「地球へのラブレター」を福島県内の高校生から集め、国際宇宙ステーションに運ぶ計画を茨城県の一般財団法人「ワンアース」が進めている。県内の各高校に応募用QRコードの入ったポスターを届けており、5日までメッセージを募集している。
女優の橋本環奈が主演を務める連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)がきょう30日にスタートした。橋本演じる主人公・米田結が「あ、おむすび!」と言うセリフがあり、初回からタイトル回収。さらに、朝ドラ名物と言われている“ヒロインの水落ち”シーンも登場した。制作統括を務める宇佐川隆史氏にインタビューし、初回に込めた思いやドラマの見どころを聞いた。
映画「35年目のラブレター」の新キャストが発表され、安田顕、笹野高史、江口のりこ、くわばたりえ、徳永えり、本多力、ぎぃ子、辻本祐樹の出演が明らかになった。
2003年に朝日新聞で紹介された夫婦の実話
笑福亭鶴瓶が主演し、原田知世と初共演を果たした映画「35年目のラブレター」の追加キャストが発表され、安田顕、笹野高史、江口のりこ、くわばたりえ、徳永えり、本多力、ぎぃ子、辻本祐樹が参加していることが
日テレ系列局の幹部社員による寄付金横領などが発覚し、存続が危ぶまれていた『24時間テレビ』。結局、第47回となる今年は、テーマを“愛は地球を救うのか?”と疑問形に変更のうえ8/31~9/1に放送が強行されたのは周知のとおりです。ところが、同番組内でオンエアされた萩本欽一夫妻題材のドラマに関して、当の欽ちゃんの許可を得ず勝手に制作したのではとの疑惑が浮上。日テレには類似のトラブルで『セクシー田中さん』原作者を自殺に追い込んだ“前科”があり、各方面で物議を醸しています。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。
萩本欽一の許可なく放送!? 日テレ『24時間テレビ』内のスペシャルドラマが物議
にわかに信じられないような話が今、波紋を呼んでいます。
9月18日深夜の『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM)に出演した萩本欽一が、8月31日にオンエアされた『24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?』内で放送された、2020年に亡くなった妻・澄子さんとのドラマに関して、日本テレビから正式なオファーもないまま、気が付いたら(ドラマを)やっていたと話したのです。
これは、『欽ちゃんのスミちゃん~萩本欽一を愛した女性~』というタイトルで、視聴率も15.6%を獲得したドラマのことです。
テレビ局がドラマを製作し、オンエアするのに、おそらくきっかけとなった『ありがと
...moreうだよ スミちゃん 欽ちゃんの愛妻物語』(文芸春秋社単行本)の著者である欽ちゃんに許可を取っていなかったなんてことがあるのでしょうか。
正式に、原作としてこの本のタイトルが明記されているわけではありませんが、ラジオで話していた“大将(萩本)の本を読んで感激して、ドラマにしたいって…”という経緯を察すると、“亡き妻へのラブレター”という副題のこの本が間違いなくきっかけになったものだと想定できます。
40年近い芸能記者生活でも前代未聞
私も芸能記者として40年近くになりますが、テレビ局がモデルと言っていい人物に事前に何も許可を得ずドラマを製作、オンエアするなんて、これまで1度も聞いたことがありません。
欽ちゃんの言うことに間違いがなければ、もちろん内容も、キャスティングの打ち合わせも、契約書等も一切何もないのでしょう。
“ドラマにしたいと言っていたディレクター”は『仮装大賞』の番組を手掛けるスタッフの後輩らしく、ラジオで欽ちゃんは、「真面目な顔して(ドラマを)やりたいんですって言ったら、そんな恥ずかしいことしないでくれよ!って絶対断ってるもん!」とまで話していました。
芸能界における“欽ちゃんの許可”の重み
実は、私がまだ、芸能界の右も左もわからないペーペーの芸能記者だった頃、在籍していた週刊誌の企画会議で、「表舞台に出ない、萩本欽一夫人の人となりを取材してみたい」と提案したことがありました。
東京・浅草の『東洋劇場』で踊り子をしていたという夫人のキャリアや、妻として欽ちゃんを支える彼女とは一体どのような女性なのかを知りたいと思ったからです。
これに編集部は、あたかも嘲笑するかのように冷酷に、「夫人の写真を撮れば、必ず裁判沙汰になるョ。欽ちゃんも夫人のことに関しては死に物狂いで噛み付いてくるから、それでもいいなら勝手にやればいい」と言い放ったものでした。
当時の芸能マスコミの間では、欽ちゃん夫人の存在はアンタッチャブルだったのですが、そんな事も全く知らなかった私に、百戦錬磨の先輩たちがこう言い放ったわけです。
そんな経緯があった私は、その27年後、NHKプレミアムで萩本澄子さんにスポットライトが当てられたドラマを見たときは非常に感慨無量だったことを憶えています。
『欽ちゃんの初恋』というタイトルのこのドラマを観ながら、番組スタッフはどうやって欽ちゃんを口説き落としたのか、気になって仕方がなかったことも…。
視聴率が獲りたい、自分たちの好きに撮りたい。日テレにセクシー田中さん事件の反省なし
その時から12年、欽ちゃんの「絶対断ってるもん!」に納得するとともに、日本テレビのドラマ製作スタッフたちの意識の低さに心配さえしてしまいます。
視聴率が獲りたい!自分たちの思い通りに撮りたい!…そのためには原作者でさえ現場介入を許さないという現状に…。
ただこの騒動に、私には何とも気になってしょうがないことが浮かんできます。
それは、自分の知らないところでドラマ化されている事実を知らない欽ちゃんに、誰も気づかせることができなかったのかという疑問です。
『仮想大賞』のスタッフはじめ、一緒にMCをやっている香取慎吾、東貴博やナレーターを務めた草彅剛も、キャスティングからクランクイン、撮了まで、少なくとも約2ヶ月はあったはずなのに、なぜ欽ちゃんの耳にその話が入っていなかったのでしょう。
“当然、欽ちゃんの許可を取っていると思っていたから”ということだったのでしょうか…。
日本テレビは原作者と脚本のトラブルで、社内特別調査チームまで立ち上げ、報告書では再発防止を誓っています。
それが前代未聞のこの騒動…現場のスタッフたちの意識は何も変わっていないということなのでしょうか…。
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
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