木の棒をくわえた愛犬を「かわいい」と思って撮影したはずが……。“メチャ怖動物”が写ってしまった写真が「悪魔の使い魔」「火とか吹きそう!」と話題です。View Entire Post ›
年齢差のあるカップルを見たとき、どんな印象を持つでしょうか。
「お金目当て?」「経験豊富な相手に惹かれたのかな?」そんなふうに感じる人もいれば、「年上の方が頼りがいがあるから当然」と納得する人もいるでしょう。
もし、街中で年の離れたカップルを見かけたら、「どちらのほうが得をしているのかな?」と、ふと考えてしまうのではないでしょうか?
もちろん、恋愛は個人の自由であり、誰が誰と付き合うかに正解はありません。それでも多くの人が「年の差のある関係って実際どうなんだろう?」と気になるのは、そこに心理的なギャップや社会的な視線、さらには体力や性機能といった実生活の問題が関わってくるからです。
では、こうした関係はどのような満足感やストレスを生みやすいのでしょうか?
この身近な疑問に答えるため、イギリスのロンドン・メトロポリタン大学(London Metropolitan University)を中心とする研究チームが行った新しい調査が注目を集めています。
この研究の詳細は、2025年5月に恋愛と性に関する国際的な学術誌『Sexual and Relationship Therapy』に掲載されました。
目次
男性と女性で違う? 年の差恋愛の満足度を探る年下女性と付き合う男性は幸せ? 年下男性と付き合う女性の意外な満足感
男性と女性で違う? 年の差恋愛の満足度を探る
年齢差のあるカップル
...more に関する研究はこれまでにも数多く行われてきました。
たとえば過去の研究では、「男性は自分より年下の女性に魅力を感じやすい」という進化心理学的な傾向が報告されています。
進化心理学的には、男性はより多くの子孫を残す可能性があるパートナーを無意識に好む傾向があるとされており、年下の女性は出産可能性(生殖適齢期)や健康状態の観点から「より魅力的」に映ると考えられるのです。
しかし、近年は年上女性と年下男性のカップル(いわゆる“クーガー”関係)というのも増えているといいます。こうした関係は進化心理学的な考えでは説明できず、またこうした関係がもたらす恩恵についても、はっきりした結論は出ていません。
好みは人それぞれですが、年齢差がある場合、世代による価値観の相違や、体力や性機能などカップルにおいて重要な要素に両者で差が生じる可能性は高くなります。
Credit:canva
そこで今回の研究では、年齢差があるカップルにおける「性機能」「性的自己効力感」「関係満足度」「主観的幸福感」の4つの側面を調査しました。
性的自己効力感(sexual self-efficacy)とは、自分が性的に相手を満足させられるという自信や感覚を指します。
研究チームは、年齢差が約7年以上ある男女126人(すべて異性愛者)を対象に、詳細な質問票に回答してもらい、そのデータをもとに統計分析を行いました。
その際、「男性が年上で女性が年下のカップル」と「女性が年上で男性が年下のカップル」に分けて、それぞれの心理的・性的傾向を比較しました。
また、性機能については、男性は射精困難(ejaculatory difficulty)、女性は潤滑や痛み(discomfort)などを中心に評価されました。
すると興味深いことに、男性の場合は、年上の女性と付き合った場合と、年下の女性と付き合った場合で、明確な傾向の違いが見られたのです。
年下女性と付き合う男性は幸せ? 年下男性と付き合う女性の意外な満足感
結果は、男女で明確に異なる傾向があることを示していました。
まず男性に関しては、自分より年下の女性と交際している場合、関係満足度や主観的な幸福感が高い傾向が見られました。
これは、社会的にも文化的にも「男性が年上で女性が年下」というカップルの形が伝統的な理想像として広く受け入れられており、そうした組み合わせが男性の自己肯定感や役割の自信につながりやすいことが一因と考えられます。
また、年下のパートナーに対しては、相対的に経験や経済力などの面で優位性を感じやすく、それが「相手を支えている」「リードできている」という感覚につながり、満足感を高めている可能性があります。
また、この関係満足度の高さは、性機能や性的な自信(性的自己効力感)にも良い影響を与えていることが示されました。つまり、恋愛関係に満足している男性ほど、性行為にも前向きで自信を持ちやすくなり、その結果として心の幸福感も高まりやすいという構図が見られたのです。
実際に今回の調査では、男性が7歳以上年下の女性と交際している場合、関係満足度が年上女性との交際時よりも明確に高くなる傾向が見られました。この違いは統計的にも有意であり、「パートナーが年下かどうか」が男性の恋愛満足度において大きな影響を及ぼしていることが示唆されています。
一方で、年上女性と付き合っている若い男性では、射精困難や性的自信の低下などの問題を訴える傾向が強く、性的満足度はやや低い傾向がありました。
これは、「年上のパートナーに見合う自分でいなければならない」というプレッシャーや、社会的な性役割の逆転による心理的なストレスが影響している可能性があります。
Credit:ナゾロジー編集部,OpenAI
対して女性では、年下男性と付き合っている場合に、性的な満足度が特に高いという傾向が見られました。具体的には、性的興奮、潤滑、オーガズム、痛みの少なさといった項目で高い評価が得られています。
研究者たちは、これは若い男性の身体的な活力や柔軟性、さらには心理的な協調性が影響している可能性があると述べています。
ただし、男性と異なり、女性の場合は「パートナーが年上あるいは年下であること」自体が関係満足度に明確な影響を与えているとは言えず、年齢差そのものよりも、性的満足度の高さが結果的に幸福感を高めているという構図が見られました。
この結果からは、男性にとっては年下の女性との関係が幸福度が高まりやすく、女性にとっては年齢の方向性は関係満足度自体にはあまり影響せず、性的に満たされるかどうかが重要だったと言えます。
年の差カップルの幸福は、性別と立場で変わる
この研究は、「年の差カップル」について、性別と年齢差の方向によって幸福の感じ方が異なることを明らかにしました。
男性では、伝統的な価値観と一致する「年下女性との交際」で関係満足度と幸福感が高まる傾向が見られました。背景には、文化的な期待、たとえば「男性がリードするべき」という通念や、経済的・経験的な優位性から得られる心理的な安定感があると考えられます。
一方女性では、パートナーの年齢差そのものは幸福感に大きな影響を及ぼしておらず、どちらが年上かという点よりも「どれだけ性的に満たされているか」が幸福感の大きな鍵となっていました。
年下男性との関係では、身体的な活力や協調性の高さによって性的満足度が高まりやすく、そのことが総合的な幸福感を押し上げる傾向は見られましたが、とはいえ、年上男性と交際する女性が満足していないというわけではありません。年上男性の場合、技術や経験の豊かさによって同様に女性の満足を高める可能性もあり、女性にとっては年齢差の方向性よりも「性的に満たされているかどうか」の方が重要だという姿が見えてきます。
海外のネット上ではこの研究に対して、男性の年齢が経済的な安定性につながっている点も無視できない要因だろうと議論されています。(今回の研究では経済的な要因は調査されていません)
この視点から考えると、社会的に年上男性と年下女性のカップルが成立しやすいのは、男性側の幸福感の高さと、女性側の求める満足感が一致しやすいためと捉えることもできるでしょう。
こうした結果から見えてくるのは、私たちの恋愛観や幸福感が、社会的なステレオタイプや役割意識に少なからず影響を受けているという事実です。
相手のことを好きかどうかはもちろん重要ですが、男性にとっては関係の満足度に社会的な役割や立場はどうしても影響してしまうようです。
全ての画像を見る参考文献Older women dating younger men report higher sexual satisfaction, study findsOlder women dating younger men report higher sexual satisfaction, study findshttps://www.psypost.org/older-women-dating-younger-men-report-higher-sexual-satisfaction-study-finds/元論文The relationsh...
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...more ら、ダイヤモンド半導体の実用化・産業化に向けては、依然として多くの技術的課題が存在している。特に、高品質な単結晶ダイヤモンド基板の製造コスト、結晶成長やドーピング制御、接合形成・加工技術、さらには量産体制の確立などが大きなハードルとされている。また、既存のSiCやGaNとの性能・コスト面での競合関係や市場浸透の可能性を見極めるためには、より精緻な市場分析が求められる。その一方で、国内外のスタートアップ企業や大学・研究機関による技術革新が進展しており、EVの普及や次世代電力網の構築といったマクロトレンドも相まって、2030年代にはダイヤモンド半導体の本格的な市場立ち上がりと需要拡大が加速する可能性が高い。◆本調査レポートは、ダイヤモンド半導体に関する技術動向・市場予測・参入企業の戦略・応用分野別のニーズ分析などを総合的に捉え、今後の市場成長ポテンシャルおよび実用化に向けた展望を明らかにすることを目的としている。加えて、国内外における研究開発の進展状況や政策支援の動きも取り上げ、今後の業界プレイヤーにとってのビジネスチャンスやリスクを明示することで、戦略立案や投資判断に役立つ実践的なインサイトを提供する。また、巻末には、国内外主要企業13社の技術開発の状況や製品戦略などの概要をまとめており、競合分析やパートナー選定の参考資料として活用できる内容となっている。【調査要覧】<主な掲載企業>Orbray、イーディーピー、Mipox、大熊ダイヤモンドデバイス、Power Diamond Systems、ジェイテックコーポレーション、住友電気工業、ダイヤモンドセミコンダクター、Advent Diamond、Element Six、Diamond Quanta、DIAMFAB、Great Lakes Crystal Technologies【調査実査日】2025年4月~2025年5月<資料名>2025年 ダイヤモンド半導体市場の将来展望―研究開発の最前線と商業化への道筋―URL:https://www.tpc-osaka.com/c/chemical/mr410250661発刊日:2025年6月6日 頒価:108,900円(税込)【会社概要】会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社設立:1991年8月所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/ISO27001認証書番号:IS598110【本件に関するお問い合わせ】電話番号:06-6538-5358メールアドレス:webmarke@tpc-osaka.com配信元企業:TPCマーケティングリサーチ株式会社プレスリリース詳細へドリームニューストップへ