エド・シーラン=2022年3月28日、イギリス【もっと読む】「体型はトレンドじゃない」。“ヘロイン・シック”体型の人気再燃の兆しに批判殺到イギリス人歌手エド・シーランが、新曲に反映されている私的な葛藤についてローリングストーン誌に語った。グラミー賞を4回受賞しているシーランは、同誌4月号の表紙を飾り、インタビューではニューアルバム『-(サブトラクト)』やDisney+のドキュメンタリー『エド・シーラン:THE SUM OF IT ALL』について詳しく語った。シーランはボディ・イメージとの葛藤や、うつ病や薬物乱用の経験について明かし、インタビューは何度も感情的な場面を迎えた。「元々自意識過剰だった」と明かす彼は、他のスターたちと比較される業界に入ったことに苦悩を感じていたようだ。「『ワン・ダイレクション』(ボーイグループ)を見て、『なぜぼくの腹筋は割れてないんだろう?』って思ったけど、『あぁ、ケバブやビールが好きだからか』って納得したよ。それからジャスティン・ビーバーやショーン・メンデスと曲作りをしたんだ。彼らはみんなすごくかっこいい体をしているから、僕はいつも『なんで僕はこんなに太ってるんだ?』って感じていた」その後、シーランは体型や体重にこだわるようになり、摂食障害を発症したという。彼はエルトン・ジョンの回顧録『Me』を読み、自分の行動との類似点に気づく。「エルトンが本の中で語...moreっているような、暴食の繰り返しを自分がしていることに気づいたんだ。僕の食べ方には問題がある。暴食(ビンジ・イーティング)しすぎだ。」インタビューでは他にも、長年の友人でコラボもしてきたジャマル・エドワーズが2022年に死去した後、自身に希死念慮があったことを認めた。エドワーズはDJであり音楽起業家で、新進気鋭のミュージシャンを紹介する音楽のオンラインプラットフォームSBTVの創設者でもある。エドワーズの死の影響で、シーランは「もう生きていたくない、という気分だった」と同誌に語った。「人生を通してそういう気持ちがあった。波の下で溺れてるような、何かに閉じ込められ、抜け出せないんだ」この数カ月、シーランはセラピーを受け、運動など健康に気をつけている。シーランが落ち込んだ時に薬物やアルコールに頼らないよう、妻や幼い子どもたちが助けてくれているという。そして、ニューアルバムのレコーディングのためにスタジオに戻ったことが「癒し」になったとも語った。「気持ちの整理に役立つんだ。どんな曲になるか考えず、ただ思いつくままに書いた。そして1週間ちょっとで、過去10年分の作品を、自分の最も深く暗い闇で置き換えたよ」相談窓口の案内摂食障害の症状に苦しんでいる人や、周りに悩んでいる方がいる人たちなどに向けて、次のような支援機関や相談窓口があります。▽摂食障害摂食障害全国支援センター:医療従事者や一般の方向けに摂食障害に関する情報発信をするほか、支援拠点病院がある都道府県(宮城県、千葉県、静岡県、福岡県)以外に住んでいる人に向けた窓口「相談ほっとライン」を運営。NABA:摂食障害からの回復と成長を願う人たちの自助グループハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。関連記事:男性で過食症だった私がすぐに「助けて」と言えなかったわけダイエット広告がユーザーに与える影響は? Pinterestが広告禁止して1年、検索数が劇的に変わった【調査結果】プラスサイズのディズニーヒロイン登場。歓迎されるも、より多様なストーリー期待する声も...クリックして全文を読む