「ナゾロジー」とは?

関連ニュース

「フェルマーの最終定理」解決の裏に潜む数学ドラマ【後編】 - 12月05日(土)19:00 

Credit:en.wikipedia 全ての画像を見る数学者アンドリュー・ワイルズは日本の2人の数学者によって提唱された「谷山-志村予想」を証明することで、「フェルマーの最終定理」を解決させました。 その「谷山-志村予想」が示す内容とは「すべての楕円曲線はモジュラーである」というものです。 それは一体何を意味するのでしょうか? まずはこの一文に含まれる2つの用語、「楕円曲線」と「モジュラー」がなんであるのか解説していきましょう。   目次 フェルマーの最終定理 解決の重要鍵1 「楕円曲線」フェルマーの最終定理 解決の重要鍵2 「モジュラー形式」すべてが1つにつながった!360年の難問が解けた!フェルマーは本当に証明を見つけていたのか? フェルマーの最終定理 解決の重要鍵1 「楕円曲線」 楕円曲線とは、ある方程式の性質を調べる数論の問題です。 数論とはただひたすらに数の性質を調べるだけの、極めてストイックな数学の分野です。ある意味もっとも純粋な数学かもしれませんが、数学者以外から見たらなんの意味があるのかさっぱり意味不明な研究分野でしょう。 これが楕円曲線の基本となる方程式です。別にこの式自体は理解しなくても構いません。 楕円曲線論はこの方程式のaやbにいろんな数字を当てはめて、そのとき方程式から整数解が得られるか、解はいくつ存在するか、という性質を調べます。 紛...more
カテゴリー:

「経口摂取」する新型コロナウイルスの特効薬が開発中! - 12月05日(土)12:00 

Credit:canva 全ての画像を見るワクチンよりも先に治療薬ができるかもしれません。 12月3日に『Nature microbiology』に掲載された論文によれば、新たに開発された抗ウイルス薬(MK-4482)は動物実験において、新型コロナウイルスの感染を24時間で完全に封じ込めることに成功したとのこと。 人間でも同じように作用する場合、パンデミックを迅速に制圧することが可能になるかもしれません。 MK-4482は現在、薬の有効性や量、投薬期間を決める第2相試験が実施中であり、来年には最終確認である第3相試験がはじまる予定。 そのため人によってはワクチン(予防薬)より先に、この治療薬を手にするかもしれません。 MK-4482はどんな仕組みで新型コロナウイルスを封じ込めているのでしょうか? >参照元はこちら(英文) 目次 治療薬の仕組み24時間でウイルスを制圧治療薬は家庭内感染を防いで家族を守る 治療薬の仕組み Credit:wikipedia MK-4482は当初、インフルエンザウイルスの治療薬として開発されました。 その役割は遺伝子を構成する塩基の類似体(偽物)です。 ウイルスの遺伝子が複製されるとき、塩基配列に割り込んでウイルスの遺伝情報をめちゃくちゃにする働きがあります。 めちゃくちゃになった遺伝子では、どんなウイルスでも感染・増殖することはできま...more
カテゴリー:

生命の起源を求めて旅立った「はやぶさ2」が6年の調査から帰還! ミッション内容から帰還方法までカンタンにおさらい - 12月04日(金)19:00 

©JAXA 全ての画像を見る小惑星探査機「はやぶさ2」は2014年12月3日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。 そして実に6年の歳月をかけ、その調査ミッションからまもなく帰還します。 「はやぶさ2」のミッションとはどういうものだったのでしょうか? そしてその帰還はどのようなものになるのでしょうか? 目次 「はやぶさ」と「はやぶさ2」のミッションは何が違うのか?「はやぶさ2」帰還の流れ東京都の数倍! 深夜の砂漠のカプセル回収「はやぶさ2」はこのあとどうなるの?カプセル突入の軌跡をARで見よう 「はやぶさ」と「はやぶさ2」のミッションは何が違うのか? Credit:JAXA 多くの人は初代「はやぶさ」と「はやぶさ2」のミッションの違いは何なのだろうと考えているかもしれません。 これにはそれぞれの探査機が向かった小惑星の分類について理解する必要があります。 初代はやぶさが調査した「イトカワ」は主に岩石質でできた「S型小惑星」に分類されています。 「S」とはStony(石質)やSilicaceous(ケイ素質)を意味します。 この調査で初代はやぶさは地球でもっとも多く見つかる隕石「普通コンドライト」と呼ばれるものの故郷が、「S型小惑星」であることを証明しました。 一方、はやぶさ2が調査した「リュウグウ」は表面の岩石中に有機物を多く含むと考えられる「C型小惑星...more
カテゴリー:

有毒な木を「かじって」致死性の高い毒を獲得するネズミが出現!? 数ミリグラムでゾウが失神する - 12月04日(金)12:06 

Credit:Stephanie Higgins 全ての画像を見るアフリカに生息するクレステッドラット(学名:Lophiomys imhausi)は、フサフサとした尾を持つヤマアラシに似たネズミです。 アメリカ・ユタ大学生物科学部のサラ・ウェインスタイン氏ら研究チームは、11月17日付けの科学誌『Journal of Mammalogy』で、クレステッドラットが人を殺せるほどの毒性を有毒植物から獲得していたと発表。 その発表によると、毒性をもつ哺乳類は他にも存在しますが、クレステッドラットは外部から毒性を獲得する唯一のネズミとのこと。 >参照元はこちら(英文) 目次 有毒な木をかじって毒性を得るネズミ毒を身にまとうネズミの意外な一面 有毒な木をかじって毒性を得るネズミ Credit:University of Utah 「アフリカのネズミが有毒な木から毒性を得ている」という情報は、地元の人々には以前から知られていたものでした。 研究チームはこの情報の真偽を確かめて正確に記録するために、25匹のクレステッドラットを捕獲。 そしてモーションカメラを使用して1000時間近く、ネズミの行動を記録することにしました。 その結果、そのうちの10匹がアフリカにある有毒の木「Acokanthera schimperi(キョウチクトウ科の一種)」の樹皮を噛み砕いて、被毛に塗り付けて...more
カテゴリー:

植物は「なでて育てる」と頑丈に育つという驚きの事実! 骨がないのに立っていられる理由って知ってる? - 12月03日(木)19:00 

Credit: canva 全ての画像を見るヒトを含めた動物が立っていられるのは、丈夫な骨があるからです。 それに対して、植物は骨もないのに空に向かってまっすぐ立っています。 これはなぜでしょうか? また、キレイな花を咲かせる丈夫な植物を育てるにはどうすればよいでしょう? 目次 植物が立つのは「細胞壁」のおかげ丈夫に育てるコツは「なでる」⁈ 植物が立つのは「細胞壁」のおかげ まず植物が立つ理由を考えてみると、「根っこ」という答えが浮かびます。 確かに、根っこは地上の茎を支える働きをしていますが、あくまで小さな理由にすぎません。 植物の茎は根っこを切っても、土にさせばちゃんと立つからです。 そうではなく、植物が立つのは「細胞壁」のおかげ。 植物のからだは、ヒトや動物と同じく、たくさんの細胞でできています。 しかし、決定的に違うのは、ヒトや動物の細胞が「細胞膜」という薄い膜で囲まれているのに対し、植物は「細胞壁」という厚くて堅い壁に囲まれている点です。 Credit: ja.wikipedia 細胞壁は、細胞内にある核や葉緑体、ミトコンドリアなどを保護する役目を持ちますが、からだを支えるという重要な働きをします。 つまり、植物は、堅い細胞壁を持つ細胞をつみ重ねて育つために、骨がなくてもまっすぐ立っていられるのです。 ちなみに、植物の細胞壁を取り除くと、細胞は丸いボール状になってし...more
カテゴリー:

なぜ日本人は危険なフグを食べ続けるのか? 「フグは毒をつくらない」って知ってた? - 12月05日(土)17:00 

Credit: jp.depositphotos 全ての画像を見る冬は、フグが旬の季節。 しかし、高級食材の上に中毒性もあるので、気軽には食べられません。 今でもフグ毒による死亡事故は年間数件ほど出ています。にも関わらず日本人がフグを食べ続けるのはなぜでしょうか? フグの生態と、日本人を魅了し続ける理由について解説していきます! 目次 フグは泳ぎベタだから針を持った?フグは自分で毒をつくれないなぜ日本人は「フグ」を愛するのか? フグは泳ぎベタだから針を持った? フグ(学名:Tetraodontidae)は、フグ目のフグ科に属する魚の総称で、200種以上が知られています。 ちなみに、よく似たハリセンボンは、フグ目のハリセンボン科の総称で、フグとはまた別物です。 フグは、口内に4本の大きな歯がくっついており、これを使いエサをすりつぶして食べます。 学名のTetraodontidaeは、この「4本(Tetra)+歯(odont)」が語源です。 Credit: jp.depositphotos フグは、からだを膨らませて針を出しますが、これは泳ぎヘタだから必要になったとされます。 フグは泳ぐとき、尾や胸、背中、肛門付近に生えたすべてのヒレを組み合わせないと動けません。 方向転換は自在なのですが、スピードが遅いのでターゲットにされやすくなります。 そこで身の危険を感じると、逃げるのでは...more
カテゴリー:

世界で2ヶ所しか生息していない「丸いマリモ」、丸くなる原因が解明される!(北海道) - 12月05日(土)07:00 

Credit: Isamu Wakana 全ての画像を見る北海道大学の最新研究により、丸型のマリモの形成にかかわる因子が新たに特定されました。 マリモには、浮遊型・固着型・凝集型(丸型)の3つがありますが、丸型では「遊走子(zoospore、べん毛を持って運動する胞子)」という生殖細胞の産生量がきわめて少なかったとのことです。 遊走子の少なさが、丸い形状の維持に貢献していると見られます。 研究は『Aquatic Botany』に掲載されました。 >参照元はこちら(英文) 目次 「丸いマリモ」がいるのは世界で2ヶ所だけ丸型は「遊走子」が少ないため? 「丸いマリモ」がいるのは世界で2ヶ所だけ マリモ(学名:Aegagropila linnaei)は、淡水性の緑藻で、糸状の繊維があつまって丸い集合体を作ります。 しかし、世界のマリモは、繊維が水中を漂う「浮遊型」と岩に堆積する「固着型」が主流で、凝集型(丸型)はほとんど見られません。 それが見られるのは北海道の阿寒湖、アイスランドのミーヴァトン湖の2ヵ所のみです。 Credit: Isamu Wakana 北海道のマリモは、阿寒湖とその周辺地域のシンボル的存在であり、国の特別天然記念物にも指定されています。 しかし、ここ数十年にわたる森林破壊や環境汚染のため、阿寒湖のマリモは急激に減少し、保護対策もむなしく、個体数に回復の兆し...more
カテゴリー:

世界初の新型コロナ対策「フルフェイスマスク」が発売! N95マスクと同じ性能でプライバシーも保護 - 12月04日(金)17:00 

Credit:Blanc inc 全ての画像を見るコロナ禍ゆえに外出時のマスク着用は必須ですが、最近、特徴的なフルフェイスマスク「BLANC(ブラン)」が登場しました。 このマスクはウイルス侵入と顔認識の2つを阻害するフィルターであり、外部の脅威から個人を完全保護します。 現在既に、クラウドファンディングサイトKickstarterにて資金を150,000ドル(約1,550万円)調達済みです。 私たちも支援すれば、感染予防と称して「戦隊ヒーローに変身」できるはず…! 気になる性能をマスクの性能を紹介していきます。 目次 フルフェイスマスク「BLANC」は、空気を浄化するプライバシーを保護する フルフェイスマスク「BLANC」は、空気を浄化する Credit:Blanc inc 「BLANC」は、米国企業Blanc incによって開発されたフルフェイスマスクです。 このマスクは装着者の顔半分に完全密着するよう設計されており、外部からの空気の流れを制限します。 Credit:Blanc inc 空気はおでこ付近からフィルターを通して鼻と口に供給されるようになっており、呼吸後は顎下から排気するとのこと。 また、フィルターには2週間継続するHEPAフィルター(高効率の微粒子エアフィルター)が採用されており、飛沫だけでなく、花粉やタバコの煙、ダニなどの粒子すべてを取り除いてくれま...more
カテゴリー:

「太ったヴィーナス像」に込められた真の意味が判明! 寒い地域の像ほど太っていた理由とは? - 12月04日(金)07:00 

Credit: University of Colorado Anschutz Medical Campus 全ての画像を見る世界最古の土偶の一つとして有名なこの像。 ふくよかで肉づきのよい女性をかたどったヴィーナス像で、これまでにヨーロッパやユーラシア各地で200体以上が出土しています。 専門家たちは、ヴィーナス像の体型について、豊穣や美の象徴と解釈してきました。 しかし、アメリカ・コロラド大学の最新研究により、新たな説が浮上しています。 それによると、氷河期の気温低下にかかわる「生存のシンボル」であった可能性が高いとのことです。 研究は、12月1日付けで『Obesity』に掲載されています。 >参照元はこちら(英文) 目次 寒い場所ほど「像の肥満度」が高かった!氷河時代は「太った女性」が理想的だった 寒い場所ほど「像の肥満度」が高かった! ヴィーナス像の制作年代は約3万8000〜1万4000年前で、多くは約2万6000〜2万1000年前の間です。 「不思議なのは、この時代の人々に広く肥満体型が知られていたことだ」と研究主任のリチャード・ジョンソン氏は指摘します。 肥満は21世紀にとくに顕著になったものですが、狩猟・採集、移住生活のため常に動いていた古代人には、ほとんど見られなかったはずです。 それなのにわざわざ肥満体型の像をつくったのはなぜでしょうか。 Credit...more
カテゴリー:

「老化を巻き戻す薬」が開発中! 知力や精神力を向上させ、よぼよぼマウスが若返った - 12月03日(木)17:00 

Credit:canva 全ての画像を見る老化による知的衰退は逆転可能なようです。 12月1日に『eLife』に掲載された論文によれば、細胞がストレスを感知する仕組みを遮断することで、老化現象を逆転して知性と精神の若返りに成功したとのこと。 また実験に使用した若返り薬は、被検体となった老マウスの記憶力や精神的柔軟性、空間認知能力、ニューロンの通電性といった加齢とともに低下する項目を回復させました。 さらに脊髄密度の増加や騒音性難聴の防止、外傷性脳損傷の修復、前立腺がんに対する治療効果まであったとしています。 しかし、ストレスを感知する仕組みを遮断するだけで、なぜ知性や精神まで若返るのでしょうか? 研究者たちの話によれば、鍵となるのは漫画やアニメでお馴染みの「リミッター解除」であるようです。 >参照元はこちら(英文) 目次 細胞の安全装置を解除する老化は可逆的な現象だったリミッター解除の副作用は特になし 細胞の安全装置を解除する Credit:ナゾロジー 老いは避けがたく、脳細胞は時と共に劣化して知力や精神力を減退させ、時計の針を巻き戻す以外に回復することはない…。 かつては誰もがそう思っていました。 しかし今回の研究で、その常識がくつがえります。 契機となったのは、2013年にカリフォルニア大学の研究者によって発見されたISRIB(統合的ストレス応答阻害因子)と呼...more
カテゴリー:

関連ニュースをもっと見る

「ナゾロジー」の画像

もっと見る

「ナゾロジー」の動画

ツイッター人気

こんなの見てる