくなっている。
このため、ヘルソン州全体を指揮するロ軍司令部がヘルソン市街地(ドニプロ川の右岸)から後退し、ドニプロ川の左岸に移動した。このためか、30の大隊戦術群(BTG)がいるはずのヘルソン州中西部などでのロ軍の攻撃もきわめて少ない。
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それと、5月から始まった英国のウ軍新兵教育が終了して、今後毎月1万名の新兵が戦場に出てくることになる。1万人ということは、3個旅団分の人員が戦場に新しく投入できることになる。
このようなことで、1年以内にヘルソン州を解放すると、ウ軍現地司令官は述べているが、ドニエプル川右岸の可能性はあるが、川左岸はどうであろうか?
もう1つ、ウ軍に対レーダーミサイルのAGM-88HARMが供与されて、ロ軍の防空システムのレーダーを最初の3日で17基も破壊したようであり、電子兵器クラハ8も同様に破壊されている。このため、ウ軍のミサイルやロケット、航空機、ドローンを迎撃できなくなっている。
その上、マリウポリの対岸にあるロシア南部イエスクの石油備蓄施設で爆発火災があるとか、クリミア半島の東側の付け根チョンガル付近で大規模爆発とか、クリミア半島のノバフェドロフカのサキ海軍航空基地で、複数回の大規模爆発が起きたとかウ軍の攻撃が続いている。
爆発時に飛行弾道が見えないことから、巡航ミサイルや航空機による爆弾投下ではなく、パルチザンの攻撃でもなく、弾道ミサイルによる攻撃のようである。
パルチザンでは、このような大きな爆発物を複数個、基地内に気が付かれずに持っていくことは不可能である。ウ軍の特殊部隊の成果であるとウ軍は公表したが、それもない。
そして、サキ海軍航空基地のあるクリミア半島から脱出するロシア系住民や観光客の車列でクリミア大橋(ケルチ橋)は、大渋滞した。クリミア半島のロシア系住民もやっと、避難し始めたようだ。
この成果は、ヘルソン州の北中部ロゾベのウ軍橋頭保への空爆も少なくなったことでもわかる。
このサキ海軍航空基地への攻撃に対して、ロ軍は安全規則違反による爆発であり、死亡は1人、航空機は損傷していないと声明しているが、衛星写真では8機のSU24とSU30が完全に破壊され、多数が損傷しているし、ウ軍は操縦士や技術者ら60人が死亡、100人が負傷したとの分析を明らかにした。相当に大きな損害であったことになる。
なぜ、ロ軍はウ軍の攻撃ではなく、自軍の過失というのか不思議であるが、メドベーシェフ前大統領が「クリミア半島への攻撃は、即審判を受ける結果になる」と発言し、この意味は限定的核兵器使用をすることだ。
しかし、これを使用すると、世界的な批判とNATO軍からの核報復を覚悟する必要があり、プーチンは核使用を躊躇しているようである。
対して、ゼレンスキーの演説では、「戦争はロシアのクリミア半島占領から始まった。半島の解放で終わらなければならない」と述べている。このクリミア半島解放を始めるということのようだ。
ということで、クリミア半島も戦火が及ぶことになるが、トルコ政府は、外国籍のクリミア・タタール人に長期居住権を与えるとし、通常8年間のトルコでの居住歴が必要だが、それも免除され長期居住権がもらえるとなり、クリミア半島から大量のタタール人がトルコに出ていくことになる。
しかし、イエスクもチョンガルもサキ基地もウ軍支配地から200km以上も離れている。このため、攻撃がHIMARSのロケット弾ではない。
何で攻撃かとなり、射程300kmの対艦ミサイルのネプチューンを地上攻撃用に改造した可能性とか、ウクライナは独自で、ロ軍のイスカンダル短距離ミサイルと同等なミサイルを開発中で、それが実戦で使われた可能性とか、秘密裏にATACMSを供与されていて、それをNATO承認の元で使用とか、いろいろと言われている。
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しかし、米軍は、米国製兵器を使用していないと声明を出したので、ATACMS使用の可能性はなくなったようだ。
しかし、どれでも、もう少しでケルチ橋も攻撃できることになる。そして、このような長距離弾道弾をウクライナが手に入れたとするなら、今後の展開は、大きく変わることになる。
もう1つ、ベラルーシ南東部のロ軍の管理下にあるジャブラフカ飛行場でも8回の大きな爆発が起きたが、国境から20kmの所にあるので、ウ軍HIMARSの攻撃を受けたようだ。ウ軍は現地パルチザンが攻撃したと声明を出し、ウ軍の攻撃を否定している。
しかし、ベラルーシは、エンジン火災の事故という。ベラルーシ軍の1万3,000人程度はロ軍とともに戦うことを了承したというが、ウクライナは、警告の意味で、ベラルーシの空港を攻撃したように見...