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シュローダー、初の「ネイチャー・レポート」を発表。TNFDに沿い自然リスクを分析 - 06月19日(木)16:29  HEDGE GUIDE

アクティブ運用のグローバルリーダーであるシュローダーは、6月19日、初の「ネイチャー・レポート」を発表した。本レポートは、2023年に公表されたTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の提言に沿ったものだ。TNFDは2021年に発足後、G7やG20などから世界的な支持を得ており、シュローダーは金融サービス業界の先駆けとして、いち早くこの情報開示を行った。 レポートの分析には、同社が開発した独自ツール「NatCapEx」が活用されている。このツールは、同社の旗艦モデル「SustainEx」を基盤としており、9,000社以上の上場企業を対象に、自然に焦点を当てたTNFD準拠の分析を支援するものだ。 レポートによると、シュローダーの投資ポートフォリオは、二酸化炭素排出、水利用、陸上生態系利用を通じて自然に影響を与えており、特に水関連の生態系サービスへの依存度が最も高いことがわかった。また、マクロ経済の視点からは、自然環境の劣化がもたらすリスクの大きさを指摘。世界銀行の推計として、受粉、漁業、林業の3つの生態系サービスが部分的に崩壊するだけで、世界経済は毎年GDPの2.3%を失う可能性があると言及した。一方で、ネイチャーポジティブな慣行への転換は、毎年10兆1,000億米ドルのビジネス機会をもたらす可能性があるとしている。 投資先企業への働きかけも強化している。2024年にはエンゲー...more
カテゴリー:経済

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