対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米新興企業のオープンAIは29日、提携する米マイクロソフト(MS)が投票権を持たないオブザーバーとして取締役会に参加すると発表した。サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)の解任と復帰を巡る混乱を受け、企業統治の改善に取り組むとしている。
OpenAIは11月30日、サム・アルトマン氏のCEO、ミラ・ムラティ氏のCTO、グレッグ・ブロックマン氏の社長復帰、および新取締役会の発足を正式にアナウンスした。
チャットAIのChatGPTなどを開発するAI開発企業のOpenAIは、2023年11月17日に突如サム・アルトマンCEOの退任および退社を発表しました。突然のアルトマン氏の退任に対し、OpenAIの従業員の9割が「サム・アルトマン復帰と取締役全員の辞任」を要求するなど大騒動になっていたのですが、ついにアルトマン氏のCEO復帰が発表されています。
OpenAIの共同創業者であるSam Altman(サム・アルトマン)が解雇された後に発生した最近の権力闘争は、少なくとも一時的には解決に至りました。Altmanは現在復帰しており、彼の解雇につながった懸念事項に対する調査を受けています。
アルトマン氏の最高経営責任者(CEO)復帰とともに刷新されたOpenAIの取締役会が、白人男性だけで構成されているとの批判が集中。新たに元Googleの黒人女性研究者を取締役候補に挙げるも、当の本人に拒否されたようで……。