今月19日に紅海を航行中だった日本企業が運航する貨物船を乗っ取ったイエメンの反政府勢力フーシ派のアベド・トール報道官が30日、NHKの取材に応じ「数日以内に貨物船の乗組員を解放する可能性がある」と明らかにしました。一方で「貨物船解放のため日本側と間接的に交渉を行っているが、今のところ解放の見通しはない」と述べ、貨物船はイスラエルの船であるとして、船の引き渡しには現時点で応じられないと主張しました。
アメリカ軍は、中東イエメン沖のアデン湾で商船が武装勢力に乗っ取られた事件で、ミサイル駆逐艦が解放にあたったあとイエメンの反政府勢力フーシ派の支配地域から現場周辺に向けて弾道ミサイル2発が発射されたことを明らかにしました。軍がフーシ派との関係について分析しています。